尾城杏奈さんのリサイタル開催

2021/04/08 執筆:専務理事 福田成康

第一生命ホールで行われた入賞者ガラコンサートでは、尾城杏奈さんがやむなく欠場となりました。入賞者コンサートは参加する皆さんが主役です。とはいえ、特級グランプリの記念演奏を行わないまま、次の夏を迎えるわけにはいきません。

幸いトッパンホールのご協力が得られましたので、急遽5月19日(水)に尾城杏奈さんによるリサイタルを開催します。 ガラコンサートで予定されていた共演者の方々のスケジュールも合わせて頂き、山縣美季さんとの2台ピアノの『ラ・ヴァルス』、弦楽器の精鋭、土岐祐奈さん(ヴァイオリン)・笹沼樹さん(チェロ)との室内楽も実現します。

尾城さんは、受賞してからの短い期間に通常コンサートの他、学校やキッザニアやキットカットといった企業での演奏や表敬訪問など、グランプリならではの役目を30回以上こなしています。これらの人生経験がきっと音楽に滲み出ることでしょう。一緒に今の尾城さんを聴きに行きませんか。

コンペ申込開始

2021/04/01 

4月1日、ピティナ・ピアノコンペティションの申込受付が始まりました。3月1日の課題曲発表から1か月、曲選びのために演奏を聴き比べ、譜読みを重ねた方がたくさんいらっしゃると思います。

ピアノ指導者と学習者の皆様には、これを年1回の「ルーティン」にして頂きたいと思います。選曲に必要な過程の一つひとつが貴重な学びとなります。

いつまでも若々しい人は「何才になっても新しいことをやり続けている人」と言われます。大人も子供も全く新しいことを始めるのはエネルギーが必要ですが、時に「やらされる」ことで自分の枠が広がります。ですから、新しい要素が含まれている挑戦を半ば強制的な形で習慣化することが成長の秘訣です。

2年ぶりの「コンペ」。今年は課題曲チャレンジも選べます。どうぞピティナとともに熱い夏をお迎えください。

入賞者ガラコンサートのYouTubeライブ

2021/03/25 執筆:専務理事 福田成康

第一生命ホールでの入賞者記念コンサートは、昨年は無観客となりましたが今年は入賞者ガラコンサートと名前を変えて実施します。座席配置は「市松模様」としつつ、お客様にも入っていただきます。ホールで直に音を聴くことにより、演奏者と時空を共有できる幸せが得られます。

一方、今年も行うYouTubeライブでは手元や演奏者の表情が見えるだけでなく、メッセージの書き込みを他の視聴者と共有できるなどのメリットがあります。特級グランプリの尾城杏奈さんは、コロナ感染の濃厚接触者(検査結果は陰性)ということでステージには立てなくなりましたが、YouTubeライブで出演していただきます。第1部と第2部の間に30分にわたって、初公開の映像を含む「尾城さん特集」をお届けします。

YouTubeライブでは「スーパーチャット」もできます。演奏中ならその演奏者、演奏中以外なら出演者の皆さんで、スーパーチャットで支払われた額の50%を分配します。演奏者への応援も兼ねて入賞者ガラコンサートを視聴いただければ幸いです。

6人のピアニストによる「課題曲聴き比べ!」企画

2021/03/18 執筆:専務理事 福田成康

コンクールでは点数によって結果に上下の差が出ますから「どんな演奏が正解だろう」と考えがちです。ところが音楽には唯一絶対の解釈はありません。だからこそピティナでは予選で5人、本選では7人の審査員がそれぞれの観点から演奏を採点し、その合計点で順位を決めます。

このような「音楽の競技会」には自分なりの解釈で演奏しつつ、審査員がどのような評価をするのかは「あとのお楽しみ」というスタンスでのご参加がおすすめです。

自分なりの解釈を作り上げるうえでぜひ参考にしていただきたいのが、6人のピアニストによる6通りの解釈に触れられる「課題曲聴き比べ!」企画です。

6種類の演奏の中から生徒さんに一番好きな演奏を選んでもらってもよいですし、ブラインドで演奏を聴かせて「ピアニスト当てクイズ」をやっても面白いかもしれません。どうぞ「課題曲聴き比べ!」を徹底活用していただければ幸いです。

