応援する場としてのピアノコンクール

2020/08/06 執筆:専務理事 福田成康

G級・Pre特級・特級は一次予選が動画審査、二次予選が無観客での実施ですが、参加者数はほぼ例年どおりです。

特級二次予選はカメラ6台を置いてライブ配信したところ、同時視聴者数が2年前の特級ファイナルを超えました。24人の演奏を全て聴いた方もいらしたようです。

ピアノはスイミングに次いで多い習い事です。学習者は大多数のスポーツの競技人口を上回ります。それなのに、希少性が高い「1位」を決めるピアノコンクールでもあまり人々の話題に上りません。

選考過程で時間が掛かるとか、難しいといった理由付けもできますが、人気の箱根駅伝も長いですし、サッカーやラグビーの観戦は素人にとって簡単ではありません。

私はスポーツと比べると「人々に興味を持ってもらうための工夫」が不足していると思っています。

今年の全国大会G級、Pre特級、特級セミファイナル・ファイナルはライブ配信します。どうぞお茶の間で鑑賞・応援して頂きたいと思います。

課題曲チャレンジご参加ありがとうございます

2020/07/30 執筆:専務理事 福田成康

4月16日に突如登場した「課題曲チャレンジ」約7,000人の皆様がご参加下さいました。心より感謝申し上げます。

前例がなく、運営する立場としても分からないことだらけでしたが、多くの方がコンペから頭を切り替えてご参加頂けました。保護者・指導者の皆様から「目標ができてピアノ学習の張りができた」と喜びの声を頂き、嬉しく思っています。

本日のトップニュースでは、課題曲チャレンジの選曲率と前期までの演奏動画を発表します。ご覧いただけるのはご本人から公開への同意があった演奏だけですが、課題曲別に聴けます。「他の参加者はどんな演奏をしたんだろう」と興味津々で聴けるのではないでしょうか。

演奏の完成度を示す点数の高低、いわば「上下」に加え、曲のとらえ方の違い=「左右」に対する興味が増せば、より楽しくピアノを継続できると思います。

YouTubeでトーク番組

2020/07/22 執筆:専務理事 福田成康

3月2日の課題曲説明会以来、入賞者記念コンサート、丸の内ミュージックフェスティバルなどのYouTubeライブを配信してきました。それぞれその時間帯のライブとしては日本でトップクラスの視聴者を集めました。

今やテレビを使ってYouTubeを見ている方も多く、クラシック分野ではCS番組を超える視聴者数になります。「ならば」ということで、総合司会に飯田有抄さんを据えてテレビ番組風のコンテンツを作ることにしました。

配信はそれぞれ日曜日の午前中(10:30から)です。ご自宅でカフェオレ付きのブランチしながら観て頂くイメージです。

第1回の8月2日は大人気の赤松林太郎先生がゲスト。後半は特級二次の聴きどころを加藤哲礼氏の解説でお届けします。
第2回、8月9日のゲストは、ベートーヴェン全曲演奏会を実施中の菊地裕介先生。後半は再び加藤氏が登場。特級セミファイナリストの紹介と二次予選の振り返りを行います。

どうぞお楽しみに。

秋の提携コンクール

2020/07/16 執筆:専務理事 福田成康

この4月、ピティナ・ピアノコンペティションの多くの部門が中止になった時、「秋の提携コンクールに照準を合わせたい」という声を多数お聞きしました。

それらのご発言は「秋になればコロナが終息している」という予想に基づいていたと思いますが、あれから3か月経っても、まだまだ情勢は不透明です。

そんな中で秋以降の提携コンクールは、無観客開催や動画審査への切り替えなど様々な対策を施しつつ、開催が予定されています。

ピアノの演奏技術や音楽を「競い合いの中で高めたい」というニーズは常にあります。ピティナの提携コンクールでは、開催できなくなった場合には、システム利用料を除いた参加料の全額を返金しますので、安心してお申し込みできると思います。

