【実施レポ】「はじめて出会うコンチェルト」vol.21・22・23(松丸弘子先生)

文字サイズ: |
2015/11/16
「はじめて出会うコンチェルト」vol.21・22・23
松丸弘子
matsumaru1030-1.jpg

10月30日東京芸術センターで松丸弘子先生のコンチェルト講座が開催されました。会場はピアノラウンジ「リスト」。ピアノとエレクトーンが向き合うように置かれ、これから奏でられる音楽に期待がふくらむサロン風のお部屋です。
セミナーは今回新しく発表された作品集「はじめて出会うコンチェルト」vol.21・22・23を中心に様々な角度から松丸先生ご自身のエレクトーン演奏とトークで解説していただきました。

ライブ演奏ではアインザッツ、目と目、呼吸を合わせる姿を拝見したり、ピアノとエレクトーンの音量バランス、使われている音色など、楽譜から音になっていく瞬間と過程を興味深く聴くことができました。
クラシックアンサンブルということで曲は上級向けの本格的なモーツァルトのピアノ協奏曲21番、23番、歌曲に親しめるようにシューベルト他の名曲、すぐに生徒さんと演奏できるブルグミュラーの曲まで。幅広いレベル、年齢の方に対応しています。
また発表会やイベントにもピッタリのアンサンブルは、リコーダー、鍵盤ハーモニカを交えたお話し組曲、クリスマスメドレーなど、盛りだくさんの内容をご紹介いただきました。

matsumaru1030-2.jpg

松丸先生の作品はエレクトーンの音色がとても自然で違和感がありません。またレッスン現場ですぐに使えることも大きな魅力。生徒さんは普段学んでいるクラシック曲そのままでコンチェルトを楽しめます。限られたレッスン時間の中で取り組めるのはとてもうれしいことです。
コンチェルトはオーケストレーションを学べますしその際スコアを見る練習や色々な楽器を知るきっかけにもなります。エレクトーン伴奏は単音で書かれたピアノ楽譜にハーモニーとその流れを感じさせることもできます。
豊かなピアノ演奏につなげていくたくさんの要素があると再認識!生徒さんに音楽的素養をつけるのにはピッタリ!ですね。

今回のセミナーではコンチェルトのために、発表会等でのPA、音響に関してもお話しをしていただきました。いつも悩んでいましたのでとても勉強になりました。が、とっても難しい!最後は「耳」が頼りかもしれません。
ピアノとエレクトーン伴奏から生まれる彩りある音楽はやはり「生演奏」で、相手を思いやり息づかいを感じて作り上げる音楽。
松丸先生の思いを心にとめて電子楽器でありながらも自然で美しくピアノ演奏が映えるようなコンチェルトになりますように息を吹き込んで演奏したいと思いました。
これからの指導や発表会に活かしていきます。
トークとステキな演奏で楽しいセミナーで、幸せを感じ会場「リスト」を後にしました。ぜひ多くの方にこの魅力を実感していただきたいと思います。
松丸先生に心から感謝申し上げます。

matsumaru1030-3.jpg
            

♪次回の予定♪
2016年2月11日(祝)松丸弘子先生
ブルクミュラーコンチェルト講座開催!

Rep: 岩本久美子

【GoogleAdsense】
ホーム > ピアノセミナー > ニュース > 02レポート> 【実施レポ】「はじめ...