3.出演者

Vol.1 愛をつむぐ、うたいびと
音符の狭間から喜びとかなしみを掬い取る「音の語り部」が、ショパンのものがたりに限りない慈しみのまなざしを注ぐ。関本昌平、愛のことばを紡ぎ出す、現代のうたいびと。
関本昌平
関本昌平

せきもとしょうへい◎1985年大阪府出身。2005年ポーランド・ワルシャワの第15回ショパン国際ピアノコンクールにて第4位入賞。エコール・ノルマル音楽院、桐朋学園大学ソリスト・ディプロマコースを修了後、NYで研鑽。稲垣千賀子、M.ヴォスクレセンスキー、二宮裕子各氏に師事。ピティナ特級グランプリおよび第1回福田靖子賞、浜松国際ピアノコンクール第4位、モロッコ国際音楽コンクール優勝。ヴェルビエ音楽祭アカデミーや3度にわたりNYカーネギーホールへ出演。松方ホール音楽賞大賞、青山音楽賞新人賞、第32回日本ショパン協会賞。「ショパン」「ブラームス」のCDリリース。現在、岐阜県在住。金城学院大学及び菊里高校非常勤講師。

Vol.2 いつの世も人は音楽を求める
いくさに明け暮れ、希望の灯が消えようとする瞬間にも、後藤正孝の音楽は、ほほえみを与えるだろう。そのまっすぐで、シャイで、人懐っこくて、けれど真摯なまなざしで。
後藤正孝
後藤正孝

ごとうまさたか◎1985年愛知県出身。2011年オランダ・ユトレヒトで開催された第9回フランツ・リスト国際ピアノコンクールにて審査員満場一致で第1位、「音楽の伝統を守った若きサムライ」と絶賛された。コンセルトヘボウにてズヴェーデン指揮オランダ放送フィルと共演、国内外20カ国以上に招かれた。優勝賞金を東日本大震災の復興基金に全額寄付、釜石市、陸前高田市にて演奏。ピティナ特級グランプリ、東京音楽コンクール第2位、エンニオ・ポリーノ国際ピアノコンクール第1位、川崎市アゼリア輝賞、愛知県芸術文化選奨新人賞受賞、安城市民栄誉賞、川崎市音楽特別賞。昭和音楽大学卒業、同大学院修了、同附属ピアノアートアカデミーに在籍。江口文子氏に師事。

Vol.3 研ぎ澄まされた知性の刃
菊地裕介のピアノは、磨き抜かれた知性の剣。一度斬られてみるといい。 明日からの人生が、まったく異なる輝きを帯びて、 いきいきと鼓動を始めるはずだから。
菊地裕介
菊地裕介

きくちゆうすけ◎1977年東京生まれ。日本音楽コンクール第2位。高校卒業と同時に渡欧、パリ国立高等音楽院、ハノーファー音楽大学で研鑽。2009年ドイツ国家演奏家資格を取得。これまでに加藤伸佳、ジャック・ルヴィエ、アリエ・ヴァルディの各氏に師事。マリア・カナルス第1位、ジュネーブ第3位など、数多くの国際コンクールに上位入賞。バロックから現代まで広いレパートリーを持ち「メシアン生誕100年・幼子イエスに注ぐ20のまなざし、アーメンの幻影全曲演奏」「ベートーヴェンピアノソナタ全32曲演奏会」(オクタヴィア・レコード録音)、また「没後50周年記念プーランクの夕べ」は平成25年度文化庁芸術祭音楽部門優秀賞を受賞。現在、東京音楽大学専任講師。

Vol.4 突然変異の超新星
音が音を呼び、響きが響きを創り出す、奇跡の連鎖。 こんなに楽しそうに音の奇跡を手繰り寄せるピアニストを 他に知らない。阪田知樹、エキサイティングで危険な、音の戯れ。
阪田知樹
阪田知樹

さかたともき◎1993年名古屋市生まれ、横浜市在住。現在、東京藝術大学3年に在籍。最年少の19歳で、第14回ヴァン・クラインバーン国際ピアノコンクール入賞(4-6位)。全日本学生音楽コンクール第2位、ショパン国際ピアノコンクールin ASIA アジア大会銀賞、アジア国際音楽コンクール最優秀賞、第4回福田靖子賞第1位及びピティナ特級グランプリ。プラハ・ミュージック・パフォーマンスにてイヴァン・モラヴェッツ賞。ニコライ・ペトロフ氏の招きで第12回クレムリン音楽祭に出演他、欧米、日本で演奏。コモ湖国際ピアノアカデミーにて研鑽。ピアノを西川秀人、渡辺健二、パウル・バドゥラ=スコダの各氏に師事。2011年度ヤマハ音楽奨学生。第43回江副記念財団奨学生。

Vol.5 大地の声、音との対話
田村響の清らかな魂に、ステージでミューズが憑依する。 音楽のドラマを全身全霊で生き、狂喜と慟哭は、ときに大地をも揺るがす。 空と星と海と風とが、彼の鍵盤の上で歌い出す。
田村 響
田村 響

たむらひびき◎1986年愛知県安城市生まれ。2007年ロン・ティボー国際コンクールにて弱冠20歳で優勝、一躍世界に注目される。以来、ザルツブルク・モーツァルテウムで研鑽を積み、国際的な演奏活動を展開。ビシュコフ指揮ケルン放送交響楽団の定期演奏会デビューと日本ツアー、日本フィル、都響、京響の定期へ出演。2013年より大阪音大大学院で研鑽中。これまでに、深谷直仁、清水皇樹、クラウディオ・ソアレス、クリストフ・リースケの各氏に師事。ピティナ特級グランプリ、園田高弘賞ピアノコンクール第1位。2003年度<アリオン賞>、第14回大幸財団丹羽奨励生、江副育英会奨学生、第16回出光音楽賞、文化庁長官表彰・国際芸術部門、第10回ホテルオークラ音楽賞受賞。

Vol.6 限りないやさしさをしのばせて
崎谷明弘はやさしすぎる男である。凄まじいエネルギーの放射は、 聴き手への奉仕。繊細極まりない弱音は、作り手への無償の愛。 命を削って貴方に差し出す、無限のやさしさ。
崎谷明弘
崎谷明弘

さきやあきひろ◎1988年神戸市出身。2014年スペインのハエン賞国際ピアノコンクール優勝及びスペイン音楽賞、聴衆賞受賞。西宮高校音楽科を卒業後、パリ国立高等音楽院に入学、首席卒業。現在、東京藝術大学修士課程在籍。ピティナ特級・日本音楽コンクール上位入賞、全日本学生音楽コンクール・カラブリア/リヨン両国際コンクール優勝、第59回ブゾーニ国際ピアノコンクール第3位、松方ホール音楽賞、青山音楽賞新人賞。日本と欧州を中心に精力的に活動。大阪交響、日本フィル、グラナダ市響等と共演。これまでに渡辺純子、鳥居知行、C.ソアレス、荒木美佳、J.ルヴィエの各氏に、現在、迫昭嘉氏に師事。ヤマハ音楽支援制度・ロームミュージックファンデーション奨学生。

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