「指導者の祭典」ピティナ指導セミナー

2022/01/13 執筆:専務理事 福田成康

「指導者の祭典」ピティナ指導セミナーの開催意義は講師から学ぶのみならず、全国のピアノ指導者が集い、勇気と活力を得ることだと思っています。全国のピアノ指導者が「集まって良かった」と感じて頂けることを目指しています。

今年の会場は「としま区民センター」です。こちらは大型のスクリーンなどを備えた最新の会場ですので快適に受講できるのはもちろん、池袋の中心地というロケーションも魅力的です。二日とも90分間のランチタイムを設定しましたので、各々で近隣のレストラン等を利用していただくことになります。

もちろん講師の先生方も素晴らしく、それぞれの見どころを詳しく書きたいところですが、文字数が超過しますので、まずはウェブページをご覧ください。

オンラインでも受講できますが、3年ぶりの「集まれる」指導セミナーですので、状況次第ではぜひ現地へご来場頂きたいです。必ずご満足いただけると思います。

2022/2/22 22:22:22 猫の日コンサート

2022/01/06 執筆:専務理事 福田成康

今年の2月22日の夜に、デジタル時計なら2022/2/22 22:22:22と2が12個並ぶ瞬間があります。
「それが何?」かもしれませんが、生きている間にそんな瞬間に立ち会えることをなんとなく嬉しく思います。

また、2月22日は日本の「猫の日」でもあるそうです。

ピティナでは「ぴてぃにゃん」が大活躍中ということもあり、この日に向けて、皆様に猫にまつわる演奏、写真、動画、曲、イラストなど募集します。当日はYouTubeライブでトーク・コンサートを実施ことにしました。

一見バカバカしいと思われるかもしれませんが、意味がないような出来事から盛り上がれること自体が幸せですし、多くの方が幸せを共有できる瞬間が生まれるなら、まさしく「文化」と言えるのではないかなとも思います。

どうぞ皆様、ぴてぃにゃんのいるピティナのYouTubeチャンネルに集まり、つながりませんか?

新年のご挨拶

2022/01/01 執筆:専務理事 福田成康

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明けましておめでとうございます。
「人生100年」と言われる時代になりました。

これまでは大学を卒業するまでに蓄えたスキルとアイデンティティで65才くらいまで働き、その後は「余生」というのが一般的でした。人生100年時代はおそらく異なります。

生活に困らないだけのお金があるとしても、35年は「余り」と呼ぶには長すぎます。そして、定年とされる年齢を過ぎても現役で仕事を続けたい方は多いと思います。

独立自営のピアノ指導者に定年はありませんが、生徒さんが集まる教室であり続けるには、先生が時代に合った指導内容を学び続け、感性を保つことが必要です。

お正月は1年で最も「目標を立てたくなる日」だと思います。3日坊主になることを恐れず、「今年は新たに〇〇をする」と心に決めても良いですし、「やらないこと」を一つ決めるだけでもアップデートされます。

本年も皆様とともに前進いたします。どうぞよろしくお願いします。

オンラインでコンペ課題曲説明会

2021/12/23 執筆:専務理事 福田成康

来年3月1日、2日のコンペ課題曲説明会は今年と同じくオンラインで実施します。全国の指導者が東京都心のホールに集まる華やかなコンペ開幕式も捨てがたいのですが、自宅で楽譜を開きながらじっくり勉強できるのも大きなメリットです。

現実的には、ランチタイムで大勢が密になることは避けねばなりません。いっぽうで2021年度は1,000人以上が一斉受講できた実績もありますので、引き続きオンライン開催と判断しました。

課題曲の活用範囲は、一昔前よりぐっと広がりました。コンペに出場せずとも課題曲チャレンジが活用できます。予選通過ならずとも準本選という受け皿がありますので、本選の曲にもしっかり取り組めます。

コンペは「指導者の定期試験」でもあります。自分磨きの機会として、課題曲説明会にご参加頂きたいと思います。ピアニスト達がシンプルな曲をどう解釈してどう弾くのか。演奏を視聴する楽しみもあります。

