支部と会員のつながり

2020/10/29 執筆:専務理事 福田成康

オンライン・セミナーや動画を審査するコンクールなど、地理的な制約を受けないイベントが多くなっていますが、このまま地域性が消えることはなく、各地の人と人との触れあいは、ますます大事になると思っています。人間は高度な知性を持ちつつも、根本は生物だからです。

ピティナへの入会のきっかけは、多くの場合、支部が主催するセミナーへの参加や、生徒さんのコンクール参加です。地域での会員どうしをつなぐ役割を果たしているのが、楽器店の担当者や、有力な指導者が代表を務める「支部」です。

先週のトップニュースではオンライン・セミナーを取り上げました。その盛り上がりも楽しみですが、「それだけじゃない」ことをお伝えしたく、支部と会員のつながりを特集しました。

ピティナを通じてリアルな人間関係を作ることで、豊かな人生を送って頂きたいと願っています。

オンラインだからこそできるセミナーもある

2020/10/22 執筆:専務理事 福田成康

「悪い出来事」とは、自分が期待していた将来像と食い違った状況であることが多いので、長期的にみると「良いことだった」と見直せる場合があります。

たとえば、コロナの影響でピティナ・ピアノセミナーだけでも326回の講座が中止になりました。参加を楽しみにしていた受講者、準備していた講師の方にとってはマイナスでしたが、オンラインセミナーという新しい形が生まれました。

そしてこの7月から10月、4か月間のピティナ・ピアノセミナーの実施回数は昨年を上回りました。さらに、オンライン=全国区だからこそできる新しいセミナーも生まれています。

本日のトップニュースは「秋に学びを深めよう オンラインセミナー」です。全国どこからも参加できる著名講師のセミナーなどを紹介していますので、ご覧いただければ幸いです。

会員向け「ピアノ教室紹介」特集

2020/10/15 執筆:専務理事 福田成康

皆が豪華な品物の所有や華美な生活スタイルに憧れていた時代は過ぎ、地球にやさしいサステイナブルな生き方をしつつ、「人との繋がり」に幸せを感じる時代に移り変わりつつあります。コロナ禍を経て、その流れが加速したように感じます。

非常事態宣言が明けた6月以降、ピティナ・ピアノ教室紹介への申込者数は過去最高を更新し続けています。考えてみれば、ピアノのレッスンを受けるというのは今の時代にマッチしたことかもしれません。

本日のトップニュースは、生徒を集めたいピティナ会員による、教室紹介の活用法を紹介します。ピアノ教室を探す人が毎日3,000人集まるサイトですから必要情報をきちんと掲載して、生徒さんと先生の双方が幸せになるマッチングを続けたいと思っています。

「ショパンの日」9チャンネルで同時生配信

2020/10/08 執筆:専務理事 福田成康

10/17(土)は「ショパンの日」全国8か所の演奏会場からYouTubeライブを同時配信します。出演者は総勢240名。

ピティナ本部からは、9チャンネル目となる「センターチャンネル」を設け、ゲストにピアニストの宮谷理香さん、総合司会には飯田有抄さんを迎え入れ夏の「24時間テレビ」さながらのピアノ番組を作ることを目指しています。

当日は、朝10時からずっとテレビをつけっ放しにするようにセンターチャンネルを流すのもよいですし、全国各地のYouTubeチャンネルのプログラム予定表を見て、あちらこちらを渡り歩くのもよいと思います。

制作側も慣れないことばかりですが、YouTube時代のピアノ番組のチャレンジでもあります。ぜひ皆様にはこの実験的な取り組みをご覧いただき、ご感想などをお寄せ頂ければ幸いです。

ピティナ「コーポレート」サイトを制作

2020/10/01 執筆:専務理事 福田成康

このたびピティナの「コーポレートサイト」を各事業のウェブサイトから独立させました。「piano.or.jp」を開設したのは1996年ですから、24年目の大改革です。

今までのウェブサイトは、会員や参加者の皆様の使い勝手向上を目指してきましたが、コーポレートサイトはメディア、スポンサー、就活中の学生など、初めてピティナに関わる方に「どんな団体か」をお知らせするためのものです。

