2020同期入会者と学びの機会

2021/01/21 執筆:専務理事 福田成康

2020年4月から12月に入会された新入会員のうち、ピアノ指導をされている415人にアンケートを取ったところ、入会動機は「自身の学習や情報収集のため」が圧倒的多数でした。

指導力を上げ、生徒の成長につなげたいという意欲を強くお持ちであることがうかがええます。有料のセミナーはもちろん、Zoomでの新入会員交流会も頻繁に実施していきますので、積極的に参加して同期入会の皆様と励まし合って頂ければと思います。

学校における同級生や会社の「同期」は一緒に学び研鑽する機会が多いので、深いつながりが生まれますが、これまでのピティナ会員は同期入会であっても、そこにつながりを感じる方は比較的少なかったと思います。

しかし昨年4月以後に入会した方は、「コロナの年」に一歩を踏み出されたことが、心に刻まれているかもしれません。目的や様々な思いを共有する仲間と一緒に、学びの輪を広げられることを願っています。

地域ブランドを背負う音楽家

2021/01/14 執筆:専務理事 福田成康

昨年のことでも366日それぞれに何をしたのか思い出すのは至難ですが、旅行先の出来事は10年前でも明確に憶えているものです。人に関する記憶についても、その人の住んでいる地名とともに記憶していることが多いのではないでしょうか。

クラシック音楽の例を挙げれば、オーケストラは「ウィーン」「ニューヨーク」など本拠地の地域名を冠することがほとんどです。

一方、ピアニストなどのソリストは各地を移動しますので、あまり地域と絡めて記憶されることはありません。もしかしたらピアニストゆかりの地名を前面に出すことで、一人ひとりへの記憶や関心が高まるかもしれないと思っています。

1/17(日)にはピティナYouTubeプレミア公開で世界各地に留学中の特級入賞者たちのメッセージをお届けし、1/22(金)にはイープラス配信により、世界の街から「ピアノDEトラベル」という映像コンサートを実施します。ご覧頂ければ幸いです。

双方向性を追求するオンライン指導セミナー

2021/01/07 執筆:専務理事 福田成康

例年の指導セミナーは、全国のピアノ指導者が東京に集まって受講し、一緒にお弁当を食べるなど交流も一つの目的としています。

今年の指導セミナーは4月の第三土曜と日曜に、指導実技デモンストレーションと共にオンラインで開催されます。

オンラインといえども、リアルタイムに講師がプレゼンテーションし、全国の受講生も一斉に画面の前に座っていますから、できる限り交流が生まれるように配慮します。二日ともセミナー後に交流会を実施しますし、セミナー中は質問や感想の書き込みを受け付けて双方向性を高めます。

いつもいらっしゃる皆様はもちろん、これまで「東京は遠くて行けなかった」という方も、今回の指導セミナーこそご参加頂きたいと思います。

明けましておめでとうございます

2021/01/01 執筆:専務理事 福田成康

明けましておめでとうございます。

みなさまの初夢はどのようなものでしたでしょうか。
実現してほしい、させたい夢を書いてみます。

一つめは、ピアノ教育など民間教育が学校との垣根なく「教育」と認定されること。教育三法や著作権法などが整備されれば、学校外教育も選択科目となり、公の教育費が民間でも活用できます。

二つ目は、ピアノへの人々の関心がスポーツ同様に集まること。今やYouTuberが大人気で、大手のスポンサーもつき始めていますから一歩実現に近づいているかもしれません。今後はピアノの先生も上位にランクインすることでしょう。

皆様一人ひとりにはもっとパーソナルな夢や願いもあると思います。一人ひとりでできること、皆で一緒でないとできないこと、それぞれ課題として取り組むことで、夢を実現したいと思っています。

本年もどうぞよろしくお願いします。

課題曲説明会はオンラインとオフライン

2020/12/24 執筆:専務理事 福田成康

ピティナ・ピアノコンペティションは来年度も3月1日の課題曲説明会で開幕します。

本来なら東京のホールで実施し、全国のピアノ指導者が集まる日ですがランチ時に「密」を避けられないのでライブ配信での実施を決めました。

会員の皆様には2月22日に、マイページ上で課題曲をお知らせします。同時期に全国の楽器店で関連の楽譜が並びますから、当日はご自宅でじっくり学べる環境が整うはずです。