すき間時間にeラーニング

2021/03/11 執筆:専務理事 福田成康

3/1-2に行われたコンペの課題曲説明会がeラーニングで閲覧できるようになりました。

便利に使っていただけますが、イベント当日という理由もなく、じっくり観る時間を確保するのは難しいかもしれません。そういう方のためにAudio Timeがあります。

スマホのバックグランドで音だけ聴けますから、家事をしながらでもセミナーが受けられます。スマホのアプリストアで「Audio Time」と検索してください。iPhoneとAndroidの両方に対応しており、アプリは無料。eラーニングご利用の方なら、ピティナマイページのアカウントでログインすれば音源ダウンロードできます。

また、生徒さんに課題曲を聴かせるなら、課題曲CDを購入してLesson Timeのマイレパートリーを活用できます。生徒さんには無料で聴いてもらえます。

課題曲を徹底活用して生徒さん一人ひとりの成長につなげて頂ければ幸いです。

コンペ活用のノウハウ集を作りました

2021/03/04 執筆:専務理事 福田成康

コンクール課題曲を先生と生徒のどちらが決めるのか。
教室の指導方針、あるいは生徒さんの性質などによっても異なってくると思います。

本人が選べば、曲に対する当事者意識が高まります。いっぽう上位入賞を目指すなら、長年のコンクール指導経験を持つ先生に圧倒的な知見があります。生徒さんの持ち味を客観的に見極めることもできるでしょう。

今回、全国の会員から2000名を無作為に選び、アンケートにお応え頂くことでコンペ活用のノウハウ集を作りました。そうしたところ、選曲に関しては「先生か生徒か」ではなく「先生が候補を絞って生徒に選ばせる」という、いわば「いいとこどり」が多いことが分かりました。

他にも「コンペ参加は先生から誘うか本人主導か」「コンクール準備期間に通常の教材をどのようにこなすのか」など、全国のピアノ指導者の知恵が詰まった特集を組みました。本日のトップニュースは必見です。

全国から集まったコンペ活用の知恵

2021/03/04 

コンクール課題曲を先生と生徒のどちらが決めるのか。教室の指導方針、あるいは生徒さんの性質などによっても異なってくると思います。

本人が選べば、曲に対する当事者意識が高まります。いっぽう上位入賞を目指すなら、長年のコンクール指導経験を持つ先生に圧倒的な知見があります。生徒さんの持ち味を客観的に見極めることもできるでしょう。

今回、全国の会員から2000名を無作為に選び、アンケートにお応え頂くことでコンペ活用のノウハウ集を作りました。そうしたところ、選曲に関しては「先生か生徒か」ではなく「先生が候補を絞って生徒に選ばせる」という、いわば「いいとこどり」が多いことが分かりました。

他にも「コンペ参加は先生から誘うか本人主導か」「コンクール準備期間に通常の教材をどのようにこなすのか」など、全国のピアノ指導者の知恵が詰まった特集を組みました。本日のトップニュースは必見です。

2年分の情熱を生徒さんに

2021/02/25 執筆:専務理事 福田成康

大学に長期間勤続した教授には「サバティカル」と呼ばれる1年間までの長期休暇が与えられます。

毎年コンペ指導を続けてきた先生の中には、昨年は「サバティカル」のようだったと感じる方がいらっしゃるかもしれません。毎年当たり前のようにあったコンペがなく、審査員として全国各地も回らず自宅にいることが多かった、そんな特別な1年だったのは確かだと思います。

エネルギー充填の期間を経て、いよいよ3月1日にピティナ・ピアノコンペティションが開幕を迎えます。ベテランの先生からコンクールを活用した指導の仕方を学び、何人ものピアニストの演奏を聴き、さらには自ら課題曲を一通り弾くことによって、指導者・音楽家としての力を高められます。

「あの生徒さんを、この生徒さんをどのように導こう」などとあれこれ考えるだけでワクワクするならピアノ指導は天職です。2年分の情熱を生徒さんに注いで頂けましたら幸いです。