生徒さんの性格と成長段階にぴったりの提携コンクールを探して、ご活用ください。

特級一次予選の動画を聴いて「推し」を探す

2020/07/09 執筆:専務理事 福田成康

ピティナ史上初めて、動画による選考会で特級二次進出者24名が選ばれました。

ピアノの演奏はホールで聴かれるよりYouTubeで聴かれる時間の方がはるかに多い時代です。録画で実力を試すラウンドがあるのは「合理的」と言えるかもしれません。

審査員と同じ動画を、一般の皆様が視聴できることもメリットです。ホールやスタジオを借りて収録した人、自宅らしき場所で収録した人などそれぞれおり、それもまた個性です。

この際、24名全員の演奏を聴いてご自身の「推し」を決めるのはいかがでしょうか。特級二次のライブ中継が俄然楽しくなることと思います。

その「推し」が8/21の特級ファイナルまで来れば、もう他人とは思えないでしょう。ぜひ、オンラインで支援してあげてください。

ピアノ曲事典オーディションの創設

2020/07/02 執筆:専務理事 福田成康

YouTubeでピアノ演奏を聴くことはもちろん、自分の演奏をネットに公開することも特別ではなくなってきました。新型コロナウィルスの影響もあり、動画提出するタイプのピアノコンクールも続々と出てきています。

ピティナでは、ピアノ曲事典に掲載される動画を選ぶ「ピアノ曲事典オーディション」を行うことにしました。

最大の特徴は、それぞれの曲のエキスパートが審査にあたりフィードバックを行うことです。ショパンならショパン国際コンクール入賞者、モーツァルトなら古楽器や当時の演奏習慣に精通する方から、専門的なコメントが受け取れます。

また、このオーディション開始を記念して、ショパンの命日である10月17日(土)に全国各地で公開収録会と同時多発的なYouTubeライブを行います。

課題曲チャレンジでグランミューズ部門をやって欲しかったという声も聞かれます。どうぞご自分の十八番でピアノ曲事典オーディションにご参加ください。

音大生のためのオンライン・キャリアセミナー

2020/06/25 執筆:専務理事 福田成康

「音大に行きたいけど就職先がなさそう」と考える高校生は大勢いるはずです。しかし音大に進学しても他の大学と同じように就職できることは案外知られていません。

企業の採用面接では大学の専攻で何を学んだかより、学生時代に何を一所懸命やったかを問われることが多いのです。一心不乱に音楽に没頭できた人なら企業は「欲しがり」ます。

音大生には、音楽関係の仕事はもちろん他業種への就職も含め、きちんと所得を稼げる仕事に就いて頂きたいです。

この度、ピティナでは、『音大卒は武器になる』の著者として知られている大内孝夫氏を迎えて、キャリア支援室を開設しました。その一つ目の活動として、7/17、7/20に音大生のためのオンライン・キャリアセミナーを開催します。

ぜひ、この情報を知り合いの音大生にお伝え頂ければ幸いです。

演奏が伝わる「動画提出型ステップ」

2020/06/18 執筆:専務理事 福田成康

オンライン・ステップでは演奏直後にアドバイザー3名から直接、アドバイスや励ましの言葉をもらえます。これが参加者から大好評です。

ただし、会議用ツールのZoomは会話の声を伝えることに最適化されているので、ピアノの音質を伝えるのに限界があることは否めません。そこで次の一手として、演奏は「YouTube」、アドバイスはオンラインミーティングツールでリアルタイムという「動画提出型ステップ」を開発しました。 ショパン国際コンクールの予備予選など、動画を使った審査はよく使われる手法で、演奏内容の伝わり方は格段に良くなります。

アドバイザーのコメントも徐々に進化し、中田雄一朗先生のようにレッスン室からピアノを使って行う方も現れました。参加者の指導者からは「3人の先生からワンポイントレッスンを受けているようでとても有意義」と言った声も頂いています。

動画提出型のステップ開催は8月最終週末から。参加してみられてはいかがでしょうか。

オンライン指導実技試験

2020/06/11 執筆:専務理事 福田成康

オンラインレッスンで音のニュアンスを追求した指導は難しいかもしれませんが、生徒さんは先生の笑顔を見るだけでも励まされます。先生の存在そのものがピアノへのモチベーションを高めます。

自分の成長を一緒に喜んでくれる誰かとの「繋がり」が重要なのは大人も一緒です。指導者ライセンスの受験料がピティナ会員の「メンター」がいることで割引されるのは、そういった繋がりを奨励しているからです。

