ピアノとコーチング

第14回 自分も相手も大切にした誠実な関係・・・アサーティブネスに学ぶ対等なコミュニケーション

2008/03/19

人の多くは人間関係で悩んでします。
たいした意味もなく発した相手の言葉や態度に傷つき、自分を卑下したり、不安、落ち込み、怒りに囚われしまう繊細なあなた。
もっとあなたらしく、自信を持った対応が出来るようになってみませんか?

例えば
・ 話がすごく長く一方的な人
・ 思い込みが激しく、人の意見を無視する人
・ 話が堂々巡りで、出来ない理由を正当化する人
・ 自己主張が全くなく、人任せで、自分の考えがない人
・ 諦めている人
・ 自分が1番だと思っている人

と、皆さんはどのようにつきあっていますか?
嫌だと思って逃げていたり、身構えていたりしませんか?

年間276日アサーティブ研修の依頼が来る「研修の女王」大串亜由美さんは、著書「15秒でつかみ90秒でオトすアサーティブ交渉術」(ダイヤモンド社)の中でこう書いています。

厳しいことをハッキリ言い切るのも、アサーティブ
でも、相手を叩きのめしたり押し倒したりしないのが、アサーティブ
たくさん質問するのが、アサーティブ
淡々と、ニュートラルに話すのが、アサーティブ
だからこそ、交渉がうまくいく

わかってもらおうと精一杯になって、ついつい回りくどい言い方をしたり、言葉足らずになってしまって、結局、相手の言うことに妥協してしまうあなた。
言いにくいことでも相手を尊重し、感じよく、シンプルに伝える。
そんなwin&winの関係がアサーティブな関係と言えます。


今回は、4つのタイプ別アサーティブな対応策をお届けします。

●傲慢で、相手を見下し、人格そのものを否定したり、非難する攻撃タイプ

対応策・・・ ハッキリ言う。『傷つきました』
冷静に筋を通し、自己弁護しない。
「ぜんぜん駄目じゃないの!」といわれたら、「本当に・・自分でも、ぜんぜん駄目だと思います」と答える

●気に入らないと黙り込み。沈黙で相手を拒絶するタイプ

対応策・・・ 対立をさけている可能性もあるので、こちらが否定せずに聞く準備があることを伝える。「もし?だったら」の質問で、少しずつ、話をさせる。 感情的になって刺激すると、さらに黙り込ませてしまう原因にもなります。

●永遠に満足することはないのではないかと思わせる不平不満タイプ

対応策・・ 答えのない堂々巡りは、あなたのエネルギーを取られるので要注意。解決したところでまた不満が始まるので、手助けしない。 『話はわかった』『どうしたいか決まったら言ってね』

●本当は臆病な皮肉屋さん。相手が傷つくことが嬉しいタイプ

対応策・・・ 『どういう意味なのかなあ。教えて?』『へえ?○○さんて、そういう風に思うんだ』とびっくりしてみせる。

アサーティブな関係については、引き続きお伝えしていきます。
皆さんも、少しづつ練習してみてくださいね。


◆お薦め本
・ グサリとくる一言を跳ね返す心の護身術
・ 15秒でツカみ90秒でオトすアサーティブ


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