提携コンクール活用の紹介

2021/02/18 

昨年の春から夏にかけて、ステージで行うコンクールやステップはその多くが中止になりました。秋以降は防疫対策をしながら徐々に開催されるようになり、提携コンクールには、コロナ禍にも関わらず前年度を上回る申込者が集まりました。

ピアノ指導者が生徒さん一人ひとりに合わせて、上手にコンクールやステップなどの本番ステージを活用されていることの証だと思います。

本日のトップニュースは、「コンクールのステージを活用しよう!」と題して提携コンクールの総括をするとともに、活用例や相談会のレポートをお送りします。

今回の記事では目標を持つことの大切さや、日頃のレッスン以上に演奏の完成度を高める効果があることなどが浮き彫りにされています。指導における「ステージ活用術」を編み出すため、ぜひ参考にしていただきたいと思います。

コンペ「ZOOM説明会」実施します

2021/02/10 執筆:専務理事 福田成康

最近は「コロナ対策」の経験も蓄積されてきました。無観客など制限は残るかもしれませんが、安全を確保しつつ、今年はコンペティション全級の実施を目指します。

毎年恒例3月1日、2日の課題曲説明会はライブ配信です。各地にピアニストが出向く課題曲セミナーも実施します。そして「ZOOM説明会」も開きます。

ZOOMを使った説明会は昨年急遽企画した「課題曲チャレンジ」の紹介のために開きました。そこで参加者どうしの活発な交流が生まれたとともに、課題曲選定委員から曲の選定意図などが語られたのは大変貴重なことでした。

この説明会の参加料は基本的に無料です。指導者の皆様が集まって「いかに課題曲をピアノ指導に活用するのか」「コンペと日頃のレッスンとの折り合いのつけ方」といった現場の声を共有するチャンスです。

支部やステーション経由で日程やテーマを決めているところです。
支部長やステーション代表者へもご要望をお伝えください。

リクエスト・コンサートは聴衆との対話

2021/02/04 執筆:専務理事 福田成康

「敷居が高い」と言われがちなクラシック音楽を身近に感じてもらう試みの一つが、トークを交えたコンサートです。演奏家は話す技術も磨かねばならないのでちょっと大変ですが、ピティナではステップなどを通じてトークコンサートを数多く実施してきました。

2月10日に行われるリクエスト・コンサートは司会者と演奏者の対話もあるオンラインのトークコンサートですが、さらに聴き手との一歩踏み込んだコミュニケーションも目指しました。予め皆様から演奏曲目のリクエストを頂き、その結果からプログラムを組んでいます。

8名のピアニストが、日ごろ何を感じて音楽と向き合っているのか、今回のコンサートへの想い、リクエスト結果をどのように捉えたのかなど、YouTubeに載せたインタビュー動画で浮き彫りになっています。

聴衆とピアニストの対話から生まれる「リクエスト・コンサート」をご堪能頂ければ幸いです。

課題曲チャレンジの徹底活用

2021/01/28 執筆:専務理事 福田成康

課題曲チャレンジは昨年4月の緊急事態宣言に伴うコンペティション中止の判断を受け、課題曲を学ぶ目標として作られました。急な発表でしたがのべ1万人の方々が参加され、この企画の価値が次々と見えてきました。

ステージのように1回きりの本番ではないにせよ、録画するとなれば通常の練習より緊張します。何度も録り直しできますが、「本番での一発勝負」より完璧で活き活きとした演奏が必ず作れる訳ではありません。良い録音を残すための「本番」があることも分かりました。

2021年度は通常のコンペティションを開催しつつ、課題曲チャレンジも同時に実施する予定です。コンペに敷居の高さを感じる生徒さん、コンペのリハーサルに使いたい生徒さんどちらも活用できます。

本日のトップニュースは「課題曲チャレンジ」です。ご自身の生徒さんに合う活用法のアイデアを巡らせて頂ければ幸いです。

2020同期入会者と学びの機会

2021/01/21 執筆:専務理事 福田成康

2020年4月から12月に入会された新入会員のうち、ピアノ指導をされている415人にアンケートを取ったところ、入会動機は「自身の学習や情報収集のため」が圧倒的多数でした。

指導力を上げ、生徒の成長につなげたいという意欲を強くお持ちであることがうかがええます。有料のセミナーはもちろん、Zoomでの新入会員交流会も頻繁に実施していきますので、積極的に参加して同期入会の皆様と励まし合って頂ければと思います。

