【実施レポ】2012コンペ課題曲公開レッスン(渡部由記子先生)

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2012/05/23

blog120520hibiya_watanabe.jpgさわやかに晴れた2012年5月20日(日)日比谷スタインウェイサロン松尾ホールにて、渡部 由記子先生による「第36回ピティナ・ピアノコンペティション公開レッスン」(A1級 - グランミューズ)を開催致しました。

レッスンは3部構成で、10時から17時30分まで、総勢18名の生徒さんが受講されました。
朝早くから受講の方、沢山の聴講の方においで頂きました。
  
午前中は第1部A1級、午後、第2部B級、第3部C級、グランミューズという形で行いました。
各部の始まる前、渡部先生が受講される生徒さんに歩み寄られお一人ずつ握手をされました。

第1部は、A1級の生徒さんのレッスンです。
小さい生徒さん達に優しく語りかけながら、演奏について音ののばし方などの具体的な
指導と共に審査員からみた採点のポイント、審査をうける時の注意点のお話しがありました。
他に、2曲ともおとなしい曲を選曲した際の、変化のつけ方、舞台の上で何かあってもミス
を最小限にし、絶対に弾きなおしをせず、そこを乗り越えるための、お家での訓練の仕方も
お話し下さいました。
 
第2部は、B級の生徒さんのレッスンです。 
演奏上重要なポイントとなるテンポについて、場面をイメージして次へいく時の
呼吸法など、渡部先生のご指導で生徒さんの演奏はみるみる表情豊かに変わっていきました。
ピアノの経験のないお母様にも、お子様の弾いた和音の響きを確認できる方法や、
最も基本的なイスの高さ、位置についても細かくご指導下さいました。
                                 
第3部は、C級グランミューズの生徒さんです。
学年もあがり、より上級者へのテクニックや演奏に向けたレッスンでした。
音のバランスのとり方、方向性、表情豊かに演奏する練習の仕方、お家でのメトロノームを
使った有効な練習の方法や、ツブを揃えて弾くための指使い(はくちょう)を教えて頂き、
大変参考になりました。

全級を通して、先生が音を出して下さりながら、各級それぞれの受講者に合った指導や
一つ一つの曲を素敵に仕上げる具体的な方法、コンペの課題曲としての仕上げ方を
教えて下さいました。レッスンを受けた生徒さんの演奏がどんどん変わっていく様子はまさに
「魔法のレッスン」でした。

朝10時から17時半まで長時間にわたり聴講された方も多く、ほぼ満席の状態でした。
皆様楽譜をご覧になりながら、メモをとり熱心に聴講されていました。

今月末からコンペもはじまります。 参加された皆さまにとって、
充実した日々をお過ごしになられます様、お祈り申し上げます。

 (Rep:ピティナ日比谷ゆめステーション 石井晶子)


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