ピティナ会員は17,000人。生徒さんを含めれば35万人が何らかの形で参加しています。小さな団体ではないですが、多種多様な立場の方々へのアプローチはまだこれからだと考えています。「より開かれた団体」を目指しての改革です。

ピティナの活動に着目してくれそうなメディア、協賛して頂けそうな企業、就活中の学生などお知り合いがいらっしゃいましたら、ぜひピティナ事務局へご連絡頂けましたら幸いです。

5回目の挑戦で特級グランプリ、尾城杏奈さん

2020/09/24 執筆:専務理事 福田成康

今年の特級は、二次予選から全ての演奏をライブ配信で聴くことができました。若い才能の出現に感動しながら聴かれた方もいらしたと思います。

二次予選・セミファイナルはソロ演奏から、本人の音楽性やテクニックを垣間見られます。音楽のほとんどの部分を一人で構築できるのは、ピアノ演奏の醍醐味だと思います。

一方、ファイナルはオーケストラとの共演です。尾城さんは、オーケストラとの素晴らしいアンサンブルが高く評価され、逆転でグランプリを受賞されました。

本日のトップニュースは「尾城杏奈」です。小さい時から才能を開花させつつ、特級への初挑戦から足掛け6年、5回目でグランプリを受賞した尾城杏奈さんの軌跡をご紹介します。

秋もピアノをみんなで楽しもう!

2020/09/17 執筆:専務理事 福田成康

9月に入りクラシックコンサートへの入場制限撤廃が発表されました。大学の授業は、後期からは対面が基本になりそうです。

ピティナでは、ステップこそ例年の半分くらいの実施ですが、日本バッハコンクールやブルグミュラーコンクールなどの提携コンクールは例年通り実施予定です。ピアノ教室紹介の申込数は過去最高を大きく上回っています。

さらに、YouTubeへの動画アップロードやZoomでのセミナー参加など「新たに身に着けた習慣」があります。活動の幅はますます広がっているのではないでしょうか。

本日のトップニュースでは、春~夏に行った「わたしの Keep on Music」のまとめに加え、秋以降に参加できる催し物を一挙公開します。webサイトを眺めて「あれもしたい、これもしたい」と思い巡らすだけでもワクワクしてくると思います。

ミュッセに新しい売れ筋

2020/09/10 執筆:専務理事 福田成康

ピティナの「ミュッセ」をご存じですか?欲しい曲と掲載順を指定すると「世界に一冊だけ」の楽譜冊子が送られてくるサービスです。

ミュッセは13年前にサービス開始して以来、毎年同じくらい売れているのですが、選ばれる曲は年々入れ替わっています。

当初から人気だった安倍美穂先生の曲は今もランキング上位に並んでいる一方、ここ数年人気があるのは水谷稚佳子先生、浜地真純先生、田淵紗恵子先生の曲です。共通しているのは、現役のピアノ指導者によって「現場のニーズから作られた曲」であることです。

本日のトップニュースには、売れ筋のランキングに加え、作者の制作動機などインタビュー記事を掲載しました。この機会に、ミュッセ人気曲のサンプル楽譜や演奏動画をご覧になられてはいかがでしょうか。

YouTube活用の無料オンラインセミナー

2020/09/03 執筆:専務理事 福田成康

10~20代の若者が視聴するのは今やテレビよりもYouTubeです。大画面のテレビ受像機でYouTubeを観る習慣も急速に広がっています。映像メディアが映画→テレビ→YouTubeと大きく変遷しつつあるのは明らかです。

YouTube時代が映画・テレビ時代と決定的に違うのは、全ての人が発信側に回れるということです。今年は、課題曲チャレンジを通じて初めてYouTubeにコンテンツを上げたという方もいらっしゃるでしょう。

今後は、ピアノ教室の生徒募集にもYouTubeを活用されるケースが増えてくるはずです。

ピティナは、YouTubeチャンネルのプロモーターであるクリーク・アンド・リバー社にコンサルティング依頼していますが、そのクリーク社と組み、YouTubeを運営するGoogle社の方を講師に迎えて会員向けの無料オンラインセミナーを実施することにしました。