学校における同級生や会社の「同期」は一緒に学び研鑽する機会が多いので、深いつながりが生まれますが、これまでのピティナ会員は同期入会であっても、そこにつながりを感じる方は比較的少なかったと思います。

しかし昨年4月以後に入会した方は、「コロナの年」に一歩を踏み出されたことが、心に刻まれているかもしれません。目的や様々な思いを共有する仲間と一緒に、学びの輪を広げられることを願っています。

地域ブランドを背負う音楽家

2021/01/14 執筆:専務理事 福田成康

昨年のことでも366日それぞれに何をしたのか思い出すのは至難ですが、旅行先の出来事は10年前でも明確に憶えているものです。人に関する記憶についても、その人の住んでいる地名とともに記憶していることが多いのではないでしょうか。

クラシック音楽の例を挙げれば、オーケストラは「ウィーン」「ニューヨーク」など本拠地の地域名を冠することがほとんどです。

一方、ピアニストなどのソリストは各地を移動しますので、あまり地域と絡めて記憶されることはありません。もしかしたらピアニストゆかりの地名を前面に出すことで、一人ひとりへの記憶や関心が高まるかもしれないと思っています。

1/17(日)にはピティナYouTubeプレミア公開で世界各地に留学中の特級入賞者たちのメッセージをお届けし、1/22(金)にはイープラス配信により、世界の街から「ピアノDEトラベル」という映像コンサートを実施します。ご覧頂ければ幸いです。

双方向性を追求するオンライン指導セミナー

2021/01/07 執筆:専務理事 福田成康

例年の指導セミナーは、全国のピアノ指導者が東京に集まって受講し、一緒にお弁当を食べるなど交流も一つの目的としています。

今年の指導セミナーは4月の第三土曜と日曜に、指導実技デモンストレーションと共にオンラインで開催されます。

オンラインといえども、リアルタイムに講師がプレゼンテーションし、全国の受講生も一斉に画面の前に座っていますから、できる限り交流が生まれるように配慮します。二日ともセミナー後に交流会を実施しますし、セミナー中は質問や感想の書き込みを受け付けて双方向性を高めます。

いつもいらっしゃる皆様はもちろん、これまで「東京は遠くて行けなかった」という方も、今回の指導セミナーこそご参加頂きたいと思います。

明けましておめでとうございます

2021/01/01 執筆:専務理事 福田成康

明けましておめでとうございます。

みなさまの初夢はどのようなものでしたでしょうか。
実現してほしい、させたい夢を書いてみます。

一つめは、ピアノ教育など民間教育が学校との垣根なく「教育」と認定されること。教育三法や著作権法などが整備されれば、学校外教育も選択科目となり、公の教育費が民間でも活用できます。

二つ目は、ピアノへの人々の関心がスポーツ同様に集まること。今やYouTuberが大人気で、大手のスポンサーもつき始めていますから一歩実現に近づいているかもしれません。今後はピアノの先生も上位にランクインすることでしょう。

皆様一人ひとりにはもっとパーソナルな夢や願いもあると思います。一人ひとりでできること、皆で一緒でないとできないこと、それぞれ課題として取り組むことで、夢を実現したいと思っています。

本年もどうぞよろしくお願いします。

課題曲説明会はオンラインとオフライン

2020/12/24 執筆:専務理事 福田成康

ピティナ・ピアノコンペティションは来年度も3月1日の課題曲説明会で開幕します。

本来なら東京のホールで実施し、全国のピアノ指導者が集まる日ですがランチ時に「密」を避けられないのでライブ配信での実施を決めました。

会員の皆様には2月22日に、マイページ上で課題曲をお知らせします。同時期に全国の楽器店で関連の楽譜が並びますから、当日はご自宅でじっくり学べる環境が整うはずです。

一方、3月1日のライブ配信に出演するピアニストや人気講師が全国のピティナ支部に出向き、生の演奏を披露する機会も作る予定です。

オンラインで課題曲を頭に入れた上で、改めて目の前でピアニストの音色を聴くことは、さらなる学びになることでしょう。2020年を課題曲チャレンジでつないだ方も1年お休みした方も満を持して「コンペ」に取り組んで頂きたいと思っています。