一方、3月1日のライブ配信に出演するピアニストや人気講師が全国のピティナ支部に出向き、生の演奏を披露する機会も作る予定です。

オンラインで課題曲を頭に入れた上で、改めて目の前でピアニストの音色を聴くことは、さらなる学びになることでしょう。2020年を課題曲チャレンジでつないだ方も1年お休みした方も満を持して「コンペ」に取り組んで頂きたいと思っています。

ピアノ音楽を多角的に観る

2020/12/17 執筆:専務理事 福田成康

「トマトは、なぜ赤い?」という質問に「成分の一つリコピンが赤いから」と答える人もいますし「目立って鳥に食べてもらうため」も大正解です

多角的に物事を観る方法を知ると、何かに行き詰った際、打開策が思いつきやすくなります。結果的に、自由に生きられるようになります。

ピアノにじっくり取り組むのは素晴らしいことですが、他の音楽や芸術、社会のことを知らな過ぎると「ピアノの世界だけの常識」に囚われてしまうかもしれません。

音楽学者、作曲家、指揮者、フルート奏者、チェリスト、ダンサー、そして世界各地で演奏しているピアニスト、もうすぐ90才になろうとするピアニストなど、多種多様なゲスト講師から世の中に対する「観方」をお聴きすることは、自分の観方を見直し、常識の在り処を探ることにもなります。

そして「自由」は幸せの大事な構成要素です。自由を獲得するため、ぜひ音楽総合力UPワークショップのご参加をお勧めします。

聴衆が演奏曲をリクエストできるコンサート

2020/12/10 執筆:専務理事 福田成康

外食の時には二段階の選択が生じます。
最初は「どこへ行くか」。次に「何を注文するか」です。

顧客目線で考えると、ピアノのコンサートでも「何を弾いてもらうか」選択権があってもよさそうです。とはいえクラシックの多くの曲は「リクエストに応じて即演奏」というスタイルに馴染みません。ピアニストが「磨き上げる」時間も必要です。そこで、聴衆が事前に選ぶ仕組みがあったらどうだろう、と考えました。

年明けの2月10日(水)に、文化庁の助成事業として動画配信コンサートを実施します。そのプログラムは皆さんの投票で決めます。ピアニスト8名が個性的なメニューを用意してくれました。

当日(会場・ライブともに有料)も、ぜひ聴いて応援して頂きたいですが、まずは投票(無料)で、このイベントにご参加ください。

他人のために弾くピアニストへの成長

2020/12/03 

今年の特級YouTubeライブは多くの方から「食い入るように観ました」というお声を頂きました。視聴者は演奏に感動し、演奏者はそのことに「弾きがい」を感じます。

教育の初期段階では、生徒視点では「自分のため」、親や先生視点では「子供・生徒の成長のため」に学びますが、生徒さんの成長とともに「聴衆に感動と喜びをもたらすこと」を演奏の目的とするのが理想です。

まさに、そんな流れが少しずつ出来ているのではないでしょうか。

来年度のPre特級は大幅改定し、特級3次予選同様にピアノ伴奏でコンチェルトを導入します。A2級からF級、そしてG級→Pre特級→特級と段階を経るごとに、演奏する動機として「他人を喜ばせる」ことの割合を増やしてもらいたいです。

ピアノを習い始めた人の大半はピアニストになりませんが、いずれ何らかの仕事に就きます。そして他人の喜びを糧に働くことが良い仕事だと思います。ピアノ学習の過程でも、その感覚を知ってもらいたいと願っています。

会員交流会で知恵が高まる

2020/11/26 執筆:専務理事 福田成康

「三人寄れば文殊の知恵」となるのは、三人の知識が足し合わされるだけでなく、お互いに問いを発して「掛け算」が生じるからだと思っています。

現代ではあらゆることがネット検索できますから、明確な課題意識があれば、かなりの情報を収集できます。しかし、自分では当たり前だとして流していたことも、実は解決すべき課題だったということがあります。