一流の方々に触れ続ける

2021/12/17 執筆:専務理事 福田成康

ピアノの先生の困りごとは生徒募集のやりかた、生徒さんの練習への動機付け、発表会向けの曲探し、コンクール参加の誘いかた、保護者の方とのコミュニケーションなど、人それぞれだと思います。

来年度の音楽総合力UPワークショップでは、音楽学者、作曲家、指揮者、ピアニスト、マリンバ奏者、振付家・ダンサーなど各分野で一流の方々の話が聞けますが、日々の課題の解決には直結しないかもしれません。

それでも2010年から始まったシリーズが10年以上継続しているのは、一流の方々に触れ続けることで、自分がもつ「スタンダード」が自然にアップグレードされるからではないでしょうか。

学んだことが「今日のレッスン」にどう活きているかは言語化できずとも、冒頭にあげたような問題が自然に解消したように思えるほど、軽々と乗り越えられるようになるかもしれません。

ぜひご参加をお待ちしています。

ニーズに合わせた作曲

2021/12/09 執筆:専務理事 福田成康

上手に質問されると、心の奥底にある言語化されていなかった考えが自分の口から次々出てきて驚くことがあります。著作権は一般的に著作物を発した人のものですが、実際の創作物は、創作過程で生じたコミュニケーション相手との共作だと感じることがあります

クラシック音楽業界では、数百年前の異国人が作った作品を演奏することが多いですが、作曲家は現代日本にも大勢いらっしゃいます。

ピアニストがアンコールに弾く聴き映えのする曲、発表会の最後に皆で演奏するアンサンブル曲など演奏者側のニーズを的確に伝えることができたら、作曲家自身が思いもよらない曲が作れることもあるはずです。

本日のトップニュースには「新しい曲の作曲依頼=委嘱の受付可能」というピティナ会員の作曲家一覧を掲載しました。委嘱料に定価はありませんし、作曲家のウェブサイトで募集案内が掲載されることも多くはありません。どうぞこの情報をご活用ください。

専門でも趣味でもピアノコンクール参加

2021/12/02 執筆:専務理事 福田成康

「趣味でピアノを弾く」という表現があります。「プロとして(お客さんのために)ピアノを弾く」が概ね対義語と言えるかもしれません。

ピティナ特級には、プロの方も参加します。サントリーホールでのファイナルのチケット料金は通常の演奏会なみですし、10万人単位のオンライン聴衆が集まります。参加者たちの多くも「ピアノを弾くことは趣味」とは考えていないと思います。

また、Jr.G級・G級・Pre特級の参加者の多くは学生ですが、将来、特級への参加も視野に入れる方々ですから専門家≒プロ予備群向けの級と言えます。

いっぽうのグランミューズ部門は、他分野の専門を持っている方でも参加しやすいように設計されています。このたび専門家向けのコンペ級とグランミューズ部門の参加要項を公開しました。来年度に向けて、じっくり参加計画を練って頂ければと思います。

3つの入賞者コンサート

2021/11/25 執筆:専務理事 福田成康

ショパン国際コンクールやピティナ特級を通じて、コンクールを視聴する習慣が広がってきました。

コンクールでの血気溢れる演奏には確かに心を動かされます。一方で同じピアニストによるコンサートでの選曲と演奏もまた、気になるのではないでしょうか。

YouTubeなどを通じてピアノ演奏を聴く人が増えたことに応え、今年度から入賞者記念コンサートを3種類に増やします。

従来どおり2月のHakuju Hallでグランミューズ部門、A1級から特級と連弾は3月、第一生命ホールです。そして新たに2月のサントリーホールのブルーローズで特級ファイナリスト達のコンサートを行います。

どの演奏もYouTubeライブまたはアーカイブで視聴できます。なおオンラインを重視してはいますが、生演奏の体験は別物です。ホールでの響きを感じたい方はぜひチケットをお求めください。

アンサンブルパークを一緒に作りましょう

2021/11/18 執筆:専務理事 福田成康

コロナは人と人の距離を広げた側面があります。様々な出演スタイルが楽しめるピティナ・ピアノステップでは無観客のソロ演奏が中心となり、阿吽の呼吸で共演するアンサンブルは控えることになりました。必然的に昨年度の「アンサンブルパーク」は中止しましたが、状況が落ち着いてきたいま、来年2月24日(木)に2年ぶりの実施を計画しています。