音楽教室の運営にYouTubeをどう活用するか。方針が決まっていない方も、まずは参加して一歩踏み出されてはいかがでしょうか。

特級へのご寄付ありがとうございました

2020/08/27 執筆:専務理事 福田成康

サントリーホールで行われた特級ファイナルのライブ配信はユニーク視聴者数43,000人、同時視聴者数は最大約8,500人集まる盛り上がりを見せました。

コンクールは出場者の演奏に順位をつける手段と捉えられがちですが、特級に関しては、実態として「鑑賞の場」となりましたし、多くの皆様もそのように認識されたと思います。

人生を懸けているコンテスタントの姿やそこから紡ぎ出される音楽が、多くの人たちを魅了したのです。

コロナ禍で大赤字を被ったピティナにとって特級開催は大変なことでしたので、寄付金を募らせて頂きました。その結果、443人(団体)から約650万円ものご寄付を賜り、運営経費の一部に充てられました。

これだけ多くのご寄付が集まったのは、出演者の演奏が素晴らしかったからだと思います。
ご寄付を頂いた方、ご出演の皆様に心より感謝申し上げます。

聴衆がピアニストを育てる

2020/08/13 執筆:専務理事 福田成康

特級、Pre特級、G級の客席のチケット販売を延期し続けてきましたが、コロナ感染者数の推移やホールの規定と照らし合わせ、入場者数限定で発売開始しました。

特級二次予選のYouTubeライブやアーカイブ動画をご覧なった方の中には、「やはり会場で生の感動を味わいたい」と感じた方も多いと思います。今年の聴衆賞は、特級、Pre特級ともにYouTubeライブ視聴者によるオンライン投票も加味しますが、会場で投票したい方もいらっしゃるでしょう。

そうして多くの皆様が関心を持ってお聴きになることこそが、参加者を演奏家として成長させます。

会場は席数に限りがありますが、YouTubeライブはどんなに多くの方が集まってもパンクしません。お知り合いの方々をお誘いの上ご覧いただければ幸いです。

応援する場としてのピアノコンクール

2020/08/06 執筆:専務理事 福田成康

G級・Pre特級・特級は一次予選が動画審査、二次予選が無観客での実施ですが、参加者数はほぼ例年どおりです。

特級二次予選はカメラ6台を置いてライブ配信したところ、同時視聴者数が2年前の特級ファイナルを超えました。24人の演奏を全て聴いた方もいらしたようです。

ピアノはスイミングに次いで多い習い事です。学習者は大多数のスポーツの競技人口を上回ります。それなのに、希少性が高い「1位」を決めるピアノコンクールでもあまり人々の話題に上りません。

選考過程で時間が掛かるとか、難しいといった理由付けもできますが、人気の箱根駅伝も長いですし、サッカーやラグビーの観戦は素人にとって簡単ではありません。

私はスポーツと比べると「人々に興味を持ってもらうための工夫」が不足していると思っています。

今年の全国大会G級、Pre特級、特級セミファイナル・ファイナルはライブ配信します。どうぞお茶の間で鑑賞・応援して頂きたいと思います。

課題曲チャレンジご参加ありがとうございます

2020/07/30 執筆:専務理事 福田成康

4月16日に突如登場した「課題曲チャレンジ」約7,000人の皆様がご参加下さいました。心より感謝申し上げます。

前例がなく、運営する立場としても分からないことだらけでしたが、多くの方がコンペから頭を切り替えてご参加頂けました。保護者・指導者の皆様から「目標ができてピアノ学習の張りができた」と喜びの声を頂き、嬉しく思っています。

本日のトップニュースでは、課題曲チャレンジの選曲率と前期までの演奏動画を発表します。ご覧いただけるのはご本人から公開への同意があった演奏だけですが、課題曲別に聴けます。「他の参加者はどんな演奏をしたんだろう」と興味津々で聴けるのではないでしょうか。

演奏の完成度を示す点数の高低、いわば「上下」に加え、曲のとらえ方の違い=「左右」に対する興味が増せば、より楽しくピアノを継続できると思います。

YouTubeでトーク番組

2020/07/22 執筆:専務理事 福田成康

3月2日の課題曲説明会以来、入賞者記念コンサート、丸の内ミュージックフェスティバルなどのYouTubeライブを配信してきました。それぞれその時間帯のライブとしては日本でトップクラスの視聴者を集めました。

