ショパン物語

第133回 肌に合わないイギリス

2009/01/22
ショパン物語 第133回 1、ワルシャワの家族への手紙
イギリスについて「ロンドンがこれほど暗くなく、息苦しくなく、霧もなく、空気が悪くなければ、英語を覚えられたかもしれません」「イギリス人は、僕が慣れ親しんだフランス人とは全く違います。彼らは何でも金銭で判断するのです。芸術さえも、ぜいたく品として、金銭的価値が高いから愛好するようです」「彼らは親切だが、変わってます」と手紙で語っている。

2、グジマワへの手紙
「イギリスでは、芸術とは絵画、彫刻、建築のことをいい、音楽は芸術ではないらしいのです。音楽家は芸術家とは呼ばれないのです」とこぼし、「感想はいつも、水のようですこと、と言われます」「彼らは心を込めて、間違った音を弾くんです」とイギリス人に対し皮肉も書いたりしている。

林 倫恵子(はやしりえこ)

漫画家・ピアノ指導

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