チェリストの谷口賢記先生や江本純子先生による室内楽の導入事例紹介に加え、ピティナ会員の中から発表者を募って発表し合います。また、日々のレッスンや発表会などでのアンサンブル動画のYouTube投稿も募集します。

まさに「みんなで作る」イベントです。

アンサンブルパークでは、ステージ上で複数の人が共演することだけでなく、人と人が協力することをすべて「アンサンブル」と呼んでいます。ご参加を通じて大きなアンサンブルへ加わってみませんか。

ピティナ・レーベル始動

2021/11/11 執筆:専務理事 福田成康

音楽の聴き方は、生演奏→録音→オンラインと時代を経るごとに広がっています。

ピティナがコンクールなどで収録した演奏は、主にYouTube経由で皆様に視聴されていますが、SpotifyやAmazon Musicなど近年盛り上がっている「サブスク」にも展開したいと考えてきました。

サブスク各社では、基本的にはCDなどでアルバムにパッケージされていたものをコンテンツとしています。そこでPTNA Recordingsというピティナのレーベルを立ち上げました。ピティナ・レーベルで聴ける演奏はYouTubeと同じですが、音質は向上させています。

ピティナ・レーベルの音源が音楽プロデューサーの耳に留まれば、メジャーレーベルからデビューといったことにもつながるかもしれません。

皆様がサブスクの音楽チャンネルをお聴きになるときには、近年の特級ファイナリストの名前などをぜひ検索してみてください。アルバム名とともに表示されることと思います。

「Lesson Check Up」を全ての指導者に

2021/11/04 執筆:専務理事 福田成康

「実るほど頭(こうべ)を垂れる稲穂かな」は実力・実績のある人ほど謙虚であるという意味のことわざです。

謙虚さとは「自分は大したことはない」と卑下することではなく、時に他人に頭を下げて教えを請うような態度だと思います。

個人宅で教えているピアノ指導者は、今まで自分のレッスンを他人にチェックしてもらうことは困難でした。コロナをきっかけにレッスン室での動画を収録する習慣が広がりましたので、それを第三者が見てコメントをもらえる仕組みを作りました。名付けて「Lesson Check Up」です。

できればすべてのピアノ指導者に、健康診断を受けるように、年に1回は「Lesson Check Up」を受けて頂きたいと思っています。

個人事業主にも福利厚生を

2021/10/28 執筆:専務理事 福田成康

企業に勤めている人には健康保険の他、雇用保険や労災保険など世界に冠たる社会保険が付き、会社によっては独自の手厚い福利厚生や研修も施されますが、ピアノ教室を開業する個人事業主には、それらがありません。

ピティナでは17,000人もの会員が集まったからこそできる、会員一人ひとりの安心や教室の発展につながる施策を重ねています。日々新しいサービスを開発していますので徹底活用して頂けるよう、その全貌をトップニュースで紹介することにしました。

ウェブページでは約20種類ある会員特典を分類して分かりやすく表示しました。無料あるいは割安で受けることができる内容を一覧できます。

使っている方からは感謝の声が届いているものばかりですので、これを機会に徹底活用して頂けましたら幸いです。

毎月新規コンテンツのeラーニング

2021/10/27 執筆:専務理事 福田成康

デジタル革命の真っただ中にあって、ピアノ指導者の学び方が変わりつつあります。全国各地で行われるようになったセミナーに加え、特にコロナ後は動画から学んでいる方も多いと思います。

ピティナeラーニングにはピアノ指導者向けの有料セミナーやレッスン等のコンテンツがあり、年6,600円で加入すれば、約700種類が見放題です。セミナーの参加料は3,000円程度が多いですから、eラーニングで年2?3コンテンツ見れば「元が取れる」計算です。

お金よりも時間が確保し難いという方には、無料アプリ「AudioTime」と連携したバックグランド・オフライン再生がお勧めです。音楽のセミナーは音だけ聴いてもかなり分かりますので、ぜひお試しになって頂きたいです。