今やテレビを使ってYouTubeを見ている方も多く、クラシック分野ではCS番組を超える視聴者数になります。「ならば」ということで、総合司会に飯田有抄さんを据えてテレビ番組風のコンテンツを作ることにしました。

配信はそれぞれ日曜日の午前中(10:30から)です。ご自宅でカフェオレ付きのブランチしながら観て頂くイメージです。

第1回の8月2日は大人気の赤松林太郎先生がゲスト。後半は特級二次の聴きどころを加藤哲礼氏の解説でお届けします。
第2回、8月9日のゲストは、ベートーヴェン全曲演奏会を実施中の菊地裕介先生。後半は再び加藤氏が登場。特級セミファイナリストの紹介と二次予選の振り返りを行います。

どうぞお楽しみに。

秋の提携コンクール

2020/07/16 執筆:専務理事 福田成康

この4月、ピティナ・ピアノコンペティションの多くの部門が中止になった時、「秋の提携コンクールに照準を合わせたい」という声を多数お聞きしました。

それらのご発言は「秋になればコロナが終息している」という予想に基づいていたと思いますが、あれから3か月経っても、まだまだ情勢は不透明です。

そんな中で秋以降の提携コンクールは、無観客開催や動画審査への切り替えなど様々な対策を施しつつ、開催が予定されています。

ピアノの演奏技術や音楽を「競い合いの中で高めたい」というニーズは常にあります。ピティナの提携コンクールでは、開催できなくなった場合には、システム利用料を除いた参加料の全額を返金しますので、安心してお申し込みできると思います。

生徒さんの性格と成長段階にぴったりの提携コンクールを探して、ご活用ください。

特級一次予選の動画を聴いて「推し」を探す

2020/07/09 執筆:専務理事 福田成康

ピティナ史上初めて、動画による選考会で特級二次進出者24名が選ばれました。

ピアノの演奏はホールで聴かれるよりYouTubeで聴かれる時間の方がはるかに多い時代です。録画で実力を試すラウンドがあるのは「合理的」と言えるかもしれません。

審査員と同じ動画を、一般の皆様が視聴できることもメリットです。ホールやスタジオを借りて収録した人、自宅らしき場所で収録した人などそれぞれおり、それもまた個性です。

この際、24名全員の演奏を聴いてご自身の「推し」を決めるのはいかがでしょうか。特級二次のライブ中継が俄然楽しくなることと思います。

その「推し」が8/21の特級ファイナルまで来れば、もう他人とは思えないでしょう。ぜひ、オンラインで支援してあげてください。

ピアノ曲事典オーディションの創設

2020/07/02 執筆:専務理事 福田成康

YouTubeでピアノ演奏を聴くことはもちろん、自分の演奏をネットに公開することも特別ではなくなってきました。新型コロナウィルスの影響もあり、動画提出するタイプのピアノコンクールも続々と出てきています。

ピティナでは、ピアノ曲事典に掲載される動画を選ぶ「ピアノ曲事典オーディション」を行うことにしました。

最大の特徴は、それぞれの曲のエキスパートが審査にあたりフィードバックを行うことです。ショパンならショパン国際コンクール入賞者、モーツァルトなら古楽器や当時の演奏習慣に精通する方から、専門的なコメントが受け取れます。

また、このオーディション開始を記念して、ショパンの命日である10月17日(土)に全国各地で公開収録会と同時多発的なYouTubeライブを行います。

課題曲チャレンジでグランミューズ部門をやって欲しかったという声も聞かれます。どうぞご自分の十八番でピアノ曲事典オーディションにご参加ください。

音大生のためのオンライン・キャリアセミナー

2020/06/25 執筆:専務理事 福田成康

「音大に行きたいけど就職先がなさそう」と考える高校生は大勢いるはずです。しかし音大に進学しても他の大学と同じように就職できることは案外知られていません。

企業の採用面接では大学の専攻で何を学んだかより、学生時代に何を一所懸命やったかを問われることが多いのです。一心不乱に音楽に没頭できた人なら企業は「欲しがり」ます。