コロナ禍で移動や密な対面が制限されている今も、指導者ライセンスは足を止めません。指導実技では、オンライン指導を審査員が受験者相互で見学し合いフィードバックする新しいスタイルを考案しました。

歳を経てなお、誰かから学び続けることは、意欲を保ち、指導スキルを高めることにも直結します。まだ指導者ライセンスを取得していない方は、まずは「オンライン指導実技試験」から体験してみてはいかがでしょうか。

「春基準」の指導者受賞者発表

2020/06/04 執筆:専務理事 福田成康

賞は受賞した人を称えるのみならず、多くの方々の努力を促すことに意義があると思っています。

そんな中にあって、指導者賞の「春基準」は目指してすぐに取れるものではありません。2019年度に春基準でピティナ指導者賞を受賞した全国253名の中で、受賞までに掛かった期間は最短でも6年間です。

春基準による指導者賞は、日ごろから生徒さんのバランスのよい成長を願って多様で丹念な指導をなさっているピアノ指導者のみが受賞できるものです。実際に受賞された先生には、受賞は目標ではなく結果だとお考えの方が多いと思いますが、周りの指導者からは憧れられる存在かもしれません。

今年度のコンペはG~特級を除いて中止になりましたから、ほとんどの指導者にとって今年度の指導者賞は「春」だけとなります。これを機会に指導者賞の春基準を見て頂ければ幸いです。

課題曲チャレンジの活用法を発見

2020/05/28 執筆:専務理事 福田成康

課題曲チャレンジは通常開催できなくなったコンペに代わる企画です。今、ピアノ指導者によって様々な使い方が生み出されつつあります。ZOOMで既に100回以上行った説明会でも多くの意見が寄せられています。

その一つがステージで緊張し過ぎてしまう子の参加です。演奏が「消しゴムで消せない」のはピアノ教育ならではですが、そのような刺激に強くない子もいます。繰り返し収録できる課題曲チャレンジはちょうどよい機会です。

「年齢より下の級に参加できる」のがメリットというご意見もありました。年齢相応級の課題が難しい場合はもちろん、復習にも使えますし「下の級の課題曲が好き」という方もいるそうです。

毎年、予選優秀賞の「盾」を集めている生徒さんが落胆しているという報告もありました。今年もコンペ同様の盾を準備します。「2020年」が抜けてしまうことはありません。

課題曲チャレンジは後期だけの申込も可能です。多くの方にご参加頂ければ幸いです。

「わたしのチャレンジ宣言」を募集

2020/05/21 執筆:専務理事 福田成康

「チャレンジ」とは達成したことが客観的に分かる、具体的な目標に向けて努力することだと思っています。

コンペ未経験の方が課題曲チャレンジに参加するなら、審査員5名からの平均で7.8点以上が取れたら、ひとまず「大成功」と考えてよいと思います。

しかし全国大会を目指していた方なら、成功と感じるのは8.8点以上かもしれません。ハードルの高さ、チャレンジ方法を決めるのはご自身です。

本日のトップニュースでは、「わたしのチャレンジ宣言」を募集しています。6月末までにスケールの練習を毎日必ずやる、とか、簡単な曲でも毎日新しい曲をYouTubeにアップロードするとか、継続的なチャレンジもあると思います。

もちろん、課題曲チャレンジで何点目指すといったことでも構いません。お互いチャレンジする目標を共有し合えば努力する勇気が倍増すると思います。

何を学ぶかの探求を含めた「学ぶ習慣」

2020/05/14 執筆:専務理事 福田成康

魔法使いから「どんな望みでも1つだけ叶えます」と言われたら「私を魔法使いにしてください」と答えたくなるかもしれません。現実には魔法はありませんが、このレトリックを人生に活かすことはできます。

「幸せになるために身に着ける1つの習慣は?」と問われたら「学ぶ習慣を身に着けること」と答えると思います。

ただし「何を学ぶか」は常に探求し続ける必要はあります。学生時代にあった科目に沿って知識や技能を積み重ねるだけでは不十分です。子どものうちは楽譜の読み方やピアノの弾き方を学ぶので十分でも、指導者になればコミュニケーションや経営なども学ばねばなりません。

