【実施レポ】2015年度コンペ課題曲セミナー(本多昌子先生)

文字サイズ: |
2015/06/18
2015年度コンペ課題曲セミナー
本多昌子先生

青森支部は、3月17日に本多昌子先生をお招きして課題曲セミナーを開催しました。今年は会員の要望で、若干のバロック・ロマンを含むA1級からE級までの近現代中心(E級は抜粋)にした曲目を、午前中に2時間・午後1時間でお願いいたしました。

C・B・A1・D・F級の順番でお願いした本多先生のセミナーは、明解で各級の時間配分もバランス良く進行されました。会員の要望が多かったバルトークに関して、各級共通しているのは、バルトークの2分の2拍子が普通の2拍子の取り方とは違うこと、「棒の踊り」の棒は武器であることを踏まえると重さを感じて演奏しなければいけないことなどレクチャー。

印象深いのは、そのあとに演奏された本多先生の「棒の踊り」で、重量感のある響きと共に伸びのある音と切れの良いリズムが圧巻でした。(私がそれまで持っていたその曲に対するイメージを払拭する演奏でした。)

またバロックの講義も、テンポ・アーティキュレーション・それに伴うタッチ・当時の古楽器から想定される装飾音など、多面的なアプローチからの解説と演奏でした。説得力のあるたくさんのお話に、参加した会員からはバロック・クラシックの講義をもっと聴きたかったとの声が多く寄せられたほどで、充実した課題曲セミナーでした。


【GoogleAdsense】
ホーム > ピアノセミナー > ニュース > 02レポート> 【実施レポ】2015...