ピティナの会員交流会は、ピアノ指導者が集まってお互いの困りごとや課題を話し合うことによって、知恵を高めるものです。また、似たような悩みを持つ人がいることを知れば孤独感が減りますし、安心して前向きになれることもあります。

コロナ以降Zoomを使った会合がやりやすくなり、5月から10月まで新入会向けとテーマ型、合わせて13回の交流会を開催しました。

今後とも交流会を開催しますのでぜひ積極的にご参加ください。

「Go Toイベント」でセミナー参加

2020/11/19 執筆:専務理事 福田成康

コロナによって政府による民間支援が膨らみ、国債発行額が昨年度の2倍以上の90兆円(国民一人あたり73万円)を超える見込みです。国債発行とは、大人世代が子供世代にツケを回すことです。「子供たちのために」という言葉を聞くことがありますが、その言葉通りに行動するなら、国債はできるだけ将来の社会へつながる投資に充てることが適切です。

教育者であれば、自身の学びを充実させ、指導力を上げて子供一人ひとりの成長を促すことが、将来への投資となります。

この度、ピティナのオンラインセミナーが(指導者ライセンスについては11月19日現在申請中)、政府の民間支援策「Go Toイベント」の対象になりました。ピアノ指導者の皆様にはぜひこの機会に参加していただきたいと思います。先生と生徒さんがともに、これまで以上に積極的に成長を目指せる環境を作ります。

聴衆と共に作るコンサートプログラム

2020/11/12 執筆:専務理事 福田成康

毎年3月に第一生命ホールで行われる入賞者記念コンサートですが、2020年度の出演者はG級・Pre特級・特級の入賞者です。

第1部は出演者全員のソロの演奏。第2部の出演者は特級ファイナリスト4人によるガラコンサートです。本日、第2部のプログラムは白紙とし、今後お客様からリクエスト曲や4人への質問を募るアンケートを行い、皆様からの夢も語っていただきながら、出演者の意向とマッチさせて聴衆参加型の「夢プログラム」を作ります。当日はホール来場者とYouTubeライブの視聴者からの投票を基にコンサートを作っていきます。

第2部出演の4人は、ピティナ特級グランプリ、ピティナ特級聴衆賞、日本音楽コンクール第1位、東京音楽コンクール最高位と「タイトルホルダー」が並ぶ奇跡のようなメンバーです。

どうぞ聴衆参加型のガラコンサートにご参加ください。

ピティナYouTubeチャンネル10万人登録

2020/11/05 執筆:専務理事 福田成康

ピアノ曲事典の演奏をアーカイブしているピティナYouTubeチャンネルの登録者数が10万人を超え、再生回数は2億回を超えました。10万人というのはGoogle社から「銀の盾」が贈られる節目です。2006年からの取り組みの数々をトップニュースでご紹介します。

ピアノ曲事典は、クラシックやピアノの原曲をきちんと紹介していくことが主な役割だと考えてきました。型や古典にアクセスしやすくするためです。型があるから型破りが生まれます。古いものがあるから新しいものが生まれます。最先端のものを生む第一歩は、古典を知るところからです。

ピアノは完成形となって100年以上が経ちます。「事典」や「コンクール」も伝統的な手法です。それらがYouTubeのような新しいメディアと組み合わさることで、古典と最先端が交差する刺激的な場が展開しています。

将来から今を振り返ったら「古い!」と思えるくらい、新たなものが生まれることを願っています。

支部と会員のつながり

2020/10/29 執筆:専務理事 福田成康

オンライン・セミナーや動画を審査するコンクールなど、地理的な制約を受けないイベントが多くなっていますが、このまま地域性が消えることはなく、各地の人と人との触れあいは、ますます大事になると思っています。人間は高度な知性を持ちつつも、根本は生物だからです。

ピティナへの入会のきっかけは、多くの場合、支部が主催するセミナーへの参加や、生徒さんのコンクール参加です。地域での会員どうしをつなぐ役割を果たしているのが、楽器店の担当者や、有力な指導者が代表を務める「支部」です。