今の状況なら「オンラインレッスンの実施方法」も学びの項目に入れた方がよいかもしれません。何を学ぶかを探求し続けることを含めて「学び続ける習慣」こそが、人を幸せに導くと思います。

ピアノ曲事典をピアノ教育で使う

2020/05/07 執筆:専務理事 福田成康

ピティナ・ピアノ曲事典をピアノ教育現場でより使いやすいものにしたいと思っています。

これまでもコンクールやステップの動きに応じて整備してきましたが『課題曲チャレンジ』を機に大幅な充実を図りました。お家で過ごす時間が多い今年は、じっくり音楽に向き合えると思います。

皆さんから一番求められる情報は演奏動画です。A2級、A1級課題曲は5人のピアニストが収録しています。演奏の違いを言葉にしてみて下さい。音楽の理解が格段に深まるはずです。

新しい試みですが関連曲の紹介にはかなり力を入れています。単に知識を広げるだけでなく、それぞれの課題曲の特徴を浮き彫りにする工夫です。別の曲に触れることは寄り道に見えるかもしれませんが、近道かもしれません。

課題曲選定委員長の本多昌子先生、最も多くの演奏動画を収録している赤松林太郎先生、音楽学の上田泰史先生からの応援メッセージも頂きました。

どうごご覧ください。

丸の内GWミュージックフェスティバル

2020/04/30 執筆:専務理事 福田成康

ゴールデンウィークの風物詩「ラ・フォル・ジュルネ TOKYO」が中止となり、関連イベントである丸の内エリアコンサートも無くなりました。

それに代わる企画として「丸の内GWミュージックフェスティバル2020」が5月2日から4日にかけて行われます。YouTubeのピティナ・チャンネルからの生配信です。

出演者はピティナのイベントでおなじみの面々に加えて、テレビで活躍する「みやぞん」「ガチャピンとムック」、人気YouTuberの「よみぃ」「かてぃん」などです。

総合司会は飯田有抄さんが担当します。演奏はもちろん、日頃あまり聞くことができない出演者たちのエピソードが聞けるかもしれません。

引き続きStay at Homeです。今年のゴールデンウィークはぜひ「丸の内GWミュージックフェスティバル2020」をお楽しみに。

アートピアノを組み立てSNSに投稿!

2020/04/23 執筆:専務理事 福田成康

「都庁ピアノ」をYouTubeでご覧になった方は多いかと思います。アートピアノとも言われる絵柄の入ったピアノをYouTuberが弾いて、人だかりができる様子は、ピアノの新しい文化だと感じます。

おうち時間がたっぷりある今、こんなアートピアノができたらな、を形にする「ピアノ立体ペーパークラフト(工作)」を用意しました。

世界に1つしかない絵柄を描いてピアノを組み立て、写真を撮り「#マイピアノ作品展」をつけたうえでのTwitter投稿を呼びかけています。

もし反響が大きかったら、コロナ終息後にその絵柄のコンセプトを使った本物のアートピアノが作られ、かてぃんさんなど有名YouTuberが弾いてくれる日が訪れるかもしれません。

そんな日が来ることを夢見て、親子で「マイピアノ作品」をお作り頂きたいと思います。

「課題曲チャレンジ」で来年につなげる

2020/04/16 執筆:専務理事 福田成康

緊急事態宣言が出されるとの報道を受け、先の4月6日にコンペティションの参加申込を停止しました。 その後検討を重ねてこのたび、ウェブサイトで今後の方針を公開しました。

命と健康を守ることは何より優先します。今は外出を控え、人との対面を減らすことが求められます。

このような中、学校がお休みの地域もあり、ピアノに取り組む時間が日頃より増えたお子さんも多く、オンライン・レッスンも急速に広がっています。そして、年中行事として4期の課題曲を磨き上げる方がたくさんいます。今年それをやらずに来年復帰するのはたいへんです。そこで、ソロ部門A2級からF級は動画を提出して頂き、審査経験豊富な先生方に評価して頂く「課題曲チャレンジ」を実施します。

「自粛」という言葉が広まっていますが、家での活動を停滞させることは求められていません。 一人でも多くの方に動画を提出して頂き、来年・再来年へとつなげて頂きたいと思います。