新規コンテンツは毎月アップロードされ続け、年間200コンテンツになります。「今月の新規コンテンツは何かな」と待ち構えて頂ければ幸いです。

「ショパンの日」オンライン配信します

2021/10/14 執筆:専務理事 福田成康

第18回ショパン国際ピアノコンクールの3次予選に日本人5名が進出しています。

実感されている方も多いと思いますが、コンクールでは音楽鑑賞に「応援」の要素が加わります。一番人気の「ショパンコンクール」はピアノ音楽が最も盛り上がるイベントで、予選結果が出る度に新聞報道されますし、SNSなどにも大勢の方々が集まります。

この週末の日曜、10月17日はショパンの命日で、審査はお休みです。ピティナではこの日を「ショパンの日」と称してオンラインイベントを実施します。

午前中はピアノ曲事典オーディション入選演奏の一部をプレミア配信。午後のライブ配信前半は現地と国内レポーターの対談で決勝の見どころなどをお伝え。ライブ後半は以前の回のファイナリストや研究者をお招きし、コンクールの文化的な意義について考える時間になりそうです。

ファイナル・ステージをより深く楽しむためにも「ショパンの日」の番組を視聴されてはいかがでしょうか。

進化し続けるピティナ・ピアノステップ

2021/10/07 執筆:専務理事 福田成康

ピティナ・ピアノステップは戸沢睦子先生の提案により1997年に創設されました。戸沢先生はその後24年間、運営委員長として会員一人ひとりと膝を交えて会話し、賛同者を集められました。

多くの会員からの意見をもとにステップは進化し続けてきました。運営母体としてステーションが作られ、ピアノ指導者が集い学ぶ場所にもなったことは、当初は思いもよらなかった大きな変化です。

2021年6月のピティナ総会で、ステップ運営委員長は金子彩子先生に引き継がれました。初代委員長の戸沢先生にはこれまでの功績により、文部科学省から社会教育功労者として表彰されることが決まり、ステップにとって特別な節目の年となりました。

トップニュースではこれまでを振り返るとともに、現在進めている取り組みの紹介を通じてステップの今後を展望します。日本のピアノ教育史の1ページとして、ピアノ教育に関わる方にぜひお読み頂きたいと思います。

茂木健一郎さんを招いたシンポジウム

2021/09/30 執筆:専務理事 福田成康

現代日本では、スイッチを押せば電気が付き、蛇口を回せば水が出ます。それらの社会インフラが奪われる事態は、多くの方が耐え難いと感じるはずです。
いっぽう、音楽が無いことで即時生命にかかわるようなことはおきにくいので、災害時などには対策が後回しにされがちです。

コロナ禍においても、芸術・スポーツは「不要不急」という言葉とともに後回しにされがちでした。この状況が長期化するにつれ、ライブ音楽業界は広く社会に音楽の必要性を訴えかけることに目覚めたように思います。

そのためには、音楽業界外の方々の理解を求めることが効果的だと考えています。この度、脳科学者の茂木健一郎さんを招いて、音楽業界の人たちとの特別対談を組むことにしました。実会場とオンラインでご参加できます。

この機会に音楽をする意味を再認識してみるのはいかがでしょうか。音楽・ピアノ指導に携わることへの誇りを高めるに違いありません。

ショパン国際コンクールのレポート予告

2021/09/22 

スポーツ業界では、オリンピックやワールドカップの度に各競技で「にわか」が生まれます。揶揄するニュアンスがある言葉ですが大事な存在です。そして、にわか→ファン→マニアへと探求しがいのある競技が、懐が深く多くの人が楽しめるのだと思います。

世界に300以上の国際コンクールがある中、ワールドカップに相当するものといえば、5年に1回開催されるショパン国際ピアノコンクールがその筆頭でしょう。

ピティナでは2000年から、ポーランドにレポーターを派遣してそのレポートを継続してきました。今回は現地の飯田有抄さんと、ピティナ本部の加藤哲礼が連携してレポートする豪華版です。

9/22(水)の日本経済新聞夕刊にもショパン・コンクールの記事が掲載されるなど、次第に情報が増えてきました。マスメディアはもちろん、一人でも多くの方がSNSなどでショパンコンクールを話題とし、まずは「にわか」ファンが増えて欲しいと願っています。