音大生には、音楽関係の仕事はもちろん他業種への就職も含め、きちんと所得を稼げる仕事に就いて頂きたいです。

この度、ピティナでは、『音大卒は武器になる』の著者として知られている大内孝夫氏を迎えて、キャリア支援室を開設しました。その一つ目の活動として、7/17、7/20に音大生のためのオンライン・キャリアセミナーを開催します。

ぜひ、この情報を知り合いの音大生にお伝え頂ければ幸いです。

演奏が伝わる「動画提出型ステップ」

2020/06/18 執筆:専務理事 福田成康

オンライン・ステップでは演奏直後にアドバイザー3名から直接、アドバイスや励ましの言葉をもらえます。これが参加者から大好評です。

ただし、会議用ツールのZoomは会話の声を伝えることに最適化されているので、ピアノの音質を伝えるのに限界があることは否めません。そこで次の一手として、演奏は「YouTube」、アドバイスはオンラインミーティングツールでリアルタイムという「動画提出型ステップ」を開発しました。 ショパン国際コンクールの予備予選など、動画を使った審査はよく使われる手法で、演奏内容の伝わり方は格段に良くなります。

アドバイザーのコメントも徐々に進化し、中田雄一朗先生のようにレッスン室からピアノを使って行う方も現れました。参加者の指導者からは「3人の先生からワンポイントレッスンを受けているようでとても有意義」と言った声も頂いています。

動画提出型のステップ開催は8月最終週末から。参加してみられてはいかがでしょうか。

オンライン指導実技試験

2020/06/11 執筆:専務理事 福田成康

オンラインレッスンで音のニュアンスを追求した指導は難しいかもしれませんが、生徒さんは先生の笑顔を見るだけでも励まされます。先生の存在そのものがピアノへのモチベーションを高めます。

自分の成長を一緒に喜んでくれる誰かとの「繋がり」が重要なのは大人も一緒です。指導者ライセンスの受験料がピティナ会員の「メンター」がいることで割引されるのは、そういった繋がりを奨励しているからです。

コロナ禍で移動や密な対面が制限されている今も、指導者ライセンスは足を止めません。指導実技では、オンライン指導を審査員が受験者相互で見学し合いフィードバックする新しいスタイルを考案しました。

歳を経てなお、誰かから学び続けることは、意欲を保ち、指導スキルを高めることにも直結します。まだ指導者ライセンスを取得していない方は、まずは「オンライン指導実技試験」から体験してみてはいかがでしょうか。

「春基準」の指導者受賞者発表

2020/06/04 執筆:専務理事 福田成康

賞は受賞した人を称えるのみならず、多くの方々の努力を促すことに意義があると思っています。

そんな中にあって、指導者賞の「春基準」は目指してすぐに取れるものではありません。2019年度に春基準でピティナ指導者賞を受賞した全国253名の中で、受賞までに掛かった期間は最短でも6年間です。

春基準による指導者賞は、日ごろから生徒さんのバランスのよい成長を願って多様で丹念な指導をなさっているピアノ指導者のみが受賞できるものです。実際に受賞された先生には、受賞は目標ではなく結果だとお考えの方が多いと思いますが、周りの指導者からは憧れられる存在かもしれません。

今年度のコンペはG~特級を除いて中止になりましたから、ほとんどの指導者にとって今年度の指導者賞は「春」だけとなります。これを機会に指導者賞の春基準を見て頂ければ幸いです。

課題曲チャレンジの活用法を発見

2020/05/28 執筆:専務理事 福田成康

課題曲チャレンジは通常開催できなくなったコンペに代わる企画です。今、ピアノ指導者によって様々な使い方が生み出されつつあります。ZOOMで既に100回以上行った説明会でも多くの意見が寄せられています。

その一つがステージで緊張し過ぎてしまう子の参加です。演奏が「消しゴムで消せない」のはピアノ教育ならではですが、そのような刺激に強くない子もいます。繰り返し収録できる課題曲チャレンジはちょうどよい機会です。

「年齢より下の級に参加できる」のがメリットというご意見もありました。年齢相応級の課題が難しい場合はもちろん、復習にも使えますし「下の級の課題曲が好き」という方もいるそうです。