ピアノ音楽を多角的に観る

2020/12/17 執筆:専務理事 福田成康

「トマトは、なぜ赤い?」という質問に「成分の一つリコピンが赤いから」と答える人もいますし「目立って鳥に食べてもらうため」も大正解です

多角的に物事を観る方法を知ると、何かに行き詰った際、打開策が思いつきやすくなります。結果的に、自由に生きられるようになります。

ピアノにじっくり取り組むのは素晴らしいことですが、他の音楽や芸術、社会のことを知らな過ぎると「ピアノの世界だけの常識」に囚われてしまうかもしれません。

音楽学者、作曲家、指揮者、フルート奏者、チェリスト、ダンサー、そして世界各地で演奏しているピアニスト、もうすぐ90才になろうとするピアニストなど、多種多様なゲスト講師から世の中に対する「観方」をお聴きすることは、自分の観方を見直し、常識の在り処を探ることにもなります。

そして「自由」は幸せの大事な構成要素です。自由を獲得するため、ぜひ音楽総合力UPワークショップのご参加をお勧めします。

聴衆が演奏曲をリクエストできるコンサート

2020/12/10 執筆:専務理事 福田成康

外食の時には二段階の選択が生じます。
最初は「どこへ行くか」。次に「何を注文するか」です。

顧客目線で考えると、ピアノのコンサートでも「何を弾いてもらうか」選択権があってもよさそうです。とはいえクラシックの多くの曲は「リクエストに応じて即演奏」というスタイルに馴染みません。ピアニストが「磨き上げる」時間も必要です。そこで、聴衆が事前に選ぶ仕組みがあったらどうだろう、と考えました。

年明けの2月10日(水)に、文化庁の助成事業として動画配信コンサートを実施します。そのプログラムは皆さんの投票で決めます。ピアニスト8名が個性的なメニューを用意してくれました。

当日(会場・ライブともに有料)も、ぜひ聴いて応援して頂きたいですが、まずは投票(無料)で、このイベントにご参加ください。

他人のために弾くピアニストへの成長

2020/12/03 

今年の特級YouTubeライブは多くの方から「食い入るように観ました」というお声を頂きました。視聴者は演奏に感動し、演奏者はそのことに「弾きがい」を感じます。

教育の初期段階では、生徒視点では「自分のため」、親や先生視点では「子供・生徒の成長のため」に学びますが、生徒さんの成長とともに「聴衆に感動と喜びをもたらすこと」を演奏の目的とするのが理想です。

まさに、そんな流れが少しずつ出来ているのではないでしょうか。

来年度のPre特級は大幅改定し、特級3次予選同様にピアノ伴奏でコンチェルトを導入します。A2級からF級、そしてG級→Pre特級→特級と段階を経るごとに、演奏する動機として「他人を喜ばせる」ことの割合を増やしてもらいたいです。

ピアノを習い始めた人の大半はピアニストになりませんが、いずれ何らかの仕事に就きます。そして他人の喜びを糧に働くことが良い仕事だと思います。ピアノ学習の過程でも、その感覚を知ってもらいたいと願っています。

会員交流会で知恵が高まる

2020/11/26 執筆:専務理事 福田成康

「三人寄れば文殊の知恵」となるのは、三人の知識が足し合わされるだけでなく、お互いに問いを発して「掛け算」が生じるからだと思っています。

現代ではあらゆることがネット検索できますから、明確な課題意識があれば、かなりの情報を収集できます。しかし、自分では当たり前だとして流していたことも、実は解決すべき課題だったということがあります。

ピティナの会員交流会は、ピアノ指導者が集まってお互いの困りごとや課題を話し合うことによって、知恵を高めるものです。また、似たような悩みを持つ人がいることを知れば孤独感が減りますし、安心して前向きになれることもあります。

