会員・会友レポート

レッスンが待ち遠しくなる指導法 その2/添田みつえ先生

2012/02/10
レッスンが待ち遠しくなる指導法 その2

前回は指を沢山動かして脳を活性化させる方法をご紹介致しました。今回は、それに基本テクニックを取り入れてみました。

指をピアノの鍵盤の上で楽譜通りに動かそうとすると、音符に気をとられてしまい、手の形がめちゃくちゃというパターンはよく見受けられますね。

そこで机の上で指の基本テクニックをつけるということを考えてみました。すると指だけに集中できるのでいろいろなことができるのです。

私は遊びながらいろいろなタッチを学ばせています。
「シマウマを追いかけるライオン」や「宇宙から来た生き物」など指を使って表現します。

その中で子ども達に一番人気のある指遊びの1つに
足踏み→fで前進!→pで戻る! があります。

まず、2と3の指を使って(指を足と呼びます)足踏みをします。足踏み始め!のかけ声で1・2・1・2と2本の指を動かします。
次にfで前進!fで前進!という声に合わせてテーブルのセンターに力強く前進します。

お母さんも仲間に入ってくれるととても迫力があります。3人の指がセンターでふれたら今度はpで戻る!pで戻るの声に合わせて戻ります。

pで戻る!pで戻る!の時は軽い足取りで戻るのが良いでしょう。
何度かくりかえして次の指にチェンジします。

3・4、4・5、2・4など2本足の行進ができたら今度は 1・24・5 の組み合わせによる4本足の行進です。

そして「これができたたピアニスト!」は1番難しい2・4と1・3・5の組み合わせです。

1・2、1・2の掛け声に合わせ 2・4
1・3・5 の足踏みをした後、fで前進!fで前進!でテーブルのセンターに進みます。

ここでたいていのお母さんはギブアップ。
子供達は大喜びです。
毎日練習をすると あら不思議。
ピアノを弾く時の手の形がとても良くなりました。

皆さんもぜひ試してみて下さいね。

添田みつえ先生プロフィール

社団法人全日本ピアノ指導者協会(ピティナ)正会員、経堂メロディーステーション代表、コンペティション審査員(決勝大会含む)、ステップアドバイザー。国立音楽大学卒業。これまでにピティナ指導者賞を24回受賞し、多数の生徒を全国決勝大会に輩出。「わが子のように」を指導モットーとし、特に導入期の指導には抜群の実績を誇る。

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ピティナ編集部
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