先週のトップニュースではオンライン・セミナーを取り上げました。その盛り上がりも楽しみですが、「それだけじゃない」ことをお伝えしたく、支部と会員のつながりを特集しました。

ピティナを通じてリアルな人間関係を作ることで、豊かな人生を送って頂きたいと願っています。

オンラインだからこそできるセミナーもある

2020/10/22 執筆:専務理事 福田成康

「悪い出来事」とは、自分が期待していた将来像と食い違った状況であることが多いので、長期的にみると「良いことだった」と見直せる場合があります。

たとえば、コロナの影響でピティナ・ピアノセミナーだけでも326回の講座が中止になりました。参加を楽しみにしていた受講者、準備していた講師の方にとってはマイナスでしたが、オンラインセミナーという新しい形が生まれました。

そしてこの7月から10月、4か月間のピティナ・ピアノセミナーの実施回数は昨年を上回りました。さらに、オンライン=全国区だからこそできる新しいセミナーも生まれています。

本日のトップニュースは「秋に学びを深めよう オンラインセミナー」です。全国どこからも参加できる著名講師のセミナーなどを紹介していますので、ご覧いただければ幸いです。

会員向け「ピアノ教室紹介」特集

2020/10/15 執筆:専務理事 福田成康

皆が豪華な品物の所有や華美な生活スタイルに憧れていた時代は過ぎ、地球にやさしいサステイナブルな生き方をしつつ、「人との繋がり」に幸せを感じる時代に移り変わりつつあります。コロナ禍を経て、その流れが加速したように感じます。

非常事態宣言が明けた6月以降、ピティナ・ピアノ教室紹介への申込者数は過去最高を更新し続けています。考えてみれば、ピアノのレッスンを受けるというのは今の時代にマッチしたことかもしれません。

本日のトップニュースは、生徒を集めたいピティナ会員による、教室紹介の活用法を紹介します。ピアノ教室を探す人が毎日3,000人集まるサイトですから必要情報をきちんと掲載して、生徒さんと先生の双方が幸せになるマッチングを続けたいと思っています。

「ショパンの日」9チャンネルで同時生配信

2020/10/08 執筆:専務理事 福田成康

10/17(土)は「ショパンの日」全国8か所の演奏会場からYouTubeライブを同時配信します。出演者は総勢240名。

ピティナ本部からは、9チャンネル目となる「センターチャンネル」を設け、ゲストにピアニストの宮谷理香さん、総合司会には飯田有抄さんを迎え入れ夏の「24時間テレビ」さながらのピアノ番組を作ることを目指しています。

当日は、朝10時からずっとテレビをつけっ放しにするようにセンターチャンネルを流すのもよいですし、全国各地のYouTubeチャンネルのプログラム予定表を見て、あちらこちらを渡り歩くのもよいと思います。

制作側も慣れないことばかりですが、YouTube時代のピアノ番組のチャレンジでもあります。ぜひ皆様にはこの実験的な取り組みをご覧いただき、ご感想などをお寄せ頂ければ幸いです。

ピティナ「コーポレート」サイトを制作

2020/10/01 執筆:専務理事 福田成康

このたびピティナの「コーポレートサイト」を各事業のウェブサイトから独立させました。「piano.or.jp」を開設したのは1996年ですから、24年目の大改革です。

今までのウェブサイトは、会員や参加者の皆様の使い勝手向上を目指してきましたが、コーポレートサイトはメディア、スポンサー、就活中の学生など、初めてピティナに関わる方に「どんな団体か」をお知らせするためのものです。

ピティナ会員は17,000人。生徒さんを含めれば35万人が何らかの形で参加しています。小さな団体ではないですが、多種多様な立場の方々へのアプローチはまだこれからだと考えています。「より開かれた団体」を目指しての改革です。

ピティナの活動に着目してくれそうなメディア、協賛して頂けそうな企業、就活中の学生などお知り合いがいらっしゃいましたら、ぜひピティナ事務局へご連絡頂けましたら幸いです。