コロナ以降Zoomを使った会合がやりやすくなり、5月から10月まで新入会向けとテーマ型、合わせて13回の交流会を開催しました。

今後とも交流会を開催しますのでぜひ積極的にご参加ください。

「Go Toイベント」でセミナー参加

2020/11/19 執筆:専務理事 福田成康

コロナによって政府による民間支援が膨らみ、国債発行額が昨年度の2倍以上の90兆円(国民一人あたり73万円)を超える見込みです。国債発行とは、大人世代が子供世代にツケを回すことです。「子供たちのために」という言葉を聞くことがありますが、その言葉通りに行動するなら、国債はできるだけ将来の社会へつながる投資に充てることが適切です。

教育者であれば、自身の学びを充実させ、指導力を上げて子供一人ひとりの成長を促すことが、将来への投資となります。

この度、ピティナのオンラインセミナーが(指導者ライセンスについては11月19日現在申請中)、政府の民間支援策「Go Toイベント」の対象になりました。ピアノ指導者の皆様にはぜひこの機会に参加していただきたいと思います。先生と生徒さんがともに、これまで以上に積極的に成長を目指せる環境を作ります。

聴衆と共に作るコンサートプログラム

2020/11/12 執筆:専務理事 福田成康

毎年3月に第一生命ホールで行われる入賞者記念コンサートですが、2020年度の出演者はG級・Pre特級・特級の入賞者です。

第1部は出演者全員のソロの演奏。第2部の出演者は特級ファイナリスト4人によるガラコンサートです。本日、第2部のプログラムは白紙とし、今後お客様からリクエスト曲や4人への質問を募るアンケートを行い、皆様からの夢も語っていただきながら、出演者の意向とマッチさせて聴衆参加型の「夢プログラム」を作ります。当日はホール来場者とYouTubeライブの視聴者からの投票を基にコンサートを作っていきます。

第2部出演の4人は、ピティナ特級グランプリ、ピティナ特級聴衆賞、日本音楽コンクール第1位、東京音楽コンクール最高位と「タイトルホルダー」が並ぶ奇跡のようなメンバーです。

どうぞ聴衆参加型のガラコンサートにご参加ください。

ピティナYouTubeチャンネル10万人登録

2020/11/05 執筆:専務理事 福田成康

ピアノ曲事典の演奏をアーカイブしているピティナYouTubeチャンネルの登録者数が10万人を超え、再生回数は2億回を超えました。10万人というのはGoogle社から「銀の盾」が贈られる節目です。2006年からの取り組みの数々をトップニュースでご紹介します。

ピアノ曲事典は、クラシックやピアノの原曲をきちんと紹介していくことが主な役割だと考えてきました。型や古典にアクセスしやすくするためです。型があるから型破りが生まれます。古いものがあるから新しいものが生まれます。最先端のものを生む第一歩は、古典を知るところからです。

ピアノは完成形となって100年以上が経ちます。「事典」や「コンクール」も伝統的な手法です。それらがYouTubeのような新しいメディアと組み合わさることで、古典と最先端が交差する刺激的な場が展開しています。

将来から今を振り返ったら「古い!」と思えるくらい、新たなものが生まれることを願っています。

支部と会員のつながり

2020/10/29 執筆:専務理事 福田成康

オンライン・セミナーや動画を審査するコンクールなど、地理的な制約を受けないイベントが多くなっていますが、このまま地域性が消えることはなく、各地の人と人との触れあいは、ますます大事になると思っています。人間は高度な知性を持ちつつも、根本は生物だからです。

ピティナへの入会のきっかけは、多くの場合、支部が主催するセミナーへの参加や、生徒さんのコンクール参加です。地域での会員どうしをつなぐ役割を果たしているのが、楽器店の担当者や、有力な指導者が代表を務める「支部」です。

先週のトップニュースではオンライン・セミナーを取り上げました。その盛り上がりも楽しみですが、「それだけじゃない」ことをお伝えしたく、支部と会員のつながりを特集しました。

ピティナを通じてリアルな人間関係を作ることで、豊かな人生を送って頂きたいと願っています。

オンラインだからこそできるセミナーもある

2020/10/22 執筆:専務理事 福田成康

「悪い出来事」とは、自分が期待していた将来像と食い違った状況であることが多いので、長期的にみると「良いことだった」と見直せる場合があります。

たとえば、コロナの影響でピティナ・ピアノセミナーだけでも326回の講座が中止になりました。参加を楽しみにしていた受講者、準備していた講師の方にとってはマイナスでしたが、オンラインセミナーという新しい形が生まれました。

