【実施レポ】「四期」の知っておくべきこと―作曲家とその時代の音楽的語法― 第3回 古典(赤松林太郎先生)

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2016/06/28
「四期」の知っておくべきこと―作曲家とその時代の音楽的語法― 第3回 古典
赤松 林太郎
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2016年6月17日、赤松林太郎先生によります「「四期」の知っておくべきこと―作曲家とその時代の音楽的語法― 第3回 古典」が熊本ピアノハープ社にて開催されました。
4月に開催予定だったシリーズ第1回目は熊本地震のため開催見送りとなりましたが、5月の「近現代」、そして今回6月の「古典」と無事開催することができました。

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赤松先生にはまだ余震の続く熊本にお越しいただき、素晴らしき演奏、その裏付けとなる大量の情報、生徒さんにもわかりやすいトークで、私達に「音楽の力」と「音楽に向き合う真摯な姿勢」のシャワーを浴びせかけていただきました。
心と脳が生き返りました。ありがとうございました。また、県内はもちろん、遠く県外からも勉強熱心な先生方に多数ご参加いただき、皆様と有意義な時間を共有できましたことに御礼申し上げ、心から感謝いたします。

◆今回は「古典派で大事なこと」。
○バロックと古典派の「メヌエット」の違い。
○音程による表現。
○アティキュレーション・音価を大切にすることでの呼吸。休符の表情。
○楽器の種類が増え発展したことによるピアノ曲の表現。
 (ホルンの音色・弦楽器のボーイング)
○ソナタ形式の中での表現。
 (2つのテーマのキャラクター設定・ドラマ作り)
○和音の単純化に伴う伴奏型のいろいろとその奏法。
 (ソロと伴奏・tutti・異化作用)
○作曲家の嗜好や性格による演奏法の違い。
 (テンポ設定・展開部の表現)
○ペダル。

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この大量の「解釈を導き出すための情報」をひとつひとつ整理し、楽譜としっかり向き合い、生徒さんとともにその時代や作曲家に想いを馳せ、深く音楽を愉しむ時間を持ちたいと思います。
無事に今回も赤松先生をお迎えすることができ、熊本の地で仲間と一緒に学べる幸せと喜びが溢れて、つい「バンザーイ!バンザーイ!」と笑顔でお見送りしたステーションメンバーでした。
来月のロマン派も心待ちにしております!
赤松先生、ありがとうございました。


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