地域の自治体の協力を得る

2021/09/16 執筆:専務理事 福田成康

ピティナは1966年の創業以来、東京都豊島区巣鴨で事業を営んできましたが、初めてその豊島区の協力を得ることになりました。

地域の議員は住民や事業者の話を聞いて役所との間をつなぎ、アドバイスもくれます。しかし議員はお店を出している訳ではありません。関わる機会がないまま55年を過ごしてきました。

それが、このたびは地元の知り合いから豊島区議会議員をご紹介頂き、相談する機会を得た結果、サンシャインシティとのコラボコンサートが実現しました。力の入ったウェブページと予告動画をぜひご覧ください。

ピティナには全国600以上の支部・ステーションがありますし、会員の先生お一人からでも、地域の議員の方に相談することで、有益な情報やサービスを紹介して頂けることがあるかもしれません。

我々ピアノ教育関係者のそれぞれが、地方自治体に積極的に働きかけていければと思っています。

準本選の結果発表

2021/09/09 執筆:専務理事 福田成康

オリンピックについて「参加することに意義がある」と言われるのは、勝利に向けて最善の努力をする過程が大事ということです。ピアノコンクールも同様です。
本選に参加できなかったコンペティション参加者が「準本選」に向けて練習し動画を収録したことには大きな意義があったと思います。

オリンピックのトーナメント戦では、準決勝で敗れたチーム同士が三位決定戦に臨みます。その試合で勝利したチームの歓喜は格別であるように見えました。どのような結果でも、生徒さんには、お子さんには「おめでとう」とお声がけいただきたいです。

また大人は子どもに「あなたのために」と言いがちですが、実は「親(先生)の喜ぶ顔が見たい」と思って参加する子も多いのではないでしょうか。ちなみに、準本選を通じて指導者賞を受賞した方は7名いらっしゃいました。生徒さんへは「おめでとう」に加えて「ありがとう」とその理由もお伝えになられてはいかがでしょうか。

特級ご支援の御礼

2021/09/02 執筆:専務理事 福田成康

特級二次予選からファイナルまでのYouTubeライブ配信は33万回再生されました。セミファイナルとファイナルを視聴された方は約5万人です。東京ドームをほぼ満席にする人数でした。

特級のYouTubeライブは視聴料を頂かない方針ですから、持続的な運営には民放テレビ局と同じくスポンサーが必要です。今年のクラウドファンディングでは244人から341万円をご寄付頂きました。ここに厚く御礼申し上げます。

集まった寄付金はオンライン聴衆賞に120万円を配分したほか、配信補助費、今後特級ファイナリストが全国各地を回るときの交通費などとして、有効に活用します。

YouTubeライブの出現により新しい聴衆が生まれ、ピアニストを支える新たな関係が築かれようとしています。引き続き特級ピアニスト達への応援をよろしくお願いします。

福田靖子賞選考会―いつもと違う先生からも学ぶ

2021/08/26 執筆:専務理事 福田成康

第10回福田靖子賞選考会では国内在住のパスカル・ドヴァイヨン先生、菊地裕介先生、田村響先生の3人にレッスンをして頂きました。

講師たちのレッスンはそれぞれアプローチが異なりますから、参加者は主体的に学び取っていたように思います。その姿をみて「第2指導者」についての考えを深めました。

コンクール出場前などに生徒さんが別の先生のレッスンを受けることがあると思います。時にいつもの先生と異なる指摘を受けるなどして、そこから疑問や興味が生まれるはずです。その体験を後日のレッスンでうまく消化したり、さらなる学びのきっかけにつなげることで、生徒さんの積極性、主体性がぐんと伸びるはずです。

トップニュースは選考会の最終結果のお知らせと開催レポートです。参加した8人は同世代で最優秀のピアニストたちですが、数日間のレッスンとステージを通じてさらに成長しました。ぜひ演奏とレポートをご覧ください。

もうすぐ全国大会開催

2021/08/12 執筆:専務理事 福田成康

コンペティションA2級?F級・連弾、グランミューズ部門は2年ぶりの実施となりましたが、コロナ以前に迫る多く方々にご参加いただき、いよいよ全国大会を残すのみ。

ホテルでの盛大な表彰式はありませんが、A2級?F級・連弾の結果は8月19日の夜に行われる特級ファイナルのYouTubeライブ内で発表します。

また、特級のオンライン投票は、セミファイナルでも行われます。今年はご覧になる時間が長いほど「影響力の大きな一票」をもてる画期的なシステムを導入しました。セミファイナルとファイナルでの合計得票数に応じてオンライン聴衆賞が決定されますが、この賞金はクラウドファンディングへのご寄付から支払われます。