そしてこの7月から10月、4か月間のピティナ・ピアノセミナーの実施回数は昨年を上回りました。さらに、オンライン=全国区だからこそできる新しいセミナーも生まれています。

本日のトップニュースは「秋に学びを深めよう オンラインセミナー」です。全国どこからも参加できる著名講師のセミナーなどを紹介していますので、ご覧いただければ幸いです。

会員向け「ピアノ教室紹介」特集

2020/10/15 執筆:専務理事 福田成康

皆が豪華な品物の所有や華美な生活スタイルに憧れていた時代は過ぎ、地球にやさしいサステイナブルな生き方をしつつ、「人との繋がり」に幸せを感じる時代に移り変わりつつあります。コロナ禍を経て、その流れが加速したように感じます。

非常事態宣言が明けた6月以降、ピティナ・ピアノ教室紹介への申込者数は過去最高を更新し続けています。考えてみれば、ピアノのレッスンを受けるというのは今の時代にマッチしたことかもしれません。

本日のトップニュースは、生徒を集めたいピティナ会員による、教室紹介の活用法を紹介します。ピアノ教室を探す人が毎日3,000人集まるサイトですから必要情報をきちんと掲載して、生徒さんと先生の双方が幸せになるマッチングを続けたいと思っています。

「ショパンの日」9チャンネルで同時生配信

2020/10/08 執筆:専務理事 福田成康

10/17(土)は「ショパンの日」全国8か所の演奏会場からYouTubeライブを同時配信します。出演者は総勢240名。

ピティナ本部からは、9チャンネル目となる「センターチャンネル」を設け、ゲストにピアニストの宮谷理香さん、総合司会には飯田有抄さんを迎え入れ夏の「24時間テレビ」さながらのピアノ番組を作ることを目指しています。

当日は、朝10時からずっとテレビをつけっ放しにするようにセンターチャンネルを流すのもよいですし、全国各地のYouTubeチャンネルのプログラム予定表を見て、あちらこちらを渡り歩くのもよいと思います。

制作側も慣れないことばかりですが、YouTube時代のピアノ番組のチャレンジでもあります。ぜひ皆様にはこの実験的な取り組みをご覧いただき、ご感想などをお寄せ頂ければ幸いです。

ピティナ「コーポレート」サイトを制作

2020/10/01 執筆:専務理事 福田成康

このたびピティナの「コーポレートサイト」を各事業のウェブサイトから独立させました。「piano.or.jp」を開設したのは1996年ですから、24年目の大改革です。

今までのウェブサイトは、会員や参加者の皆様の使い勝手向上を目指してきましたが、コーポレートサイトはメディア、スポンサー、就活中の学生など、初めてピティナに関わる方に「どんな団体か」をお知らせするためのものです。

ピティナ会員は17,000人。生徒さんを含めれば35万人が何らかの形で参加しています。小さな団体ではないですが、多種多様な立場の方々へのアプローチはまだこれからだと考えています。「より開かれた団体」を目指しての改革です。

ピティナの活動に着目してくれそうなメディア、協賛して頂けそうな企業、就活中の学生などお知り合いがいらっしゃいましたら、ぜひピティナ事務局へご連絡頂けましたら幸いです。

5回目の挑戦で特級グランプリ、尾城杏奈さん

2020/09/24 執筆:専務理事 福田成康

今年の特級は、二次予選から全ての演奏をライブ配信で聴くことができました。若い才能の出現に感動しながら聴かれた方もいらしたと思います。

二次予選・セミファイナルはソロ演奏から、本人の音楽性やテクニックを垣間見られます。音楽のほとんどの部分を一人で構築できるのは、ピアノ演奏の醍醐味だと思います。

一方、ファイナルはオーケストラとの共演です。尾城さんは、オーケストラとの素晴らしいアンサンブルが高く評価され、逆転でグランプリを受賞されました。

本日のトップニュースは「尾城杏奈」です。小さい時から才能を開花させつつ、特級への初挑戦から足掛け6年、5回目でグランプリを受賞した尾城杏奈さんの軌跡をご紹介します。

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