5回目の挑戦で特級グランプリ、尾城杏奈さん

2020/09/24 執筆:専務理事 福田成康

今年の特級は、二次予選から全ての演奏をライブ配信で聴くことができました。若い才能の出現に感動しながら聴かれた方もいらしたと思います。

二次予選・セミファイナルはソロ演奏から、本人の音楽性やテクニックを垣間見られます。音楽のほとんどの部分を一人で構築できるのは、ピアノ演奏の醍醐味だと思います。

一方、ファイナルはオーケストラとの共演です。尾城さんは、オーケストラとの素晴らしいアンサンブルが高く評価され、逆転でグランプリを受賞されました。

本日のトップニュースは「尾城杏奈」です。小さい時から才能を開花させつつ、特級への初挑戦から足掛け6年、5回目でグランプリを受賞した尾城杏奈さんの軌跡をご紹介します。

秋もピアノをみんなで楽しもう!

2020/09/17 執筆:専務理事 福田成康

9月に入りクラシックコンサートへの入場制限撤廃が発表されました。大学の授業は、後期からは対面が基本になりそうです。

ピティナでは、ステップこそ例年の半分くらいの実施ですが、日本バッハコンクールやブルグミュラーコンクールなどの提携コンクールは例年通り実施予定です。ピアノ教室紹介の申込数は過去最高を大きく上回っています。

さらに、YouTubeへの動画アップロードやZoomでのセミナー参加など「新たに身に着けた習慣」があります。活動の幅はますます広がっているのではないでしょうか。

本日のトップニュースでは、春~夏に行った「わたしの Keep on Music」のまとめに加え、秋以降に参加できる催し物を一挙公開します。webサイトを眺めて「あれもしたい、これもしたい」と思い巡らすだけでもワクワクしてくると思います。

ミュッセに新しい売れ筋

2020/09/10 執筆:専務理事 福田成康

ピティナの「ミュッセ」をご存じですか?欲しい曲と掲載順を指定すると「世界に一冊だけ」の楽譜冊子が送られてくるサービスです。

ミュッセは13年前にサービス開始して以来、毎年同じくらい売れているのですが、選ばれる曲は年々入れ替わっています。

当初から人気だった安倍美穂先生の曲は今もランキング上位に並んでいる一方、ここ数年人気があるのは水谷稚佳子先生、浜地真純先生、田淵紗恵子先生の曲です。共通しているのは、現役のピアノ指導者によって「現場のニーズから作られた曲」であることです。

本日のトップニュースには、売れ筋のランキングに加え、作者の制作動機などインタビュー記事を掲載しました。この機会に、ミュッセ人気曲のサンプル楽譜や演奏動画をご覧になられてはいかがでしょうか。

YouTube活用の無料オンラインセミナー

2020/09/03 執筆:専務理事 福田成康

10~20代の若者が視聴するのは今やテレビよりもYouTubeです。大画面のテレビ受像機でYouTubeを観る習慣も急速に広がっています。映像メディアが映画→テレビ→YouTubeと大きく変遷しつつあるのは明らかです。

YouTube時代が映画・テレビ時代と決定的に違うのは、全ての人が発信側に回れるということです。今年は、課題曲チャレンジを通じて初めてYouTubeにコンテンツを上げたという方もいらっしゃるでしょう。

今後は、ピアノ教室の生徒募集にもYouTubeを活用されるケースが増えてくるはずです。

ピティナは、YouTubeチャンネルのプロモーターであるクリーク・アンド・リバー社にコンサルティング依頼していますが、そのクリーク社と組み、YouTubeを運営するGoogle社の方を講師に迎えて会員向けの無料オンラインセミナーを実施することにしました。

音楽教室の運営にYouTubeをどう活用するか。方針が決まっていない方も、まずは参加して一歩踏み出されてはいかがでしょうか。

特級へのご寄付ありがとうございました

2020/08/27 執筆:専務理事 福田成康

サントリーホールで行われた特級ファイナルのライブ配信はユニーク視聴者数43,000人、同時視聴者数は最大約8,500人集まる盛り上がりを見せました。

コンクールは出場者の演奏に順位をつける手段と捉えられがちですが、特級に関しては、実態として「鑑賞の場」となりましたし、多くの皆様もそのように認識されたと思います。

