【実施レポ】演奏家によるペダル講座~ペダルは魔法の装置

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2015/10/19
演奏家によるペダル講座~ペダルは魔法の装置
赤松林太郎
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10月2日(金)、アオノホールに於いて伊予しおさいステーション主催、赤松林太郎先生によるセミナー「演奏家によるペダル講座~ペダルは魔法の装置」を実施致しました。ピアノ演奏にとって大変興味深いテーマであり、人気の赤松先生のセミナーということもあって、県外からもご参加を頂きました。

ペダル導入期の指導は大切で、まず曲のイメージを捉えそれに沿ったペダリングが重要であること、更に初級から最上級まで、ペダルを踏むタイミング、姿勢、練習方法、などを段階的にレクチャーしてくださいました。
初級編では、メロディーを繋げる「レガートペダル」、音が出てから踏む「シンコペーションペダル」、中級編では、ペダルを踏む深さをコントロールし、高音域ほど浅く踏み美しい響きを作っていく「ディミヌエンドペダル」、ピークを目指し深く踏んでいく「クレッシェンドペダル」など、ブルグミュラーの曲を使いわかりやすく解説してくださいました。上級、最上級では、音にアクセントを付けるためにダイレクトに踏む「アクセントペダル」、次の音の発音を良くするために休符で踏むペダル、リズミカルな曲では音そのものに艶を出すペダリング方法、バロックのペダル(例、シンフォニア)は、メロディーを繋ぐための接着剤的ペダル、ロマン派の感情表現に欠かせないうねりを表現するための「クレッシェンドペダル」(例、革命)など細かいペダリングの必要性を的確な演奏で解説して頂きました。

赤松先生セミナー2.jpg

日頃ペダル記号を見てオン、オフのスイッチのように踏んでいるペダル、しかし、その音楽を表現するためには歌うためのペダルか、リズムを強調するために踏むペダルかの見極めが大切であること。「いつ踏むか」ではなく、「どう踏むか」という視点でペダルと向き合っていかなければ、色彩感のある表情豊かな音に成り得ないことを改めて確信することができました。「薬にも毒にもなるペダル」という先生の言葉は、最も刺激的な言葉でした。演奏家のマル秘テクニックを惜しげもなく伝授して下さった赤松先生に心より感謝致します。


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