Vol.09-2 Stage+人(8) 小林 愛実さん
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2009年1月27日、東京オペラシティ・コンサートホールで、若干13歳のピアニストによる、ベートーヴェンとショパンの2つのピアノコンチェルトが演奏された。小さな体をいっぱいに使った躍動感あふれる演奏は、集まった大観衆を魅了した。
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アニハーノフ氏指揮・東京ニューシティ管弦楽団との ピアノコンチェルト共演(2009年1月27日東京オペラ シティ・コンサートホール)(C)Hirotaka Shimizu 愛実さんが、初めてピティナ・ピアノコンペティションに参加したのは、2001年の5歳の時。以降、6歳でC級(小6以下)、7歳でE級(中2以下)、8歳でJr.G級(高1以下)で全国決勝大会に進出し、金賞を受賞。翌年の全日本学生音楽コンクール優勝も含め、過去の最年少記録を次々と塗り変えていった。瞬く間に、「小林愛実」の名前は全国に拡がり、「神童」「天才少女」と呼ばれた。音楽関係者から子育て中の保護者まで広く、そして常に、注目の的であり続けてきた。
そして、2009年1月。聴衆は、13歳という年齢を忘れ、愛実さんの堂々とした表現豊かな演奏に、一気に引き込まれていった。今回の曲目は、ベートーヴェンの1番と、ショパンの2番のコンチェルト。コンチェルトのステージは、すでに10回を越える愛実さんではあるが、一夜のステージで2曲のコンチェルトを弾き切ることは、ベテランのピアニストでさえ至難の技だ。この2曲の演奏は、昨年ポーランドで経験したばかり。「1曲目で気を抜かず、すばやく2曲目に気持ちを切り替えていきたい」と、今回愛実さんの目標の一つとしていた。 地道なピアノの練習よりも、同年代の友だちと一日中遊びまわっていたい、という気持ちは、愛実さんも決して例外ではない。一方で、「人を感動させるピアニストになりたい」というのが、愛実さんの幼いころからの変わらぬ夢でもある。 取材・文:霜鳥 美和/写真:清水 博孝
![]() 小林 愛実
こばやし あいみ◎1995年生まれ。3歳からピアノを始め、7歳でオーケストラとの共演、9歳で国際デビューを果たす。2001年よりピティナ・ピアノコンペティションに4年連続で全国決勝大会進出、2004年Jr.G級(16歳以下)にて出場最年少の小学3年(8歳)で金賞、併せてソナーレ賞、読売新聞社賞を受賞。2004年にショパン国際ピアノコンクールin ASIAアジア大会で第1位金賞、2005年には全日本学生音楽コンクールにて小学4年生で優勝、59年の歴史で初という快挙。海外でもこれまでにパリ、ニューヨーク、モスクワ、ポーランド等でコンサートを行っており、N.Y.カーネギーホールでの模様はヨーロッパ全土で放映された。2006?08年3度、カーネギーホール(AADGT主催)でコンサートに出演。山口県宇部市出身。山口県の栄光文化賞を3度受賞。2007年4月より桐朋学園大学音楽学部付属"子供のための音楽教室"に特待生として入学。2008年東京倶楽部特別助成金を受ける。8歳より、二宮裕子先生に師事し現在に至る。 <今後の主な予定> ワルシャワ 8月24日ショパン音楽祭にソロ出演/ブラジル 11月 ベートーベン協奏曲1番共演
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