ショパン物語

第145回 最後の公演

2009/07/24
ショパン物語 第145回 1、在英ポーランド人亡命者のための慈善行事
これはロンドンのポーランド文芸協会が毎年主催をしていたという。音楽舞踏会ということで、ショパンも出演を依頼され、ショパンは病気だったにも関わらず、会場に出かけて、無報酬で演奏をした。ショパンの愛弟子のマルツエリーナ・チャルトリスカも、この行事に関わっており、音楽会がうまくいったこと、ショパンの演奏が素晴らしかったことを、アダム・チャルトリスキ公(ショパンが足繁く通ったパリのポーランド亡命者会センターの総帥)に手紙を書いている。
そして、この慈善演奏がショパンの生涯最後の公演となる。


林 倫恵子(はやしりえこ)

漫画家・ピアノ指導

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