コンクール多様性は発展の証

2021/06/17 執筆:専務理事 福田成康

46億年前に地球が誕生し、生命の発生は40億年前。進化を重ねた生物は今では175万種と多様です。

戦後、子どものピアノ教育を目的としたピアノコンクールが次々に生まれ、全国で今やその数約200と言われています。地域、レベル、課題曲ジャンル、選考方法など様々な方法が有りうるからこそ、これだけの種類が必要になったのでしょう。

ピティナでは、皆さまにこれらのコンクールをバランスよく活用して頂くべく、提携コンクールという仕組みを作り、今では提携数が約50まで広がりました。
すっかりお馴染みになった日本バッハコンクールは、今年からピティナ会員割引も導入します。


本日のトップニュース
では、提携コンクールの活用法に関するインタビュー記事と、現在公開されている提携コンクール一覧のご紹介です。どうぞ上手にご活用ください。

Wキャリア職員から音楽家・ピアノ指導者へ

2021/06/10 執筆:専務理事 福田成康

ピティナ本部事務局で「Wキャリア職員」を採用し始めて5年経ちます。最大3年の契約ながら数か月で音楽家としてフル稼働して巣立つ人もいれば、3年間在職してじっくりビジネスと音楽両面の実力をつける方もいますが、総じてキャリアの素晴らしいスタートダッシュを切っています。

パソコン操作を学んで自分でホームページを作れるようになります。課題曲録音やコンクール審査員を経験して音楽家としての視野が広がります。セミナー業務を通じて指導力が磨かれます。そして多くの指導者との触れ合いを通じてコミュニケーション力が備わります。

本日のトップニュースは、Wキャリア職員の募集要項の紹介と音大生向けのキャリアセミナーやインターンシップのご案内などです。音大の学生、音大卒で30才未満のお知り合いがいらっしゃれば、ぜひ情報をお伝え頂きたいと思います。

習慣の延長にあるもの

2021/06/03 

5月22日の広島西ステップに参加した中川祐也さんが全23ステップを「制覇」しました。ピティナ史上7人目の快挙です。

中川さんは「23ステップ全部」を意識したことはなかったそうです。半年に1回ずつステップに参加し続けた結果、導入1から展開3まですべて合格となりました。

何か大きな目標を掲げて頑張るのは立派ですが、負担の大きいやり方でもあります。ダメだった時に落胆してしまうこともあるでしょう。遠い将来の目標に対してモチベーションを維持するのは難しいかもしれません。しかし「習慣」に基づいて行動していれば、疲れることはありません。

全23ステップ達成の証書をお渡しできたことは嬉しいのですが、それは「目指すもの」ではなく、ステップに参加するという「習慣の延長にあるもの」と位置付けて頂くことをご提案します。

提携YouTubeチャンネル

2021/05/27 執筆:専務理事 福田成康

ピティナ会員によるYouTubeチャンネルをご希望により「提携チャンネル」として設定できるようにしました。登録者数が1,000人を超えることなどが条件です。

提携チャンネルになれば、広く無料で聴かせたい動画はご自身のチャンネルに掲載し、有料で紹介したいセミナー動画はピティナYouTubeチャンネルのメンバーシップやeラーニングに掲載する、といったことができるようになります。

テレビの時代は出演する人とお茶の間とは遠く隔たっていましたが、YouTubeでは誰もが出演者になれます。

ピティナは、一人でも多くの会員に「出演する側」に回って頂き、良質で多様性に富んだニッチなコンテンツを増やしていきたいと思っています。本日のトップニュースは、そんなビジョンが詰まった内容です。どうぞご覧ください。

準本選で全員が「四期」参加可能に

2021/05/20 執筆:専務理事 福田成康

ピティナのコンペ課題曲は「四期」です。充実した学びのため、四期すべてを弾いていただきたいですが、予選で演奏できるのは2曲だけです。予選から4曲弾くのは参加者にとって負担が大きいですし、全員本選に参加してもらうわけにもいきません。泣く泣く2期=2曲しか本番がない予選参加者が生まれる仕組みだったのです。