おうちで音楽を続けましょう

2020/04/09 執筆:専務理事 福田成康

7都府県に出された緊急事態宣言に対応し、今年度のピティナ・ピアノコンペティションは、G級・特級など一部の級・地区を除き、ホールでの審査を中止しました。

一方、多くの地域で休校が続くなか生徒さんのピアノの練習時間が増え、順調に課題曲の練習が進んでいたところでもあり、「残念」「目標がなくなってやる気に影響する」等の声が数多く寄せられています。

現在ピティナでは、課題曲演奏の動画を審査する企画を検討中です。来週のトップニュースには何らか紹介できると思います。

いつこの事態が終息するか誰も分かりませんが、「今できることをやる」のが心穏やかに生きるコツだと思っています。今週のトップニュースは、「Stay at Home, Keep on Music」を合言葉に「今、わたしたちにできること」としてみました。

今できることを精いっぱい行い、SNSなどに近況を書いてお互い励まし合えればと思っています。

本番を絶やさない

2020/04/02 執筆:専務理事 福田成康

ピアノはレッスンよりも練習時間が長くなるものですが「練習が大好き」という子は稀です。ではなぜ練習を続けられるのでしょうか。それは「本番」があるからです。

「本番」は発表会やコンクール、ステップです。長く練習した自分を認めてくれるお友達や審査員・アドバイザーがいます。本番が始まったら音楽は聴き手と共有され、練習のように勝手に弾き直しできません。「ピアノの演奏は消しゴムで消せない」とも言われます。その大事な「本番」が新型コロナウィルスの影響で消滅しています。

そこで「オンライン・ステップ」です。アドバイザーに届く音質は、ホールにはとても及びませんが、音楽にこもる想いは伝わりますし、アドバイザーと直接お話できるオンラインならではの良さもあり、十分「本番」足りえると思います。

目標設定にお困りの皆様は、ぜひオンライン・ステップをお試し頂きたいです。きっと日常の練習室やレッスン室が特別な場に変わります。

新型コロナウイルスへの対応

2020/03/26 執筆:専務理事 福田成康

新型コロナウイルス感染症拡大防止措置に伴い、会員の皆様、ピアノ学習者・愛好者の皆様におかれましても、それぞれに難しい状況を強いられていることと存じます。

ピティナでは、政府・自治体の自粛要請や社会の動向を受け、常に最新の情報を集めて、イベント開催の可否を判断し、今考えられるベストの方法を検討しております。一例として、現在は、コンペ・ステップで、欠席や返金に最大限の対応を準備し、皆様との連絡を密にするために「マイページ」の改修を大急ぎで進めております。

今できることを精いっぱい準備し、未曾有の困難な状況を皆様と共に乗り越えてまいります。

第一生命ホールのステージを踏むこと

2020/03/19 執筆:専務理事 福田成康

甲子園と聞いて真っ先に思いつくのは高校野球、テニスといえばウィンブルドンではないでしょうか。どちらも地名ですが、真っ先にイメージされるのは「野球」「テニス」です。

ピティナにとっての甲子園は第一生命ホールです。夏のコンペではJr.G級・G級・特級の決勝進出者、春の入賞者記念コンサートではソロ部門・デュオ部門の金賞と一部の銀賞受賞者がそのステージを踏める特別な場所です。

今年の入賞者記念コンサートは、新型コロナウイルス対応によりYouTubeライブになりました。巣鴨のピティナ事務局ホールからの配信案もありましたが、出演の権利を獲得した皆さんにはどうしても第一生命ホールで弾いていただきたいので、観客を関係者に絞って実施します。

皆様には、自宅でお茶を飲みながら、あるいは演奏の合間に出演者のインタビューを読み、全国大会での演奏を聴いてみるなど、ホールではできない聴き方をお楽しみ頂きたいと思います。

今できることに集中する

2020/03/12 執筆:専務理事 福田成康

3月2日、3日に行われた課題曲説明会のライブ配信は大反響でした。ソロ部門の配信は、YouTubeライブ全ジャンルのランキングで1位になるほどでした。その模様がカメラ3台の映像を駆使して編集されました。eラーニングで繰り返しご覧頂けます。

課題曲演奏の音源をシェアして、オンラインで選曲検討できる「マイレパートリー」というサービスがあります。課題曲選びは「予選通過に有利な曲」や「生徒さんに向いている曲」を考えて、先生が決めているかもしれませんし、生徒さんに「好きな曲」を決めてもらう方法もあります。一長一短ありますが、生徒さん自身が選んだなら、より練習に身が入るかもしれません。

新型ウイルス問題で先行きが不透明かもしれませんが、お互い励まし合いながら「今だからできること」に集中して精いっぱいやりましょう!

