【実施レポ】赤松林太郎徹底講座シリーズ バロック編 ‐インヴェンション・シンフォニア‐(赤松林太郎先生)

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2016/12/05
赤松林太郎徹底講座シリーズ バロック編
‐インヴェンション・シンフォニア‐
赤松林太郎

2016年11月18日(金)西谷ビルにて赤松林太郎先生をお招きし、「赤松林太郎徹底講座シリーズ バロック編 ‐インヴェンション・シンフォニア‐」という題で講座が開催されました。



前回に引き続きインヴェンションとシンフォニアの勉強をしました。

1 テンポはどのように決めるか。テンポは速さではない。言葉の意味をくわしく。(速度表示と演奏表示の違い) Lauto(遅い)‐moderato(通常のテンポ、心臓の脈の速さ)‐Presto(速い) Largo‐Largeは、天井から雄大な鳥が羽を広げている。幅広い。大きな拍、アクセントをつけない→バロック時代 歌うためのテンポ Adajo, Audaute, Allegro, Vivaceについても意味を1つ1つ説明下さった。 Allegroは、どのように生きるかを示している→Allegro cou brio, Allegro moderatoとなりソナタ形式のテンポになる

2 どういう拍を作るか。幅広い、うきうき、アクセントなのかetc.4分の3拍子は3拍子、8分の3拍子は1拍子、8分の6は2拍子、16分の3拍子は1拍子。左手が拍子を作る。 なぜその拍感にしなければいけないのか、どういうイメージをつくるか、そのためにタイトルは大切になる。フランス組曲3番ジーグ、5番ジーグは遅い。

3 バロック時代の歌い方 ・表情をかえるために 和音をつけるとリズムを感じる。 ・音型を大切にした。→希望 またはナーバス、苦悩...

4 インヴェンション第10番ト長調 8分の9の奏法について、3拍子にきこえるためにどのような奏法が適切か。全てレガートではなく、場合によりノンレガートになる。テンポはAllegro、生き生きしたテンポになる。 ・インヴェンション第二番 ハ短調4分の4 人間の感情だから歌わなければいけない。カンタービレ。 右手テーマに和声づける、気持ちの変化を読み取る。感情のひだを読み取る→ここまで深く楽譜から表現することの難しさを感ずるか、ここが音楽の面白いところだと思う。 ・インヴェンション第15番、半音階がたくさん使われている。終止がmollかdusかはっきりしない。次のシンフォニアに続くとある。 ・シンフォニア第二番ハ短調8分の12なので舞曲。非和声音、不協和音にこめられた感情の表現のしかた。

楽譜からどのように正しく演奏すべきかを掘り下げ噛み砕きお話くださった。参加者は分かりやすいお話で次回も楽しみと話してくれた。

 

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