そんな長年の懸案がついに解決します。今年度から、本選には出ない予選参加者の方々向けに動画を提出していただいて審査を行う「準本選」を新設することになりました。

準本選に参加すれば四期認定証書をお送りしますし、本選同様上位20%に優秀賞、上位40%までに奨励賞を授与します。そして一部の方の動画をピティナのサイト上でご紹介する予定です。

これにより、ますます「コンクールは学びの機会」となります。まずは予選で優秀賞を目指して頂き、もしそれが適わなくとも、準本選を活用して四期を完遂して頂きたいと思います。

指導セミナーのダイジェスト版公開

2021/05/13 執筆:専務理事 福田成康

2年ぶりの指導セミナーは、オンラインでの実施となりました。例年なら 「ピアノ指導者の祭典」として全国の先生方が一同に会する機会なのですが、コロナの社会環境下で今できる精一杯のことはしたと思います。

今回の内容はすべてeラーニングに掲載されますが、忙しい日々を送る皆様がパソコンの前にじっと座る時間を割くのは難しいかもしれません。

そこで、本日のトップニュースでは、代表的なセミナーやレッスンのハイライト映像を10コマご紹介しました。全部見ても20?30分です。きっと「もっと聴きたい」と感じるセミナーが見つかるはずです。

新たな「課題感」を湧きたたせる学びの機会を持つことこそ、持続的な成長に繋がると思います。どうぞ、指導セミナーのダイジェスト動画を徹底活用なさってください。

ピアノ曲事典オーディションVol.3は「ソナチネ」

2021/05/06 

「ソナチネ」をタイトルに掲げる楽譜は年に4万部程度売れていますので、今もピアノ教材の定番です。

ソナチネとは小さなソナタですから弾く人の多くは学び途中の方ですし、大人の方にとっては「思い出の曲」かもしれません。いっぽう、必ずしも平易ではないけれど古典的で小柄でオシャレなラヴェルの「ソナチネ」のような曲もあります。

このたびピアノ曲事典オーディションVol.3のテーマを「ソナチネ」としました。お子さんの学びの成果として、あるいは大人の方が小粋なセンスを発揮する場として「ソナチネ」に取り組んでみませんか。

家族の歴史をアルバムに記録するように、YouTubeに演奏をアップロードすれば学ぶ上での意義は大きいですし、将来振り返った際の感慨も深くなりそうです。その動画をピアノ曲事典と紐づければ多くの人たちが聴きますから、練習にも更に身が入るでしょう。

ピアノ曲事典を学びの場としてご活用頂ければ幸いです。

会員特典に4つのサービスを一挙追加

2021/04/28 執筆:専務理事 福田成康

今年は会費の改訂を行いましたが、例年通り多くの皆様に会員を継続していただきました。改めてここに感謝申し上げます。

ピティナ会員歴が長い皆様からは、会員であることのメリットは「(会員相互の)つながり」とお聞きします。いっぽうで、最初の段階ではコンペ・ステップやセミナーなどの割引やピアノ教室紹介といった「特典」がご入会のきっかけになることも多いはずです。

このたびはその会員特典を新設したというお知らせです。医療相談アプリLEBERを来年3月まで無料で利用できるほか、クラウド会計ソフトfreeeの利用サポート、法律相談、経営相談の4つのサービスを一挙追加しました。

詳細を本日のトップニュースに記載しましたので、徹底活用していただきたいと思います。

ピティナ・コンサートページリニューアル

2021/04/22 執筆:専務理事 福田成康

ピティナのウェブサイトには以前から後援対象のコンサートを検索できる仕組みがあります。

ぶらあぼ、ぴあ、イープラスといった大きなサイトもありますが、ピティナがコンサートを紹介する意義も深いと考えています。

このたびコンサート情報ページはスマホでの検索がしやすいシステムを開発してリニューアルしました。利便性の向上で利用者が増えれば、コンサートの登録もますます増えることになります。今後は各地でのトークコンサートや公開録音コンサートの情報も加わります。

ピティナの強みは既存のデータベースを自由に運用できることです。演奏曲目をピティナ・ピアノ曲事典とリンクし、ピアニスト、作曲家、作品とコンサート情報の間を縦横無尽につなぐことを目指します。会員によるコンサートの企画や参加を奨励するためのアーカイブを作りたいと考えています。