毎年、予選優秀賞の「盾」を集めている生徒さんが落胆しているという報告もありました。今年もコンペ同様の盾を準備します。「2020年」が抜けてしまうことはありません。

課題曲チャレンジは後期だけの申込も可能です。多くの方にご参加頂ければ幸いです。

「わたしのチャレンジ宣言」を募集

2020/05/21 執筆:専務理事 福田成康

「チャレンジ」とは達成したことが客観的に分かる、具体的な目標に向けて努力することだと思っています。

コンペ未経験の方が課題曲チャレンジに参加するなら、審査員5名からの平均で7.8点以上が取れたら、ひとまず「大成功」と考えてよいと思います。

しかし全国大会を目指していた方なら、成功と感じるのは8.8点以上かもしれません。ハードルの高さ、チャレンジ方法を決めるのはご自身です。

本日のトップニュースでは、「わたしのチャレンジ宣言」を募集しています。6月末までにスケールの練習を毎日必ずやる、とか、簡単な曲でも毎日新しい曲をYouTubeにアップロードするとか、継続的なチャレンジもあると思います。

もちろん、課題曲チャレンジで何点目指すといったことでも構いません。お互いチャレンジする目標を共有し合えば努力する勇気が倍増すると思います。

何を学ぶかの探求を含めた「学ぶ習慣」

2020/05/14 執筆:専務理事 福田成康

魔法使いから「どんな望みでも1つだけ叶えます」と言われたら「私を魔法使いにしてください」と答えたくなるかもしれません。現実には魔法はありませんが、このレトリックを人生に活かすことはできます。

「幸せになるために身に着ける1つの習慣は?」と問われたら「学ぶ習慣を身に着けること」と答えると思います。

ただし「何を学ぶか」は常に探求し続ける必要はあります。学生時代にあった科目に沿って知識や技能を積み重ねるだけでは不十分です。子どものうちは楽譜の読み方やピアノの弾き方を学ぶので十分でも、指導者になればコミュニケーションや経営なども学ばねばなりません。

今の状況なら「オンラインレッスンの実施方法」も学びの項目に入れた方がよいかもしれません。何を学ぶかを探求し続けることを含めて「学び続ける習慣」こそが、人を幸せに導くと思います。

ピアノ曲事典をピアノ教育で使う

2020/05/07 執筆:専務理事 福田成康

ピティナ・ピアノ曲事典をピアノ教育現場でより使いやすいものにしたいと思っています。

これまでもコンクールやステップの動きに応じて整備してきましたが『課題曲チャレンジ』を機に大幅な充実を図りました。お家で過ごす時間が多い今年は、じっくり音楽に向き合えると思います。

皆さんから一番求められる情報は演奏動画です。A2級、A1級課題曲は5人のピアニストが収録しています。演奏の違いを言葉にしてみて下さい。音楽の理解が格段に深まるはずです。

新しい試みですが関連曲の紹介にはかなり力を入れています。単に知識を広げるだけでなく、それぞれの課題曲の特徴を浮き彫りにする工夫です。別の曲に触れることは寄り道に見えるかもしれませんが、近道かもしれません。

課題曲選定委員長の本多昌子先生、最も多くの演奏動画を収録している赤松林太郎先生、音楽学の上田泰史先生からの応援メッセージも頂きました。

どうごご覧ください。

丸の内GWミュージックフェスティバル

2020/04/30 執筆:専務理事 福田成康

ゴールデンウィークの風物詩「ラ・フォル・ジュルネ TOKYO」が中止となり、関連イベントである丸の内エリアコンサートも無くなりました。

それに代わる企画として「丸の内GWミュージックフェスティバル2020」が5月2日から4日にかけて行われます。YouTubeのピティナ・チャンネルからの生配信です。

出演者はピティナのイベントでおなじみの面々に加えて、テレビで活躍する「みやぞん」「ガチャピンとムック」、人気YouTuberの「よみぃ」「かてぃん」などです。

総合司会は飯田有抄さんが担当します。演奏はもちろん、日頃あまり聞くことができない出演者たちのエピソードが聞けるかもしれません。

引き続きStay at Homeです。今年のゴールデンウィークはぜひ「丸の内GWミュージックフェスティバル2020」をお楽しみに。

アートピアノを組み立てSNSに投稿!

