ショパン物語

第155回 2万5千フラン事件 その2

2009/12/25
ショパン物語 第155回 1、グジマワへ手紙
このジェーン・スターリングとアースキン夫人による「2万5千フラン事件」につい て、ショパンは友人グジマワに愚痴の手紙を書いている。「私の頭は破裂寸前で、変 になりそうです」「なんて奇妙な事件だ」「スターリング嬢のウソなのか、勘違いな のか、でも納得できない部分が多いのです」「(スターリング嬢は)これみよがしな ところもあると私は思ってます」
このように書きながら、見つかった2万5千フランはもらうわけにはいかないと言っ ていたショパンだが、1万5千フラン借りるということで受け取ったようであり、 ショパンの手帳にもメモされている。


林 倫恵子(はやしりえこ)

漫画家・ピアノ指導

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