ピアノ関連のコンサート活動を盛り上げるお手伝いができればと願っています。まずは「どんなコンサートが登録されているんだろう」とパラパラと観て頂ければ幸いです。

「コロナ禍の緊急支援」をありがとうございました

2021/04/15 執筆:専務理事 福田成康

このご時世では「苦しいのは皆一緒」であることは重々承知していましたが、一時はピティナは事業収入が例年の25%ほど(7割以上減)、赤字も最大で2億円が見込まれましたので「コロナ寄付」をお願いさせて頂きました。

この寄付は年度末の3月31日に締切りました。お陰様で400名以上の方々から総額1000万円を超えるご寄付を賜り、金銭的に救われたのはもちろん、皆様に応援されている実感が何よりも励みになりました。

皆様からのお力添えがあってこそ前に進んだプロジェクトがいくつもありました。本日のトップニュースでは、コロナ期に始まったプロジェクト一覧と寄付者名をご報告いたします。

引き続き皆様と共にピアノ教育、ピアノ音楽を振興して参ります。どうぞよろしくお願いします。

尾城杏奈さんのリサイタル開催

2021/04/08 執筆:専務理事 福田成康

第一生命ホールで行われた入賞者ガラコンサートでは、尾城杏奈さんがやむなく欠場となりました。入賞者コンサートは参加する皆さんが主役です。とはいえ、特級グランプリの記念演奏を行わないまま、次の夏を迎えるわけにはいきません。

幸いトッパンホールのご協力が得られましたので、急遽5月19日(水)に尾城杏奈さんによるリサイタルを開催します。 ガラコンサートで予定されていた共演者の方々のスケジュールも合わせて頂き、山縣美季さんとの2台ピアノの『ラ・ヴァルス』、弦楽器の精鋭、土岐祐奈さん(ヴァイオリン)・笹沼樹さん(チェロ)との室内楽も実現します。

尾城さんは、受賞してからの短い期間に通常コンサートの他、学校やキッザニアやキットカットといった企業での演奏や表敬訪問など、グランプリならではの役目を30回以上こなしています。これらの人生経験がきっと音楽に滲み出ることでしょう。一緒に今の尾城さんを聴きに行きませんか。

コンペ申込開始

2021/04/01 

4月1日、ピティナ・ピアノコンペティションの申込受付が始まりました。3月1日の課題曲発表から1か月、曲選びのために演奏を聴き比べ、譜読みを重ねた方がたくさんいらっしゃると思います。

ピアノ指導者と学習者の皆様には、これを年1回の「ルーティン」にして頂きたいと思います。選曲に必要な過程の一つひとつが貴重な学びとなります。

いつまでも若々しい人は「何才になっても新しいことをやり続けている人」と言われます。大人も子供も全く新しいことを始めるのはエネルギーが必要ですが、時に「やらされる」ことで自分の枠が広がります。ですから、新しい要素が含まれている挑戦を半ば強制的な形で習慣化することが成長の秘訣です。

2年ぶりの「コンペ」。今年は課題曲チャレンジも選べます。どうぞピティナとともに熱い夏をお迎えください。

入賞者ガラコンサートのYouTubeライブ

2021/03/25 執筆:専務理事 福田成康

第一生命ホールでの入賞者記念コンサートは、昨年は無観客となりましたが今年は入賞者ガラコンサートと名前を変えて実施します。座席配置は「市松模様」としつつ、お客様にも入っていただきます。ホールで直に音を聴くことにより、演奏者と時空を共有できる幸せが得られます。

一方、今年も行うYouTubeライブでは手元や演奏者の表情が見えるだけでなく、メッセージの書き込みを他の視聴者と共有できるなどのメリットがあります。特級グランプリの尾城杏奈さんは、コロナ感染の濃厚接触者(検査結果は陰性)ということでステージには立てなくなりましたが、YouTubeライブで出演していただきます。第1部と第2部の間に30分にわたって、初公開の映像を含む「尾城さん特集」をお届けします。

YouTubeライブでは「スーパーチャット」もできます。演奏中ならその演奏者、演奏中以外なら出演者の皆さんで、スーパーチャットで支払われた額の50%を分配します。演奏者への応援も兼ねて入賞者ガラコンサートを視聴いただければ幸いです。

