ソロ部門・デュオ部門

出演者インタビュー
掲載日級名お名前
2016/02/05連弾上級西 優香子さん

連弾の楽しさは「幅が出ること」 講評を生かして練習にも工夫を

にしゆかこ◎6歳より叔母の手ほどきによりピアノを始める。ピティナピアノコンペティションにおいて、2010年連弾初級A全国大会入選、2011・12年連弾初級B、2012年連弾中級、2013年D級地区本選優秀賞、2015年E級全国大会ベスト12賞、連弾上級金賞。2013年第1回寝屋川市アルカスピアノコンクールにおいて、2台ピアノ中級第2位。2012年中国ユース音楽コンクールにおいて、小学5・6年生の部優秀賞。西佳子氏に師事。現在広島女学院中学校3年生。

第1部出演

演奏曲目
リムスキー・コルサコフ:スペイン奇想曲 Op.34より 第4番 情景とジプシーの歌、第5番 アストゥリアのファンタンゴ

ピアノを始めたきっかけを教えてください。

幼稚園の頃、同じ年齢の子たちがピアノを習っていました。そこで、祖母が「優香子にもピアノを習わせてみたら」と叔母に話し、小学校1年生から叔母に習うことになりました。現在も叔母のもとでピアノを習っています。叔母とは、一緒に夕食をとることもあります。

叔母さまと仲良しなのですね! 初めてピティナを受けようと決めたきっかけは何でしょうか。

叔母に勧められたのがきっかけで、小学校1年生のときにA1級を受けました。当時のことはあまり覚えていないのですが、たぶん緊張していたと思います。

では、連弾はいつから始めましたか。

小学校3年生のときです。そこで連弾の楽しさに目覚めて、初級A、初級B、中級と受け続け、今回上級を受けるに至りました。

年々、ステップアップしていますね。連弾のどんなところが楽しいと思ったのでしょうか。

1人で弾くよりも演奏に幅が出るところだと思います。相手と一緒に弾いていて手がぶつかることもありますが、それも面白いです。

今年度の課題曲に、なぜバーバー《スーヴェニール》より〈ワルツ〉、ドビュッシー《小組曲》より〈行列〉を選んだのでしょうか。

元々2台ピアノで出場しようと考えていたのですが、優奈ちゃん(齊藤優奈さん)も私も、連弾上級の課題曲となったドビュッシーの《小組曲》が弾きたい!と思って、連弾上級を受けることにしました。全曲譜読みしてみた結果、〈行列〉にしようと2人の意見が一致しました。〈ワルツ〉は、叔母が「2人のカラーに合っている」「曲を創る楽しみがある」と勧めてくれたので、選びました。練習していくうちに曲のイメージがどんどん広がっていくのが楽しかったです。

予選通過後、本選に向けて特別練習したことや意識したことはありますか。

予選・本選の2曲は春から練習していましたが、2人で合わせられる時間は週に1時間だけでした。本選に向けて、曲の雰囲気の変化や強弱の差を意識して練習しました。

短い時間で工夫して練習されていたのですね。本選通過後はいかがですか。

お互いソロも抱えていたので、夏休みはピアノ漬けになりました。でも、連弾が良い息抜きになったように思います。本選を通過してからは、予選・本選でいただいた講評用紙を全て見直し、褒めてくださったところは活かし、いただいた助言をヒントにし工夫しながら練習しました。

とても冷静に、客観的に向き合っていますね。特にどのような点を意識しましたか。

バランスや、めりはりをつけすぎず自然な演奏ができるよう心がけました。私はセコンドを担当していたため、ペダルを使わなければいけないので、響きにも意識を向けました。

努力が実っての金賞受賞、おめでとうございます! 入賞結果を知ったときの気持ちはいかがでしたか。

本番の演奏順が後ろのほうだったので、他の方の演奏をたくさん聴くことができました。みなさん素晴らしい演奏をされていたので、まさか自分たちが賞をいただけるとは思わず、嬉しかったです。連弾で名前を呼ばれるとは思っていなかったので、優奈ちゃんとお揃いの衣装を着ておけば良かったな、と思いました。

入賞者コンサートでは、リムスキー・コルサコフ《スペイン奇想曲》より第4番〈情景とジプシーの歌〉、第5番〈アストゥリアのファンタンゴ〉を演奏してくださいますね。なぜ選んだのでしょうか。

〈アストゥリアのファンタンゴ〉は、昨年の連弾の課題曲でした。昨年この曲を弾きたかったのですが、コンクールに出ることができなかったため、弾くことができませんでした。それで、入賞者コンサートでこの曲を弾きたいと思い、優奈ちゃんにもそのことを話して、二人で弾くことにしました。〈情景とジプシーの歌〉から〈アストゥリアのファンタンゴ〉は続けて演奏されるので、2曲弾くことでより盛り上がるよう、選びました。

弾きたかった曲を弾けるというのは楽しみですね。では、入賞者コンサート当日への意気込みを教えてください。

普段は周りから大人しいと言われることが多いので、入賞者コンサートでは自分の殻を破って情熱的に演奏したいと思います。

入賞者記念コンサート当日の演奏を楽しみにしています。それでは、次の目標をお聞かせください。

持ち曲が少ないので、ソロでも連弾でも、今までやったことがない曲にチャレンジしてみたいです。たくさんの曲に取り組んでいきたいと思います。

Youtube - 決勝での演奏

チケット
  • 2016/03/21(月・祝)
  • 第1部 第1部 13:00~開演/2部 17:30~開演
  • 【会員・学生】各部:3,000円 通し券:5,000円
  • 【一般】各部:3,500円 通し券:6,000円
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