オンラインという新たなレッスン形態

2020/03/05 執筆:専務理事 福田成康

一連のコロナウィルス対応の過程でオンラインレッスンが一気に注目を浴びました。そこで2,000名のピアノ指導者へ緊急アンケートを送ったところ、340もの回答が得られました。

オンラインレッスンは「リアルタイム」と「録画」に大別されます。

リアルタイムの場合にはタイムラグを気にせずに使える通信手段や、カメラの設置場所。録画レッスンの際の受講者へのフィードバック方法、更にはレッスン料に関するインタビューなど、現場ベースのノウハウがいっぱい詰まった記事ができました。

ピアノ教室紹介でもオンラインレッスンをやっている方を検索できるようしたいと思います。マイページで入力できるレッスン形態の項目に「オンラインレッスン」を加えますので、 ピアノ指導者の皆様にはご入力頂ければ幸いです。

課題曲YouTubeライブ実施します

2020/02/27 執筆:専務理事 福田成康

新型コロナウイルス感染症に関連し、日本政府より向こう2週間の大イベント中止・延期等の要請を受け、3月初めに浜離宮朝日ホールで実施予定だったコンペティション課題曲説明会は中止します。

しかし、今はネットの時代。代わりに同じ時間帯にYouTubeライブを実施します。その数日後には編集版もeラーニングでご覧いただけるようにします。 夏にはこの状況もおさまり、コンペもオリンピックも無事開催されることを祈っています。

コンクールやオリンピックでは人と人が競い合います。競い合いは自らの技術や知識を高め合う普遍的な方法です。たとえ本番が不本意な出来でも、予選通過ならずとも、参加すれば着実に力がつきます。ですから「参加することに意義がある」は敗れた人たちへの慰めの言葉ではなく、そのまま真実だと思っています。ぜひ良い形で実施したいものです。

状況は時々刻々変わります。引き続き、ピティナのウェブページやTwitterなどのSNS等で情報発信します。

アコースティックピアノの良さを知る

2020/02/20 執筆:専務理事 福田成康

「電子ピアノの子はすぐ判る」というのはコンクール審査員からよくお聞きする言葉です。そしてピティナ・ピアノコンペティション参加者で「電子ピアノ」は少数派です。

コンクール指導する先生方にとって、生徒さんに「グランドピアノを持ってもらいたい」というのは共通の願いだと思います。ところが楽器の種類別の販売台数を見ると、ピアノ学習者のご家庭の7割以上で、所有しているのは電子ピアノだけであろうと推測できます。

これだけ普及している電子ピアノを否定的にとらえることは得策ではありません。むしろアコースティックピアノのよいところを上手く説明できれば、ピアノ表現を追求する生徒さんの成長が期待できそうです。

4月23日(木)10:15より、日本ピアノ調律師協会との共催でアコースティックピアノの魅力を探るセミナーを実施します。アコースティックピアノについて深く考えたい方は、ご参加されてはいかがでしょうか。

コンクールの特性を知って参加する

2020/02/13 執筆:専務理事 福田成康

その昔、ピアノのコンクールといえば「若手の登竜門」というイメージでしたが、今では「定期テスト」として活用されます。ピティナ・ピアノコンペティションは、まさにその変化とともに参加者数を増やしてきました。

一方で「コンクールには参加してみたいけど4曲も弾くのは難しい」人もいます。最近は課題が1曲だけ、たとえばブルグミュラーコンクール等への参加者も増えました。そこで自信を付けた方がピティナのコンペに挑戦しています。入口が「一曲課題のコンクール」だった皆さんはその後続けてコンペに参加する傾向があります。

また、日本バッハコンクールの小学校3・4年C部門でインベンション等を徹底的に磨いた子たちは、その多くが半年後のピティナC級で予選突破します。目覚ましい成長を遂げるのだと思います。