6人のピアニストによる「課題曲聴き比べ!」企画

2021/03/18 執筆:専務理事 福田成康

コンクールでは点数によって結果に上下の差が出ますから「どんな演奏が正解だろう」と考えがちです。ところが音楽には唯一絶対の解釈はありません。だからこそピティナでは予選で5人、本選では7人の審査員がそれぞれの観点から演奏を採点し、その合計点で順位を決めます。

このような「音楽の競技会」には自分なりの解釈で演奏しつつ、審査員がどのような評価をするのかは「あとのお楽しみ」というスタンスでのご参加がおすすめです。

自分なりの解釈を作り上げるうえでぜひ参考にしていただきたいのが、6人のピアニストによる6通りの解釈に触れられる「課題曲聴き比べ!」企画です。

6種類の演奏の中から生徒さんに一番好きな演奏を選んでもらってもよいですし、ブラインドで演奏を聴かせて「ピアニスト当てクイズ」をやっても面白いかもしれません。どうぞ「課題曲聴き比べ!」を徹底活用していただければ幸いです。

すき間時間にeラーニング

2021/03/11 執筆:専務理事 福田成康

3/1-2に行われたコンペの課題曲説明会がeラーニングで閲覧できるようになりました。

便利に使っていただけますが、イベント当日という理由もなく、じっくり観る時間を確保するのは難しいかもしれません。そういう方のためにAudio Timeがあります。

スマホのバックグランドで音だけ聴けますから、家事をしながらでもセミナーが受けられます。スマホのアプリストアで「Audio Time」と検索してください。iPhoneとAndroidの両方に対応しており、アプリは無料。eラーニングご利用の方なら、ピティナマイページのアカウントでログインすれば音源ダウンロードできます。

また、生徒さんに課題曲を聴かせるなら、課題曲CDを購入してLesson Timeのマイレパートリーを活用できます。生徒さんには無料で聴いてもらえます。

課題曲を徹底活用して生徒さん一人ひとりの成長につなげて頂ければ幸いです。

コンペ活用のノウハウ集を作りました

2021/03/04 執筆:専務理事 福田成康

コンクール課題曲を先生と生徒のどちらが決めるのか。
教室の指導方針、あるいは生徒さんの性質などによっても異なってくると思います。

本人が選べば、曲に対する当事者意識が高まります。いっぽう上位入賞を目指すなら、長年のコンクール指導経験を持つ先生に圧倒的な知見があります。生徒さんの持ち味を客観的に見極めることもできるでしょう。

今回、全国の会員から2000名を無作為に選び、アンケートにお応え頂くことでコンペ活用のノウハウ集を作りました。そうしたところ、選曲に関しては「先生か生徒か」ではなく「先生が候補を絞って生徒に選ばせる」という、いわば「いいとこどり」が多いことが分かりました。

他にも「コンペ参加は先生から誘うか本人主導か」「コンクール準備期間に通常の教材をどのようにこなすのか」など、全国のピアノ指導者の知恵が詰まった特集を組みました。本日のトップニュースは必見です。

全国から集まったコンペ活用の知恵

2021/03/04 

コンクール課題曲を先生と生徒のどちらが決めるのか。教室の指導方針、あるいは生徒さんの性質などによっても異なってくると思います。

本人が選べば、曲に対する当事者意識が高まります。いっぽう上位入賞を目指すなら、長年のコンクール指導経験を持つ先生に圧倒的な知見があります。生徒さんの持ち味を客観的に見極めることもできるでしょう。

今回、全国の会員から2000名を無作為に選び、アンケートにお応え頂くことでコンペ活用のノウハウ集を作りました。そうしたところ、選曲に関しては「先生か生徒か」ではなく「先生が候補を絞って生徒に選ばせる」という、いわば「いいとこどり」が多いことが分かりました。

他にも「コンペ参加は先生から誘うか本人主導か」「コンクール準備期間に通常の教材をどのようにこなすのか」など、全国のピアノ指導者の知恵が詰まった特集を組みました。本日のトップニュースは必見です。