出演者の皆様は「最後の追い込み」をされているかもしれません。多くの皆様にはYouTubeライブとオンライン聴衆賞を楽しみにして頂きたいと思います。

「憧れ」を心に抱いてピアノの練習に励む

2021/08/05 

少子化が進む中、卓球の競技人口が増えているそうです。1990年代の泣き虫愛ちゃんに始まり、石川佳純さん、張本智和さんなどスター選手の登場が卓球部へ入る子を増やすのです。サッカーや野球も同じで、プロ選手が子どもに与える影響は絶大です。

音楽業界でも『のだめカンタービレ』がドラマ化された時は音大受験者が増えました。

「憧れ」を心に抱いてピアノの練習に励む少年少女が増えることを願って実施しているのがピティナ特級です。グランプリ受賞をきっかけにプロ活動を始めた角野隼斗さんや、オーケストラをバックに華麗に演奏するファイナリストをYouTubeライブで見て憧れる子は確実に増えています。

本日のトップニュースは特級セミファイナリスト7名の発表。そして特別記念インタビュー記事のお知らせで、その第一弾は『のだめ』でおなじみ漫画家の二ノ宮知子先生です。お子さんも、もとは子どもだった大人の方も、ぜひお読みください。

特級二次予選で25人が競演

2021/07/29 執筆:専務理事 福田成康

オリンピックが注目されるなか、ピアノの大型イベントも進行中です。開会式の数時間後にはショパン・コンクール予備予選の結果が発表されました。この土日にはピティナの特級二次予選が実施されライブ中継されます。

競争によって勝敗が分かれるピアノのコンクールは、スポーツ競技と似た要素を持っています。体操などの採点競技は多くの人が似ていると感じるはずです。サッカーのような球技では「相手のファールを誘い、審判にアピールする」といった演技の要素もあります。

特級二次は審査員の心に届く演奏をすることで競われます。セミファイナルからはオンライン聴衆、ファイナルでは会場の聴衆も、演奏を届ける対象となります。

そして競争意識を含む雑念から解放された「ゾーン」において最高のパフォーマンスが生まれることも、スポーツとピアノ演奏とで共通です。

今年の特級二次は土日の開催です。YouTubeを開いてご自身の「推し」を見つけてみてください。

コンペ予選データ報告

2021/07/21 執筆:専務理事 福田成康

コンペティション参加者の多くは毎年参加されます。コンペでは級ごとに年齢上限が2学年あがりますが、同じ級へ連続参加される方、「飛び級」したり、デュオ挑戦を交える方など様々です。毎年やるという習慣づけが、教育・学習のカギなのです。

ところが昨年はF級まで中止となり、コンペ参加習慣の断絶が生まれてしまいました。今年度は2019年度までの参加者の皆様が戻れるか心配でしたが、結果的には多くの方が参加されました。課題曲チャレンジ、ステップ、バッハコンクールなど多種多様な提携コンクールへの参加を通じて、学びの習慣を保たれたのだと思います。

目の前の目標を一つひとつこなしているうちに「気が付いたら高みに到達していた」というのが現実的で無理のない成長過程ではないでしょうか。

本日のトップニュースは恒例のコンペ課題曲選択率、選曲別予選通過率などのデータ報告です。ご自身の選曲と照らし合わせて頂ければと思います。

ショパンコンクール特集

2021/07/15 

一年延期となった第18回ショパン国際ピアノコンクールがいよいよ始まりました。

本大会はいつものように10月に実施予定ですが、現在予備予選が進行中で、ライブ配信をご覧になられている方も多いと思います。

ピティナでは2000年の第14回開催から毎度、ポーランドにレポーターを派遣するなどしてウェブサイトでの特集記事を繰り広げてきました。今回も日本人コンテスタントへのインタビューや全体を概観する記事などを制作し、「ピティナ広報部」というアカウント名で「note」に掲載し始めています。