人生を懸けているコンテスタントの姿やそこから紡ぎ出される音楽が、多くの人たちを魅了したのです。

コロナ禍で大赤字を被ったピティナにとって特級開催は大変なことでしたので、寄付金を募らせて頂きました。その結果、443人(団体)から約650万円ものご寄付を賜り、運営経費の一部に充てられました。

これだけ多くのご寄付が集まったのは、出演者の演奏が素晴らしかったからだと思います。
ご寄付を頂いた方、ご出演の皆様に心より感謝申し上げます。

聴衆がピアニストを育てる

2020/08/13 執筆:専務理事 福田成康

特級、Pre特級、G級の客席のチケット販売を延期し続けてきましたが、コロナ感染者数の推移やホールの規定と照らし合わせ、入場者数限定で発売開始しました。

特級二次予選のYouTubeライブやアーカイブ動画をご覧なった方の中には、「やはり会場で生の感動を味わいたい」と感じた方も多いと思います。今年の聴衆賞は、特級、Pre特級ともにYouTubeライブ視聴者によるオンライン投票も加味しますが、会場で投票したい方もいらっしゃるでしょう。

そうして多くの皆様が関心を持ってお聴きになることこそが、参加者を演奏家として成長させます。

会場は席数に限りがありますが、YouTubeライブはどんなに多くの方が集まってもパンクしません。お知り合いの方々をお誘いの上ご覧いただければ幸いです。

応援する場としてのピアノコンクール

2020/08/06 執筆:専務理事 福田成康

G級・Pre特級・特級は一次予選が動画審査、二次予選が無観客での実施ですが、参加者数はほぼ例年どおりです。

特級二次予選はカメラ6台を置いてライブ配信したところ、同時視聴者数が2年前の特級ファイナルを超えました。24人の演奏を全て聴いた方もいらしたようです。

ピアノはスイミングに次いで多い習い事です。学習者は大多数のスポーツの競技人口を上回ります。それなのに、希少性が高い「1位」を決めるピアノコンクールでもあまり人々の話題に上りません。

選考過程で時間が掛かるとか、難しいといった理由付けもできますが、人気の箱根駅伝も長いですし、サッカーやラグビーの観戦は素人にとって簡単ではありません。

私はスポーツと比べると「人々に興味を持ってもらうための工夫」が不足していると思っています。

今年の全国大会G級、Pre特級、特級セミファイナル・ファイナルはライブ配信します。どうぞお茶の間で鑑賞・応援して頂きたいと思います。

課題曲チャレンジご参加ありがとうございます

2020/07/30 執筆:専務理事 福田成康

4月16日に突如登場した「課題曲チャレンジ」約7,000人の皆様がご参加下さいました。心より感謝申し上げます。

前例がなく、運営する立場としても分からないことだらけでしたが、多くの方がコンペから頭を切り替えてご参加頂けました。保護者・指導者の皆様から「目標ができてピアノ学習の張りができた」と喜びの声を頂き、嬉しく思っています。

本日のトップニュースでは、課題曲チャレンジの選曲率と前期までの演奏動画を発表します。ご覧いただけるのはご本人から公開への同意があった演奏だけですが、課題曲別に聴けます。「他の参加者はどんな演奏をしたんだろう」と興味津々で聴けるのではないでしょうか。

演奏の完成度を示す点数の高低、いわば「上下」に加え、曲のとらえ方の違い=「左右」に対する興味が増せば、より楽しくピアノを継続できると思います。

YouTubeでトーク番組

2020/07/22 執筆:専務理事 福田成康

3月2日の課題曲説明会以来、入賞者記念コンサート、丸の内ミュージックフェスティバルなどのYouTubeライブを配信してきました。それぞれその時間帯のライブとしては日本でトップクラスの視聴者を集めました。

今やテレビを使ってYouTubeを見ている方も多く、クラシック分野ではCS番組を超える視聴者数になります。「ならば」ということで、総合司会に飯田有抄さんを据えてテレビ番組風のコンテンツを作ることにしました。