2年分の情熱を生徒さんに

2021/02/25 執筆:専務理事 福田成康

大学に長期間勤続した教授には「サバティカル」と呼ばれる1年間までの長期休暇が与えられます。

毎年コンペ指導を続けてきた先生の中には、昨年は「サバティカル」のようだったと感じる方がいらっしゃるかもしれません。毎年当たり前のようにあったコンペがなく、審査員として全国各地も回らず自宅にいることが多かった、そんな特別な1年だったのは確かだと思います。

エネルギー充填の期間を経て、いよいよ3月1日にピティナ・ピアノコンペティションが開幕を迎えます。ベテランの先生からコンクールを活用した指導の仕方を学び、何人ものピアニストの演奏を聴き、さらには自ら課題曲を一通り弾くことによって、指導者・音楽家としての力を高められます。

「あの生徒さんを、この生徒さんをどのように導こう」などとあれこれ考えるだけでワクワクするならピアノ指導は天職です。2年分の情熱を生徒さんに注いで頂けましたら幸いです。

提携コンクール活用の紹介

2021/02/18 

昨年の春から夏にかけて、ステージで行うコンクールやステップはその多くが中止になりました。秋以降は防疫対策をしながら徐々に開催されるようになり、提携コンクールには、コロナ禍にも関わらず前年度を上回る申込者が集まりました。

ピアノ指導者が生徒さん一人ひとりに合わせて、上手にコンクールやステップなどの本番ステージを活用されていることの証だと思います。

本日のトップニュースは、「コンクールのステージを活用しよう!」と題して提携コンクールの総括をするとともに、活用例や相談会のレポートをお送りします。

今回の記事では目標を持つことの大切さや、日頃のレッスン以上に演奏の完成度を高める効果があることなどが浮き彫りにされています。指導における「ステージ活用術」を編み出すため、ぜひ参考にしていただきたいと思います。

コンペ「ZOOM説明会」実施します

2021/02/10 執筆:専務理事 福田成康

最近は「コロナ対策」の経験も蓄積されてきました。無観客など制限は残るかもしれませんが、安全を確保しつつ、今年はコンペティション全級の実施を目指します。

毎年恒例3月1日、2日の課題曲説明会はライブ配信です。各地にピアニストが出向く課題曲セミナーも実施します。そして「ZOOM説明会」も開きます。

ZOOMを使った説明会は昨年急遽企画した「課題曲チャレンジ」の紹介のために開きました。そこで参加者どうしの活発な交流が生まれたとともに、課題曲選定委員から曲の選定意図などが語られたのは大変貴重なことでした。

この説明会の参加料は基本的に無料です。指導者の皆様が集まって「いかに課題曲をピアノ指導に活用するのか」「コンペと日頃のレッスンとの折り合いのつけ方」といった現場の声を共有するチャンスです。

支部やステーション経由で日程やテーマを決めているところです。
支部長やステーション代表者へもご要望をお伝えください。

リクエスト・コンサートは聴衆との対話

2021/02/04 執筆:専務理事 福田成康

「敷居が高い」と言われがちなクラシック音楽を身近に感じてもらう試みの一つが、トークを交えたコンサートです。演奏家は話す技術も磨かねばならないのでちょっと大変ですが、ピティナではステップなどを通じてトークコンサートを数多く実施してきました。

2月10日に行われるリクエスト・コンサートは司会者と演奏者の対話もあるオンラインのトークコンサートですが、さらに聴き手との一歩踏み込んだコミュニケーションも目指しました。予め皆様から演奏曲目のリクエストを頂き、その結果からプログラムを組んでいます。

8名のピアニストが、日ごろ何を感じて音楽と向き合っているのか、今回のコンサートへの想い、リクエスト結果をどのように捉えたのかなど、YouTubeに載せたインタビュー動画で浮き彫りになっています。

聴衆とピアニストの対話から生まれる「リクエスト・コンサート」をご堪能頂ければ幸いです。

課題曲チャレンジの徹底活用

2021/01/28 執筆:専務理事 福田成康

課題曲チャレンジは昨年4月の緊急事態宣言に伴うコンペティション中止の判断を受け、課題曲を学ぶ目標として作られました。急な発表でしたがのべ1万人の方々が参加され、この企画の価値が次々と見えてきました。

