スキー場の近くを車で走っていた時のことです。滑っている人たちがすごく楽しそうで、私もスキーをやりたいな?と思いました！そのまま駐車所に車を停めてスキー・靴レンタルへ直行して「スキーの板と30cmの靴をお願いします」とおじさんに言いました。そんなに大きな多分ブーツは無いだろうなと半信半疑で・・そうしたらちゃんととありました。よかった！さすがにウェアはサイズがなかったので、そのままの格好で滑る事にしました。何回も転びながら何時間も遊びました。本当に楽しかったよ。・・・スキーリフトに座るとお尻が少し冷たかったですけれど・・・（笑）ちゃんとした服がないとスキーは楽しめないのかと最初に思いましたが、十分に楽しめました（あとで少し風邪をひいてしまったが・・・）。

私は今週富士五湖の西湖に行きました。西湖は山中湖や河口湖と比べて観光客もウォータースポーツをしている人たちも少なく、静かで水が澄んでいてとても美しい湖です。もう10月で泳げませんが、夏にはここによく来て泳いでいました。私は水が大好きです！実は、水を見ると湖でも、海でも、川でも「泳ぎたい！」という衝動にかられて、例えばドライブしていても、綺麗な水辺が目に入ると、車をすぐ停めて水に入って泳いでしまいます。気持ち良い?！

やりたいな?という気持ちは子どもの頃にもたくさんありました。やっぱりピアノを見て「弾きたいな?」という気持ちもありました。私が子どもの頃、おばあちゃんの家へ行く道の途中にピアノ屋さんがあって、ショーウィンドーに大きな白いグランドピアノが置いてありました。そこを通る時は必ずお父さんに「車でゆっくり走って」とお願いしていた。店の横をゆっくり通る度に「白いピアノの鍵盤を触ってみたいな?」と心の中でいつも祈っていました。

何かをやってみたい気持ちってとても大事だと思います。「ピアノは何歳から始めたら良いでしょうか？」と私も時々聞かれます。何と答えれば良いでしょうか？？でも子どもがピアノを弾きたくければ無理にやらない方が良いかも知りません・・・。「でも、小さなうちからお稽古に行かせないと上手にはなれないですよね・・・」とお母さんが心配そうに言います。オランダで一番有名な素晴らしいピアニストがピアノを始めたのは11歳だそうです。無理やりレッスンに行かせる前に、家で音楽をかけたり、家族が実際に楽器を弾いたり、楽器屋さんへ行ったり、コンサートを聴かせたりしていると子どもは自然に音楽に興味を持つようになると思います。

そう言えば、私のお父さんは水泳が大好きでした。それを見て私も大好きになりました！イタリアに住んでいるいとこはスキーが得意でした。彼に憧れていて私もスキーをやりたくなりました。そしてピアノは・・・おばあちゃんの家にあった黒いグランドピアノを触っちゃいけない！と子どもの頃に注意されて余計ピアノに触りたくなりました！そして帰り道にあるピアノ屋さんの白いピアノを見てその気持ちがますますつのりました・・・。

私はスキーはとても下手です。でも下手でも超楽しいです！やっぱり上手下手は楽しさとは全く関係ないようですね。何度も転びながらスキースロープをジーパンで降りるのは少し恥ずかしいかも知れませんが、楽しさは消えません。周りの人に笑われても、私も笑いながら楽しく滑っています。音楽は漢字で「音を楽しむ」と書くのは素晴らしいですね。音楽はその文字通り、本当は音を楽しむことです。お稽古ではなく、学問ではなく、楽しい事です。
作曲家たちは音楽を学問させるために美しい曲を書いていたわけでは絶対にないはずです。自分は上手か下手か、なんてこの際考えずに楽しくピアノを弾きましょうね！いつでも何歳からでもピアノを始められます！90歳からでも。やりたいな?の気持ちがあればね！

それでは、また！

ルイ・レーリンク