2020/04/23 執筆:専務理事 福田成康

「都庁ピアノ」をYouTubeでご覧になった方は多いかと思います。アートピアノとも言われる絵柄の入ったピアノをYouTuberが弾いて、人だかりができる様子は、ピアノの新しい文化だと感じます。

おうち時間がたっぷりある今、こんなアートピアノができたらな、を形にする「ピアノ立体ペーパークラフト(工作)」を用意しました。

世界に1つしかない絵柄を描いてピアノを組み立て、写真を撮り「#マイピアノ作品展」をつけたうえでのTwitter投稿を呼びかけています。

もし反響が大きかったら、コロナ終息後にその絵柄のコンセプトを使った本物のアートピアノが作られ、かてぃんさんなど有名YouTuberが弾いてくれる日が訪れるかもしれません。

そんな日が来ることを夢見て、親子で「マイピアノ作品」をお作り頂きたいと思います。

「課題曲チャレンジ」で来年につなげる

2020/04/16 執筆:専務理事 福田成康

緊急事態宣言が出されるとの報道を受け、先の4月6日にコンペティションの参加申込を停止しました。 その後検討を重ねてこのたび、ウェブサイトで今後の方針を公開しました。

命と健康を守ることは何より優先します。今は外出を控え、人との対面を減らすことが求められます。

このような中、学校がお休みの地域もあり、ピアノに取り組む時間が日頃より増えたお子さんも多く、オンライン・レッスンも急速に広がっています。そして、年中行事として4期の課題曲を磨き上げる方がたくさんいます。今年それをやらずに来年復帰するのはたいへんです。そこで、ソロ部門A2級からF級は動画を提出して頂き、審査経験豊富な先生方に評価して頂く「課題曲チャレンジ」を実施します。

「自粛」という言葉が広まっていますが、家での活動を停滞させることは求められていません。 一人でも多くの方に動画を提出して頂き、来年・再来年へとつなげて頂きたいと思います。


おうちで音楽を続けましょう

2020/04/09 執筆:専務理事 福田成康

7都府県に出された緊急事態宣言に対応し、今年度のピティナ・ピアノコンペティションは、G級・特級など一部の級・地区を除き、ホールでの審査を中止しました。

一方、多くの地域で休校が続くなか生徒さんのピアノの練習時間が増え、順調に課題曲の練習が進んでいたところでもあり、「残念」「目標がなくなってやる気に影響する」等の声が数多く寄せられています。

現在ピティナでは、課題曲演奏の動画を審査する企画を検討中です。来週のトップニュースには何らか紹介できると思います。

いつこの事態が終息するか誰も分かりませんが、「今できることをやる」のが心穏やかに生きるコツだと思っています。今週のトップニュースは、「Stay at Home, Keep on Music」を合言葉に「今、わたしたちにできること」としてみました。

今できることを精いっぱい行い、SNSなどに近況を書いてお互い励まし合えればと思っています。

本番を絶やさない

2020/04/02 執筆:専務理事 福田成康

ピアノはレッスンよりも練習時間が長くなるものですが「練習が大好き」という子は稀です。ではなぜ練習を続けられるのでしょうか。それは「本番」があるからです。

「本番」は発表会やコンクール、ステップです。長く練習した自分を認めてくれるお友達や審査員・アドバイザーがいます。本番が始まったら音楽は聴き手と共有され、練習のように勝手に弾き直しできません。「ピアノの演奏は消しゴムで消せない」とも言われます。その大事な「本番」が新型コロナウィルスの影響で消滅しています。

そこで「オンライン・ステップ」です。アドバイザーに届く音質は、ホールにはとても及びませんが、音楽にこもる想いは伝わりますし、アドバイザーと直接お話できるオンラインならではの良さもあり、十分「本番」足りえると思います。

目標設定にお困りの皆様は、ぜひオンライン・ステップをお試し頂きたいです。きっと日常の練習室やレッスン室が特別な場に変わります。

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