「音楽は競争するものではない」という考え方もありますが、比較するからこそ見えてくることもあります。自分と違う評価や感じ方に接した時は、自分の音楽的な枠を広げるチャンスです。

ライブ配信は時差の関係で夜中になることもあります。どうぞ寝不足に注意しながら、ショパンコンクールをお楽しみください。

特級にオンライン聴衆賞を創設

2021/07/08 執筆:専務理事 福田成康

コンサート会場の聴衆は熱狂したり、微かな音に息を飲んだりします。人々が体験を共有することで鑑賞の喜びが増幅されるのです。

音楽学者の上田泰史さんは、テレビ、ラジオで聴く人は聴「衆」とは言えないけれども、ライブストリーミングで視聴する人々はコメント欄等を通じて瞬時に感動や感想を共有する「第2の聴衆」だと指摘しています。

その第2の聴衆が決める「オンライン聴衆賞」を今年から開始します。セミファイナルとファイナルのそれぞれで投票が行われますが、それぞれ視聴した演奏時間に応じて投票数が増えていく仕組みを採ります。一人だけ聴いた方は一票のみですが、セミファイナル全員を聴いた方は7票をもって投票に臨めます。

今回のニュースでは二次予選進出者も発表されました。その一次予選での演奏をご覧になれます。「推し」を決めるなどし、会場とオンラインの双方で「聴衆」となって感動を共有して頂きたいと思います。

10月17日は「ショパンの日」、参加者募集

2021/07/01 執筆:専務理事 福田成康

5年に一度のショパン国際コンクールは、昨年の延期を経て今秋10月に開催される予定です。まもなく行われる予備予選にはピティナっ子を含む多くの日本人が参加します。本大会での活躍も期待したいところです。

コンクールの演奏動画は主催者によって世界に配信されます。ピティナからは現地レポーターとしてクラシック音楽ファシリテーターの飯田有抄さんを派遣します。ピアノを愛する皆さんはもちろん「にわかピアノファン」も巻き込んで、ピアニストたちを応援するよう盛り上げたいと考えています。

コンクール期間中の10月17日はショパンの命日です。ファイナルステージを前にコンクールがお休みとなり、作曲家ショパンを偲ぶ日です。この日は予選のレビューとファイナルの見どころ解説を行うとともに、皆さまのショパン演奏を紹介する番組をピティナYouTubeライブで配信します。

「ショパンの日2021」へ、ふるってご参加頂きたいと思います。

新しい指導実技を導入した指導者ライセンス

2021/06/24 執筆:専務理事 福田成康

指導者ライセンスの指導実技はこれまで、各地の会場で10?15分間のレッスンを審査する試験方式でした。レッスン対象は初対面のモデル生徒です。それがこのたびの変更ではご自身の生徒さんを指導する様子をご自身のレッスン室で撮影し、提出することもできるようになりました。

新しい試験方式では指導方法ばかりでなく、生徒さんとどのような人間関係を築けているのかも窺い知れます。生徒と信頼関係を作ることは指導力の大きな要素と考えます。 また、新しい指導実技の導入と同時に、全級合格のためには指導実技試験3回のうち1回は75点以上取ることが義務付けられることになりました。

指導者ライセンスは、指導者検定と呼ばれていた頃から20年以上、試行錯誤を繰り返して進化しています。一定のキャリアのある方も、指導力アップの機会として活用して頂きたいと思います。

コンクール多様性は発展の証

2021/06/17 執筆:専務理事 福田成康

46億年前に地球が誕生し、生命の発生は40億年前。進化を重ねた生物は今では175万種と多様です。

戦後、子どものピアノ教育を目的としたピアノコンクールが次々に生まれ、全国で今やその数約200と言われています。地域、レベル、課題曲ジャンル、選考方法など様々な方法が有りうるからこそ、これだけの種類が必要になったのでしょう。

ピティナでは、皆さまにこれらのコンクールをバランスよく活用して頂くべく、提携コンクールという仕組みを作り、今では提携数が約50まで広がりました。
すっかりお馴染みになった日本バッハコンクールは、今年からピティナ会員割引も導入します。


本日のトップニュース
では、提携コンクールの活用法に関するインタビュー記事と、現在公開されている提携コンクール一覧のご紹介です。どうぞ上手にご活用ください。

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