【実施レポ】演奏を楽しむためのバロックダンスセミナー(浜中康子先生、岩淵恵美子先生)

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2017/09/08
演奏を楽しむためのバロックダンスセミナー
浜中康子 岩淵恵美子
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2017年8月27日(日)広島文化学園大学 音楽ホールにて浜中康子先生、岩淵恵美子先生をお招きし、「演奏を楽しむためのバロックダンスセミナー」という題で講座が開催されました。受講者募集開始からお申し込みが殺到したため、開催日3週間前に受付を締め切らせて頂きましたこと、大変申し訳なく思っております。この場をお借りしお詫び申し上げます。

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開催日は夏休み最後の日曜日にもかかわらず小学生の参加者も多く、会場は満席でした。また、普段のセミナーと違い、参加者にはピアノの先生以外にも、小学生-大学生までの学生、古楽器愛好家や演奏者、バロックダンス愛好家の方などがご参加くださり、お会いする機会の無かった方たちとのお話しも楽しかったです。

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第1部、第2部では、浜中康子先生にバロックダンスをご指導頂きました。まずは、バロックダンスの歴史などについてお話し頂き、実践では、初めにプリエやエルヴェの基本的な動きを、そしてブレ、ガヴォット、メヌエットのステップを教えて頂きました。舞曲を演奏することの多い子どもたちや先生方も、実際に舞曲の流れに乗ってステップを踏むのは難しかったですが、浜中先生の丁寧なご指導で、小学生や初心者の参加者も後半は随分上手に踊っておられました。

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第3部では、学んだダンスを演奏に生かすために、岩淵恵美子先生にご指導頂きました。演奏に使うのは二段鍵盤のチェンバロです。制作者の難波修さんにその構造について説明をして頂き、続いて小学2年生から一般の方まで19名の方が、フランス組曲、イギリス組曲、パルティータなどのメヌエット、ブレ、ガヴォット、サラバンドを実際に演奏しました。

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初めてチェンバロを演奏する方は、ピアノとの違いに戸惑っておられましたが、その美しい音色を楽しみながら気持ちよく演奏されていました。バロックヴァイオリンで演奏をしてくださった方もあり、会場の皆さんもとても楽しんでおられました。また、演奏者の舞曲に合わせて浜中先生が踊ってくださり、第1部・2部でお話し頂いた、拍の感じ方や、ダンスの動きと音楽の強拍のずれについてなど、とても分かりやすかったです。

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一度のセミナーで、ステップをマスターするのは難しいですが、それぞれのダンスの特徴などを理解し、演奏に生かすことの大切さをあらためて感じました。「また開催して欲しい!」という声もたくさん頂いておりますので、浜中先生、岩淵先生には、是非また広島へお越し頂き、セミナーを開催して頂きたいと思っております。

 

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