ピアノ指導者が、それぞれのコンクールの特性を知り、適時に生徒さんにコンクールをお勧めすることが成長と継続につながります。

ピアノと脳

2020/02/06 執筆:重野美樹先生(広島マカロンステーション代表)

ピアノがもたらす効果は様々です。たとえばお子さんにとってコンクール挑戦はとても刺激的です。そして、ご家族にとって一大イベントであることも違いありません。

昨年私は指導者、そして母の立場を知る者として『保護者のための勉強会』でお話しました。子どもと一緒に頑張り、結果を受け止めるのはなかなか苦しいことです。自分の挑戦ではなく「見守る」わけですから、焦りや不安など、気持ちのやり場に困ることもありました。しかし同時に「これほど幸せな時間はほかで味わえない」という瞬間もありました。

今年の勉強会講師はピアノが大好きという、脳科学者の瀧靖之先生です。脳の発達に関する基礎知識から、どの時期に何をすると効果的なのか、楽器演奏が脳に与える影響、といったお話をして下さるそうです。

親子で音楽に関わり続けて、素晴らしい経験ができると実感してきました。最新の科学から裏付けられることもたくさんありそうで、楽しみです。


セミナー検索がスマホ対応に

2020/01/30 執筆:専務理事 福田成康

いまの時代、インターネット閲覧といえば「スマホ」ですが、ピティナのサイトは一気にスマホ対応ができず、皆様にご不便をおかけしています。 24年前に開設し、事務局スタッフの手で増改築を重ねてきたために多種多様なコーナーがあり、日々、改修を続けています。

そしてこの度、ついにセミナー検索がスマホ対応となりました。

地域やフリーキーワードでの検索ができるほか、「早割」のあるセミナーなども検索しやすくなりました。近所のセミナーを探すのはもちろん、「好きな講師が他地域でどんなセミナーをしているのか」といった見方もできます。お近くの支部やステーション代表の方に「この講師/テーマでセミナーをしてほしい」という要望を出しやすくなると思います。

まずは、新しいセミナー検索を使ってみてください。

感動と憧れを、意欲につなげる

2020/01/23 執筆:池川礼子(評議員・鹿児島支部長)

ピティナのコンペティションは、毎年、飛躍するための学びの場です。課題曲の選曲に始まり、課題曲セミナー、ステップでのリハーサル、そして本番。頂いたコメントで反省し、次につながるエキスを得て、成長のサイクルをまわします。これは、子どもたちもまったく同じです。

「結果より過程を大事にしてほしい」というのは、コンペに取り組む私たち指導者の願いです。では、どうしたら過程を大切に思えるでしょうか。それにはまず、子どもたち自身が、本物の音を聴いて感動し、作品に興味を持ち、美しい音や響きに憧れることです。憧れがあれば努力を惜しまず、努力を尽くせば、過程そのものが大きな意味を帯びていきます。

CDやYouTubeからも、もちろん学習のヒントは得られるでしょう。けれど、本物の音を聴くということに勝る体験はありません。親子で課題曲を聴くトークコンサート、プログラムも素敵です!是非、足をお運びください。

eラーニングに独自コンテンツ収録

2020/01/16 執筆:専務理事 福田成康

eラーニングで圧倒的人気のコンテンツは3月初旬に行われる「課題曲説明会」ですが、ご利用者が3,000人近くになりましたから、今後はセミナー収録ばかりでなく独自コンテンツの制作にも力を入れる予定です。

たとえば、コンペ課題曲発表前の1~2月は、定番曲「バッハインベンション」や「ショパンエチュード」の番組を作ります。3月に入れば課題曲紹介はもちろん、コンクール相談会、アナリーゼ楽譜の読み方、あるいは「ピアニストの頭の中」といった様々な企画が目白押しです。

ピアノ指導者や保護者の皆様には、eラーニングも利用してできる限りの準備をして頂きたいです。準備を整え、様々な想定をしておけば、どんな結果も受け入れ活用するお気持ちになりやすいはずです。保護者や先生が前向きに結果をとらえて下さったなら、そのお気持ちはお子さんにも伝わり、ピアノに限らずあらゆる機会にチャレンジする精神が育つと思います。

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