会員・会友レポート

レッスンが待ち遠しくなる指導法 その3/添田みつえ先生

2012/02/17
レッスンが待ち遠しくなる指導法 その3

スラスラと暗譜をしてピアノを弾いている子供達に譜面を閉じて質問をしてみましょう。
「この曲は何調かな?」
「この曲は何拍子?」

実はきちんと答えられる子がとても少ないのです。
指導者が絶対にわかってる!と信じていることが実際は何もわかっていないということは、とても多く見受けられます。

とても音楽的に弾けているのに実は音符が何も読めていない!
なんてこともごく普通にあるのです。
でもそれでは新しい曲に取り組む時、難しい曲になるほど譜読みがとても苦しくなってしまいますね。

そこで今回は確実に譜読みができる方法をご紹介します。
まず、新しい曲を宿題に出すときに初めの1小節を脳が完全に記憶する迄じっと楽譜とにらめっこさせます。

はじめの1小節には実にいろいろなことが書いてありますね。
まず なのか、両方とも なのかを見ます。

それから #♭ の調号がどこにいくつついているのかをしっかりと覚えます。

それから何拍子なのかを記憶します。

主和音を 雪だるまに見立ててその曲のはじめの音がどこからはじまりどの方向に向かっているのかを覚えます。

音符の種類を記憶します。
16分音符 16分音符は4つごとにまとまっていることが多いですね。

それは4つで (四分音符) になるからなのですが、このこともお話してあげるといいかもしれません。

子供達が覚えた!と思っても実際記憶したものをノートに書かせてみると意外に変なことを書いてしまいます。

でもだんだん慣れてくるとかなり短時間で正確に記憶できるようになります。(強弱やスラーなども書けるようになるのです。)

ピアノの練習の前にたった1小節でいいですので、頭で覚えてノートに書くという習慣をつけるといいでしょう。

子供達が初めの1小節を正しくかけたら、ピアノの前に座らせて今、覚えたものを弾いてもらいます。
脳で覚えたものはかなりの確率で正しく弾けるはずなのです。

そしてそのくりかえしで音符に対する反応がかなり高速になっていくのです。だんだんと覚える小節を増やしていきましょう。

譜読みが速くなるとピアノがどんどん楽しくなること間違いなし!です。今日から1小節をノートに書く習慣をつけて下さいね。

弾けるものは全てスラスラと全部書けるようになったらパーフェクトです!!

添田みつえ先生プロフィール

社団法人全日本ピアノ指導者協会(ピティナ)正会員、経堂メロディーステーション代表、コンペティション審査員(決勝大会含む)、ステップアドバイザー。国立音楽大学卒業。これまでにピティナ指導者賞を24回受賞し、多数の生徒を全国決勝大会に輩出。「わが子のように」を指導モットーとし、特に導入期の指導には抜群の実績を誇る。

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ピティナ編集部
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