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ピアノを愛する人なら、誰もが一度は憧れる作曲家、ショパン~ところが、ショパンの魅惑的な調べを実際の音にしてみると・・・!そのあまりの気難しさに途方に暮れてしまった方も多いのではないでしょうか?
かくいう私自身もその例に漏れず―長い間、私にとってのショパンは、追いかければ追いかけるほど遠ざかってしまう"片想いの作曲家"でした。
そんな私が、19世紀前半のパリを訪れてショパンのレッスンを受けた、レンツという音楽愛好家(ディレッタント)による回顧録『パリのヴィルトゥオーゾたち』の翻訳をきっかけに、再びショパンの作品に、また、パリの上流階級を魅了した彼のライフ・スタイルや当時のパリの音楽事情に、改めて心惹かれるようになりました。
革命の狭間で急速に変貌していくパリを舞台に、時代の流れに身を任せながらもそれに翻弄されることなく、独自の美学を貫いて数々の傑作を生み出したショパン―病弱で体調も思わしくなかったというのに、ショパンはパリで暮らした19年間の間に、8回も引越しをしています!
(勿論、ウィーンで80回以上引っ越したというベートーヴェンの比ではありませんが...)
そこで、今日から10ヶ月間、この頁からパリでのショパンの住まいを年代順に辿りながらショパンゆかりの地を訪ね、ピアノ界のアイドルとして活躍したショパンを通して、その背景となったロマン派の時代について考えてみたいと思います。
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