ショパン物語

第045回 グジマワに恋の相談

2005/07/14
ショパン物語 第45回

1、ヴォイチェフ・グジマワグジマワは、ショパンが心を許し頼りにしていた17歳年上の亡命ポーランド人実業家である。その親密な関係は生涯続いたという。
また、グジマワは芸術愛好家で、多くの芸術家達と交流を持ち、サンドとも親交があった。

2、恋の相談慎み深く、決断力のないショパンはグジマワに恋の相談をするが、サンドも、ショパンとマリヤの仲がまだ続いていると思い、その相談をグジマワにしていたのであった。
サンドのその32枚の手紙の内容は「自分が手を引くべきか」「マリヤと一緒になるほうがショパンは幸福なのか」「ショパンを苦しめたくない、ショパンのために自分はどうすればいいのか」などなど、五千語に及ぶ長文で相談していたのであった。


林 倫恵子(はやしりえこ)

漫画家・ピアノ指導

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