【実施レポ】ハノン/音楽的な表現を求めて基本からやり直すテクニック(中井正子先生)

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2015/11/16
ピアノテクニックシリーズの第1回「ハノン/音楽的な表現を求めて基本からやり直すテクニック」
中井正子
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10/22(木)カワイミュージックショップ仙台4Fホールにおきましてフランス音楽のスペシャリスト中井正子先生のピアノ公開講座ピアノテクニックシリーズの第1回「ハノン/音楽的な表現を求めて基本からやり直すテクニック」が開催されました。秋晴れのお天気の中、当ショップで中井先生の公開講座が開催されるのが初めてという事もあり50名もの先生が参加されました。

まず初めにハノンの練習法についてお話しいただきました。姿勢は、座って手と鍵盤に置いた時腕が自然におりてくるように、下腹を引きしめて上半身を支える。曲前には指ならしをして配分を考え決してやり過ぎない。とにかくただだらだらやらず目的意識を持って行う事が大切という事でした。
以上を踏まえて「スケール」「アルペジオ」についてのお話に進みました。「スケール」「アルペジオ」は本来オクターブが連なったものという事を意識して7連符→4連符→3連符と3つのパターンで練習することで早い時期にこの感覚に馴染んでおくことで複雑な連符にも対応出来やすくなるとの事でした。さらに上りは左がフォルテ、下りは右がフォルテという風に強弱をつけて練習することや「カデンツ」で調性感覚を身につけることや背中の筋肉を意識してフォルテを弾くことが大事であるという事でした。

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とかく単調になりがちなハノンですが中井先生の興味深いお話に先生方も目からウロコの連続だったのでは?次回第2回はバッハのインヴェンション(全曲)という事で参加された先生の多くが今から楽しみにされているようでした。中井先生、本当にありがとうございました。

Rep:カワイミュージックショップ仙台

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