ステージのように1回きりの本番ではないにせよ、録画するとなれば通常の練習より緊張します。何度も録り直しできますが、「本番での一発勝負」より完璧で活き活きとした演奏が必ず作れる訳ではありません。良い録音を残すための「本番」があることも分かりました。

2021年度は通常のコンペティションを開催しつつ、課題曲チャレンジも同時に実施する予定です。コンペに敷居の高さを感じる生徒さん、コンペのリハーサルに使いたい生徒さんどちらも活用できます。

本日のトップニュースは「課題曲チャレンジ」です。ご自身の生徒さんに合う活用法のアイデアを巡らせて頂ければ幸いです。

2020同期入会者と学びの機会

2021/01/21 執筆:専務理事 福田成康

2020年4月から12月に入会された新入会員のうち、ピアノ指導をされている415人にアンケートを取ったところ、入会動機は「自身の学習や情報収集のため」が圧倒的多数でした。

指導力を上げ、生徒の成長につなげたいという意欲を強くお持ちであることがうかがええます。有料のセミナーはもちろん、Zoomでの新入会員交流会も頻繁に実施していきますので、積極的に参加して同期入会の皆様と励まし合って頂ければと思います。

学校における同級生や会社の「同期」は一緒に学び研鑽する機会が多いので、深いつながりが生まれますが、これまでのピティナ会員は同期入会であっても、そこにつながりを感じる方は比較的少なかったと思います。

しかし昨年4月以後に入会した方は、「コロナの年」に一歩を踏み出されたことが、心に刻まれているかもしれません。目的や様々な思いを共有する仲間と一緒に、学びの輪を広げられることを願っています。

地域ブランドを背負う音楽家

2021/01/14 執筆:専務理事 福田成康

昨年のことでも366日それぞれに何をしたのか思い出すのは至難ですが、旅行先の出来事は10年前でも明確に憶えているものです。人に関する記憶についても、その人の住んでいる地名とともに記憶していることが多いのではないでしょうか。

クラシック音楽の例を挙げれば、オーケストラは「ウィーン」「ニューヨーク」など本拠地の地域名を冠することがほとんどです。

一方、ピアニストなどのソリストは各地を移動しますので、あまり地域と絡めて記憶されることはありません。もしかしたらピアニストゆかりの地名を前面に出すことで、一人ひとりへの記憶や関心が高まるかもしれないと思っています。

1/17(日)にはピティナYouTubeプレミア公開で世界各地に留学中の特級入賞者たちのメッセージをお届けし、1/22(金)にはイープラス配信により、世界の街から「ピアノDEトラベル」という映像コンサートを実施します。ご覧頂ければ幸いです。

双方向性を追求するオンライン指導セミナー

2021/01/07 執筆:専務理事 福田成康

例年の指導セミナーは、全国のピアノ指導者が東京に集まって受講し、一緒にお弁当を食べるなど交流も一つの目的としています。

今年の指導セミナーは4月の第三土曜と日曜に、指導実技デモンストレーションと共にオンラインで開催されます。

オンラインといえども、リアルタイムに講師がプレゼンテーションし、全国の受講生も一斉に画面の前に座っていますから、できる限り交流が生まれるように配慮します。二日ともセミナー後に交流会を実施しますし、セミナー中は質問や感想の書き込みを受け付けて双方向性を高めます。

いつもいらっしゃる皆様はもちろん、これまで「東京は遠くて行けなかった」という方も、今回の指導セミナーこそご参加頂きたいと思います。

明けましておめでとうございます

2021/01/01 執筆:専務理事 福田成康

明けましておめでとうございます。

みなさまの初夢はどのようなものでしたでしょうか。
実現してほしい、させたい夢を書いてみます。

一つめは、ピアノ教育など民間教育が学校との垣根なく「教育」と認定されること。教育三法や著作権法などが整備されれば、学校外教育も選択科目となり、公の教育費が民間でも活用できます。

二つ目は、ピアノへの人々の関心がスポーツ同様に集まること。今やYouTuberが大人気で、大手のスポンサーもつき始めていますから一歩実現に近づいているかもしれません。今後はピアノの先生も上位にランクインすることでしょう。

皆様一人ひとりにはもっとパーソナルな夢や願いもあると思います。一人ひとりでできること、皆で一緒でないとできないこと、それぞれ課題として取り組むことで、夢を実現したいと思っています。

