春になりました！桜が美しくて、暖かくなって東京中がいきなり綺麗に見えます。春って良いですね。

でも・・こんなに美しい春のある日、大変な事が起こりました。
先日、私は夜遅くにある村を車で走っていたのですが、交差点の上で車同士で衝突しました。車にぶつけた後、その勢いで交差点の角にあったコンクリートの壁に激突してしまい、私は無事でしたが、妻が救急車で病院に運ばれて（もう大丈夫ですが）、相手の人は怪我をして、僕の車は廃車になりました！事故についてあまり詳しく書きたくないですが、事故のショックはやっぱりすごいです。一瞬で人生が１８０度変わる・・又は人生を失う可能性もあることをはじめて経験しました。

外で散歩をして桜を見たり、ピアノの鍵盤に触れてピアノの美しい音色を聴くことが出来るのは、なんて幸せな事なのでしょう。感謝の気持ちでいっぱいです！
事故後にはショックや恐れや相手の方への気持ちなど色々な気持ちがあって、なかなか整理が出来なくて・・しばらく頭がボーとしていました。でも、そんな時でもピアノを弾くと心が音楽に救われていると感じます。少し前、大切な存在を失った時も音楽に助けられましたが、音楽は心のお薬のような効果がありますね。

かつて、ご家族を立て続けに亡くされた生徒さんがいらっしゃいました。その時の言葉が今でも心に残っています。毅然とした口調でこうおっしゃいました。「私には音楽があるから生きて行けます。」

人間にこれ程の強さを与えてくれる音楽。
これから１日１日をもっと大切に・・１音１音にもっと感謝するように生きたいと思います！

それでは。

ルイ・レーリンク

J.S.バッハ（コルトー編曲）のf-mollの協奏曲からの第２楽章「Arioso」を録音しました。
本当に美しくて、スピリチュアルな感じがする曲です。僕が大好きです。