脳と身体の教科書

目次

2010/01/29
目次
 1.はじめに
 2.身体が動く仕組み
(1)筋肉の働き
(2)手を移動させる筋肉
(3)指が独立に動かない理由
(4)指を速く動かす脳の仕組み
(5)耳と指は脳でつながる
 3.「力み」を正しく理解する
(1)力みとは何か?
(2)筋肉の疲労
(3)何が力みを引き起こすのか?
(4)エコ・プレイ:力まずに弾くスキル(1)
(5)エコ・プレイ:力まずに弾くスキル(2)
 4.ピアノ演奏による身体の故障
(1)ピアニストの故障の実態について
(2)故障発症を引き起こす要因は?
 5.練習の生理学
(1)脳や筋肉がどのように変化するか?
(2)早期教育の効果
(3)練習の科学
 6.「良い耳」の仕組み
(1)音が「聴こえる」まで
(2)良い耳=良い脳
 7.音色を変えるスキル
 8.ミスを引き起こす脳
(1)動きがバラつく理由
(2)記憶が乱される
 9.正確に弾くスキルと練習量
10.おわりに
注意:連載の進行に応じて、内容が変更する可能性があります。

古屋 晋一(ふるや しんいち)
上智大学 音楽医科学研究センター(MuSIC)センター長,ハノーファー音楽演劇大学 客員教授.大阪大学基礎工学部を卒業後,同大学大学院医学系研究科にて博士(医学)を取得.ミネソタ大学 神経科学部,ハノーファー音楽演劇大学 音楽生理学・音楽家医学研究所にて勤務した後,2014年度より現職.アレクサンダー・フォン・フンボルト財団研究員,日本学術振興会特別研究員PDおよび海外特別研究員などを歴任.音楽家の脳と身体の研究分野を牽引し,マックスプランク研究所(ドイツ)やマギル大学(カナダ),ロンドン大学(イギリス)をはじめとする欧米諸国の教育・研究機関における招待講演や,国際ジストニア学会や国際音楽知覚認知学会,Neurosciences and Musicといった国際学会におけるシンポジウムのオーガナイズを多数行う.また,ヨーロッパピアノ指導者協会(EPTA)をはじめとする国内外の音楽教育機関において,演奏に結びついた脳身体運動科学の講義・指導を行う.学術上の主な受賞歴に,ドイツ研究振興会(DFG)ハイゼンベルグ・フェローシップ,大阪大学共通教育賞など.主なピアノ演奏歴として,日本クラシック音楽コンクール全国大会入選,神戸国際音楽コンクール入賞,ブロッホ音楽祭出演(アメリカ),東京,大阪,神戸,奈良でのソロリサイタルやレクチャーコンサートなど.主な著書に,ピアニストの脳を科学する,ピアニストならだれでも知っておきたい「からだ」のこと.ランランとのイベント,ビートたけし氏との対談,NHKハートネットTVへの出演など,研究成果を社会に還元するアウトリーチ活動にも力を入れている.東京大学,京都市立芸術大学,東京音楽大学にて非常勤講師を併任.アンドーヴァー・エデュケーターズ公認教師.www.neuropiano.net
【GoogleAdsense】