ショパン物語

第132回 ロンドンの生徒たち

2009/01/09
ショパン物語 第132回 1、グジマワへの手紙
ロンドンのレッスン生について「ここの人たちはウソをつきます。私の生徒は、予定していた9回分のレッスンを早々に休み、もちろんレッスン料は支払わずに田舎(バカンス)に行ってしまいました。週に2回レッスンを受けるはずだった生徒らは、翌週2回休むのです。私のレッスンを受けていると装っている人たちが多いのです」というようなことを、友人グジマワへこぼしている。

2、レッスン状況
毎日2,3人教えていたようで、そのレッスン料は高額であったという。数回だけレッスンに通っただけでやめていく生徒が多かったようである。
それでもその収入は、ショパンのロンドンでの生活を大いに助けたのだった。が、ロンドンは物価が高く、ショパンの場合、家賃や馬車代など、出費も多かったので、経済的に不安を感じていたようである。




林 倫恵子(はやしりえこ)

漫画家・ピアノ指導

ホームページ:http://www.rock.sannet.ne.jp/kiga2hon-dayo/
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