配信はそれぞれ日曜日の午前中(10:30から)です。ご自宅でカフェオレ付きのブランチしながら観て頂くイメージです。

第1回の8月2日は大人気の赤松林太郎先生がゲスト。後半は特級二次の聴きどころを加藤哲礼氏の解説でお届けします。
第2回、8月9日のゲストは、ベートーヴェン全曲演奏会を実施中の菊地裕介先生。後半は再び加藤氏が登場。特級セミファイナリストの紹介と二次予選の振り返りを行います。

どうぞお楽しみに。

秋の提携コンクール

2020/07/16 執筆:専務理事 福田成康

この4月、ピティナ・ピアノコンペティションの多くの部門が中止になった時、「秋の提携コンクールに照準を合わせたい」という声を多数お聞きしました。

それらのご発言は「秋になればコロナが終息している」という予想に基づいていたと思いますが、あれから3か月経っても、まだまだ情勢は不透明です。

そんな中で秋以降の提携コンクールは、無観客開催や動画審査への切り替えなど様々な対策を施しつつ、開催が予定されています。

ピアノの演奏技術や音楽を「競い合いの中で高めたい」というニーズは常にあります。ピティナの提携コンクールでは、開催できなくなった場合には、システム利用料を除いた参加料の全額を返金しますので、安心してお申し込みできると思います。

生徒さんの性格と成長段階にぴったりの提携コンクールを探して、ご活用ください。

特級一次予選の動画を聴いて「推し」を探す

2020/07/09 執筆:専務理事 福田成康

ピティナ史上初めて、動画による選考会で特級二次進出者24名が選ばれました。

ピアノの演奏はホールで聴かれるよりYouTubeで聴かれる時間の方がはるかに多い時代です。録画で実力を試すラウンドがあるのは「合理的」と言えるかもしれません。

審査員と同じ動画を、一般の皆様が視聴できることもメリットです。ホールやスタジオを借りて収録した人、自宅らしき場所で収録した人などそれぞれおり、それもまた個性です。

この際、24名全員の演奏を聴いてご自身の「推し」を決めるのはいかがでしょうか。特級二次のライブ中継が俄然楽しくなることと思います。

その「推し」が8/21の特級ファイナルまで来れば、もう他人とは思えないでしょう。ぜひ、オンラインで支援してあげてください。

ピアノ曲事典オーディションの創設

2020/07/02 執筆:専務理事 福田成康

YouTubeでピアノ演奏を聴くことはもちろん、自分の演奏をネットに公開することも特別ではなくなってきました。新型コロナウィルスの影響もあり、動画提出するタイプのピアノコンクールも続々と出てきています。

ピティナでは、ピアノ曲事典に掲載される動画を選ぶ「ピアノ曲事典オーディション」を行うことにしました。

最大の特徴は、それぞれの曲のエキスパートが審査にあたりフィードバックを行うことです。ショパンならショパン国際コンクール入賞者、モーツァルトなら古楽器や当時の演奏習慣に精通する方から、専門的なコメントが受け取れます。

また、このオーディション開始を記念して、ショパンの命日である10月17日(土)に全国各地で公開収録会と同時多発的なYouTubeライブを行います。

課題曲チャレンジでグランミューズ部門をやって欲しかったという声も聞かれます。どうぞご自分の十八番でピアノ曲事典オーディションにご参加ください。

音大生のためのオンライン・キャリアセミナー

2020/06/25 執筆:専務理事 福田成康

「音大に行きたいけど就職先がなさそう」と考える高校生は大勢いるはずです。しかし音大に進学しても他の大学と同じように就職できることは案外知られていません。

企業の採用面接では大学の専攻で何を学んだかより、学生時代に何を一所懸命やったかを問われることが多いのです。一心不乱に音楽に没頭できた人なら企業は「欲しがり」ます。

音大生には、音楽関係の仕事はもちろん他業種への就職も含め、きちんと所得を稼げる仕事に就いて頂きたいです。

この度、ピティナでは、『音大卒は武器になる』の著者として知られている大内孝夫氏を迎えて、キャリア支援室を開設しました。その一つ目の活動として、7/17、7/20に音大生のためのオンライン・キャリアセミナーを開催します。

ぜひ、この情報を知り合いの音大生にお伝え頂ければ幸いです。

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