本年もどうぞよろしくお願いします。

課題曲説明会はオンラインとオフライン

2020/12/24 執筆:専務理事 福田成康

ピティナ・ピアノコンペティションは来年度も3月1日の課題曲説明会で開幕します。

本来なら東京のホールで実施し、全国のピアノ指導者が集まる日ですがランチ時に「密」を避けられないのでライブ配信での実施を決めました。

会員の皆様には2月22日に、マイページ上で課題曲をお知らせします。同時期に全国の楽器店で関連の楽譜が並びますから、当日はご自宅でじっくり学べる環境が整うはずです。

一方、3月1日のライブ配信に出演するピアニストや人気講師が全国のピティナ支部に出向き、生の演奏を披露する機会も作る予定です。

オンラインで課題曲を頭に入れた上で、改めて目の前でピアニストの音色を聴くことは、さらなる学びになることでしょう。2020年を課題曲チャレンジでつないだ方も1年お休みした方も満を持して「コンペ」に取り組んで頂きたいと思っています。

ピアノ音楽を多角的に観る

2020/12/17 執筆:専務理事 福田成康

「トマトは、なぜ赤い?」という質問に「成分の一つリコピンが赤いから」と答える人もいますし「目立って鳥に食べてもらうため」も大正解です

多角的に物事を観る方法を知ると、何かに行き詰った際、打開策が思いつきやすくなります。結果的に、自由に生きられるようになります。

ピアノにじっくり取り組むのは素晴らしいことですが、他の音楽や芸術、社会のことを知らな過ぎると「ピアノの世界だけの常識」に囚われてしまうかもしれません。

音楽学者、作曲家、指揮者、フルート奏者、チェリスト、ダンサー、そして世界各地で演奏しているピアニスト、もうすぐ90才になろうとするピアニストなど、多種多様なゲスト講師から世の中に対する「観方」をお聴きすることは、自分の観方を見直し、常識の在り処を探ることにもなります。

そして「自由」は幸せの大事な構成要素です。自由を獲得するため、ぜひ音楽総合力UPワークショップのご参加をお勧めします。

聴衆が演奏曲をリクエストできるコンサート

2020/12/10 執筆:専務理事 福田成康

外食の時には二段階の選択が生じます。
最初は「どこへ行くか」。次に「何を注文するか」です。

顧客目線で考えると、ピアノのコンサートでも「何を弾いてもらうか」選択権があってもよさそうです。とはいえクラシックの多くの曲は「リクエストに応じて即演奏」というスタイルに馴染みません。ピアニストが「磨き上げる」時間も必要です。そこで、聴衆が事前に選ぶ仕組みがあったらどうだろう、と考えました。

年明けの2月10日(水)に、文化庁の助成事業として動画配信コンサートを実施します。そのプログラムは皆さんの投票で決めます。ピアニスト8名が個性的なメニューを用意してくれました。

当日(会場・ライブともに有料)も、ぜひ聴いて応援して頂きたいですが、まずは投票(無料)で、このイベントにご参加ください。

他人のために弾くピアニストへの成長

2020/12/03 

今年の特級YouTubeライブは多くの方から「食い入るように観ました」というお声を頂きました。視聴者は演奏に感動し、演奏者はそのことに「弾きがい」を感じます。

教育の初期段階では、生徒視点では「自分のため」、親や先生視点では「子供・生徒の成長のため」に学びますが、生徒さんの成長とともに「聴衆に感動と喜びをもたらすこと」を演奏の目的とするのが理想です。

まさに、そんな流れが少しずつ出来ているのではないでしょうか。

来年度のPre特級は大幅改定し、特級3次予選同様にピアノ伴奏でコンチェルトを導入します。A2級からF級、そしてG級→Pre特級→特級と段階を経るごとに、演奏する動機として「他人を喜ばせる」ことの割合を増やしてもらいたいです。

ピアノを習い始めた人の大半はピアニストになりませんが、いずれ何らかの仕事に就きます。そして他人の喜びを糧に働くことが良い仕事だと思います。ピアノ学習の過程でも、その感覚を知ってもらいたいと願っています。

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