【実施レポ】生徒が伸びるコンクール活用法 - 9/24国立・藤原亜津子先生

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2008/09/25

2008年9月24日、国立楽器本店 音楽の森コンサートフロアにて藤原亜津子先生の「PTNA PIANO SEMINAR 音楽の森ピアノ講座2008 - 生徒が伸びるコンクール活用法」講座が行われました。

はじめにジェーン・バスティン先生の言葉「音楽を愛し、音楽を一生の友としていけるようになってほしい」を引用されました。そのためには音楽的な基礎、自分で音楽を考え、自分で自分を教えられる力が必要で、さらにそのため、読譜、聴く力、テクニックをつけること、というように掘り下げられて説明されました。

 具体的な指導法について、アンサンブルのビデオ映像を参考にしながら、藤原先生のレッスンを紹介され、印象的だったのは「生徒に宿題を出しません。それぞれ自分で考えて練習している曲の中から、今度のレッスンではこの曲とこの曲をみてもらおう、という風にやって来ます。」というお話でした。それがまだバスティンのテキストをやっている小学生の生徒さんの話なので驚きです。そのような自発性を育てているレッスンの中で自発的にコンペを受けていく生徒さんたちなので、普通に言う「アフターフォロー」はほとんど必要ない、というより「自分自身でアフターフォローしてしまう」そうです。むしろ指導者にとって、その年の結果を復習し、反省することが大切なのだという認識がこの講座のポイントではないかと思いました。
(Rep:PTNA青梅支部 萬 喜子先生)


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