パリ発ショパンを廻る音楽散歩

10.ペール・ラシェーズ墓地/二月革命

2008/10/01
ペール・ラシェーズ墓地二月革命
クリックで大きい地図(別窓) ペール・ラシェーズ墓地
ペール・ラシェーズ墓地
Cimetiere du Pere-Lachaise
12, place Vendome
75020 Paris
地下鉄 : 2・3号線 Pere-Lachaise ペール・ラシェーズ下車
臨終の床のショパン
臨終のショパン
テオフィル・クフィアトコフスキによる水彩・鉛筆画(1849年10月17日)

周囲の必死の看病にもかかわらず、ショパンの病状は日毎に悪化し、遂に10月17日の午前2時に息を引き取ります。ショパンの遺体は2日後に心臓を取り出す為に解剖され、遺言通りにワルシャワの聖十字架教会に安置されました。葬儀は10月30日にマドレーヌ寺院で行われ、パリの楽壇と文壇を代表する大勢の人々が参列し、遺体はペール・ラシェーズ墓地に葬られます。一周忌にはサンドの娘の夫である、彫刻家のクレサンジェによる「嘆きの天使」と題された記念碑がショパンのお墓の上に建てられました。

マドレーヌ寺院
マドレーヌ寺院 La Madeleine
Pl. de la Madeleine
75008 Paris
地下鉄 : 8・12・14号線Madeleine マドレーヌ下車
TEL +33 (0)142 65 52 17
9時から19時まで
52本のコリント式円柱が四方を囲む、古代ギリシャ風の外観を持つカトリック教会。ブルボン王朝末期の1764年、ルイ15世の時代に着工されたが、フランス革命により一時休止。1806年にナポレオンによって再び着工され、1842年に聖女、マグダラのマリアを祭るキリスト教寺院として完成された。1849年10月30日にショパンの葬儀が執り行われ、モーツァルトのレクイエム、ショパンの前奏曲や葬送行進曲が演奏されて3千人以上の葬列者が出席した。専属オルガニストを務めたガブリエル・フォーレ(1845-1924)が、1888年1月、その代表作となる『レクイエム』の初演を行ったことでも有名。寺院の東側には花市が立つ。
マドレーヌ寺院
マドレーヌ寺院
マドレーヌ寺院内部のオルガン
1849年に設置され、1923年に修復。ショパンの葬儀に際して、このオルガンでホ短調とロ短調の前奏曲が演奏された。

ペール・ラシェーズ墓地
ペール・ラシェーズ墓地
Cimetiere du Pere-Lachaise
75020 Paris
http://www.pere-lachaise.com
地下鉄 : 2・3号線 Pere-Lachaise ペール・ラシェーズ、2号線フィリップ・オーギュスト、3号線ガンベッタ下車
入場時間:3月16日から11月5日まで8時から17時45分
      11月6日から3月15日まで8時から17時15分
土曜は8時半、日曜・祝日は9時から
ペール・ラシェーズ駅からBd de Menilmontant出口を上がるとすぐ目の前。 正面入り口は墓地に向かってBoulevard de Menilmontant沿いにさらに左手に下ったところ。ショパンをはじめ、フランスの芸術文化や歴史に貢献した人物が埋葬されているパリ市内最大規模の墓地。石畳の道は歩きにくいのでヒールは避けて。
ショパンの墓
ショパンの墓
ロッシーニ(1792?1868):ショパンも知遇を得ていた当時の代表的オペラ作家。
ロッシーニ(1792?1868):ショパンも知遇を得ていた当時の代表的オペラ作家
ドラクロワ(1798?1863):ショパンが生涯の友情を結んだロマン派を代表する画家。
ドラクロワ(1798?1863):ショパンが生涯の友情を結んだロマン派を代表する画家
ベッリーニ(1801?1835):ショパンが深く傾倒し、賞賛して止まなかった19世紀前半を代表するオペラ作家。ベッリーニ(1801?1835):ショパンが深く傾倒し,賞賛して止まなかった19世紀前半を代表するオペラ作家. ケルビーニ(1760? 1842):自身がイタリア人でありながら、フランス人でないことを理由にリストの入学を拒否したパリ音楽院長。ショパンは彼の執筆した対位法とフーガの教則本を手本にしていた。
ケルビーニ(1760?1842):自身がイタリア人でありながら,フランス人でないことを理由にリストの入学を拒否したパリ音楽院長.ショパンは彼の執筆した対位法とフーガの教則本を手本にしていた.
→イグナツ・プレイエル(1757?1831):ショパンが愛用していたプレイエル・ピアノ工房の創始者
イグナツ・プレイエル(1757?1831):ショパンが愛用していたプレイエル・ピアノ工房の創始者

中野真帆子
なかのまほこ◎4歳よりピアノを始め、10歳の時、NHK教育TV「ピアノのおけいこ」にレギュラー出演。ウィーン国立音楽芸術大学を経て、パリ・エコールノルマル音楽院コンサーティストを審査員全員一致で修了後、カナダ・バンフセンターにて研鑽を積む。ロヴェーレ・ドーロ国際音楽コンクール優勝をはじめ、アルベール・ルーセルピアノ国際音楽コンクール第4位、及びルーセル賞、マスタープレイヤーズ国際音楽コンクールピアノ部門第1位など、ヨーロッパ各地のコンクール入賞を機に、ソリスト・室内楽奏者としてアジア・カナダ・ヨーロッパの音楽祭に参加。帰国後はフェリス女学院大学音楽学部で後進の指導にあたる傍ら、国内外での演奏、各種コンクールの審査員、TV・ラジオへのメディア出演、音楽雑誌への執筆・翻訳など、多方面で活躍し、2016年秋に国連帰属の世界公益同盟より日本人として初めてのメダル受章。著書に『ショパンを廻るパリ散歩』(2009)、翻訳書に『パリのヴィルトゥオーゾたち』(2004)、『ショパンについての覚え書き』(2006)、録音にキングインターナショナルより『LIVE』(2015)、『ロマンチック・タイム』(2016)。◆ Webサイト
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