音楽大学合同説明会&シンポジウム音楽大学合同説明会&シンポジウム

音楽大学では、社会に出て活躍するために必要な基礎的な能力を習得できます。7月9日、7校による合同説明会(参加無料)は、学生ばかりでなく指導者・保護者・学校教諭にも、音楽大学の強みを再認識していただく機会です。
久保田慶一先生の基調講演、大内孝夫氏の進行によるシンポジウム「現役音大生・音大卒業生に聴く」も必聴。

開催日時
2017年7月9日(日) 11:30~17:30(終了時間は予定)
会場
浜離宮朝日ホール 小ホールアクセス
対象
中学生・高校生/保護者/音楽指導者/学校教諭
参加料
無料(要予約)
内容
11:30 ロビーのブースにて個別相談対応
12:00 学校案内プレゼンテーション(1)
13:30 主催者挨拶(ピティナ専務理事 福田成康)
13:35
基調講演:久保田慶一
(「2018年問題とこれからの音楽教育」著者)
13:55
シンポジウム「現役音大生・音大卒業生に聴く」
モデレーター:大内孝夫氏(『「音大卒」は武器になる』著者)
パネリスト
◆ 現役音大生
  • 伊藤美海(昭和音楽大学 音楽学部・音楽芸術運営学科・アートマネジメントコース4年)
  • 宇田川日和(洗足学園音楽大学 ピアノ&作曲マスタークラス4年在籍)
◆ 音大卒業生
  • 佐藤展子(東京音楽大学卒/第25回ピティナ・ピアノコンペティション特級グランプリ)
  • 名倉由桂(金城学院大学卒/フリーアナウンサーとして、テレビやラジオ、イベントなどで活動中。NHK大津放送局や静岡第一テレビ(日テレ系)の局アナも経験。)
15:45 学校案内プレゼンテーション(2)
16:30 ロビーのブースにて個別相談対応(終了時間 17:30)
参加校
◆ プレゼンテーション(1)
◆ プレゼンテーション(2)
洗足学園音楽大学東京音楽大学東邦音楽大学
お申込みはこちら ※申込締切日 2017年7月8日(当初のご案内より延長しました)
登壇者からのメッセージ
久保田慶一 (「2018年問題とこれからの音楽教育」著者)

今回のお話では、「音楽を学ぶ意味」と「音楽を職業にする意味」のふたつについてお話したいと思います。音楽を学ぶのは生徒や学生の時代だけではなく、生涯をかけて学ぶものです。また音楽はひとりで楽しむだけでなく、社会との関わりがより大切となります。これからの「あなたと音楽」について、いっしょに考える機会になればいいと思います。

◆ プロフィール
くぼた・けいいち◎1955年、大阪生まれ。東京芸術大学音楽学部、同大学大学院修士課程を修了。1999年、東京芸術大学より「博士(音楽学)」を授与。ドイツ学術交流会の奨学生として、ドイツ連邦共和国のフライブルク大学、ハンブルク大学、ベルリン自由大学に留学。東京学芸大学教授を経て、現在、国立音楽大学理事・副学長。  著書に「C.P.E.バッハ―改訂と編曲」「バッハの四兄弟」(音楽之友社)、「バッハキーワード事典」(春秋社)、「エマヌエル・バッハ」(東京書籍)、「音楽とキャリア」(スタイルノート)、「モーツァルト家のキャリア教育」「音楽用語ものしり事典」(アルテスバブリッシング)、「西洋音楽史100エピソード」「音楽再発見100エピソード」(教育芸術社)、「孤高のピアニスト―梶原完」(ショパン)、「2018年問題とこれからの音楽教育」(ヤマハミュージック・メディア)、編著書に「はじめての音楽史」(音楽之友社)、「キーワード150音楽通論」(アルテスバブリッシング)、「音楽史を学ぶ」(教育芸術社)がある。また翻訳書には「楽譜を読むチカラ」(音楽之友社)、「モーツァルト殺人法廷」(春秋社)、「ティーチング・アーティスト:音楽の世界に導く職業」(水曜社)、「レオポルト・モーツァルト:ヴァイオリン奏法」(全音楽譜出版社)などがある。
大内孝夫 (「音大卒は武器になる」著者)

よく「音大は就職に不利」という言葉を耳にします。本当でしょうか? 私はむしろごく一部のブランド大学と言われる大学を除けば、一般大学の学生の方が就職に苦労している気がします。理由はアピールするものが見つかりにくいからです。
就活で企業は、大学時代の過ごし方を重視しますが、ブランド大学を除けば、勉強をウリにしても、「なぜ大学に入って、突然勉強する気になったの?」と切り返されます。そのため、一部有力な体育会出身者を除けば、「サークル(またはアルバイト)で頑張りました」という月並みな言葉で勝負せざるを得ず、採用担当者にとっての「採用の決め手」にはなりにくいのが実情です。

また、先般はじめて大学別奨学金遅延率が公表されましたが、就職率100%をウリにする大学に限って遅延率上位にランキングされている、という矛盾も表面化しています。大学が公表している「就職率」そのものが、世間一般で考えられている「就職率」とかけ離れているからで、就職率も大学の実力評価の尺度にはなりません。
このような時代にあって、音楽大学には少なくとも「本気の学び」があります。拙著『「音大卒」は武器になる』でもお伝えしておりますが、音楽を通じて養われるコミュニケーション力、ストレス耐性、礼儀正しさ、正確・丁寧さはまさに社会人基礎力と言え、音楽界のみならずあらゆる職業で必要とされる力。最近、一般の企業からもその力を評価する声が高まっています。
音楽大学は音楽以外に生きる途がないように誤解されがちですが、「音楽の真剣な学び」はあらゆる道につながっています。大学での学びとして、「音楽」は「経済」や「法律」などに決して引けを取らない有力な学びの対象です。
【参考】「目からウロコのキャリア・就活Q&A」(音楽之友社ウェブサイトより)

◆ プロフィール
おおうち・たかお◎1960年生まれ。慶應義塾大学経済学部卒業後、富士銀行(現みずほ銀行)入行。証券部次長、いわき支店長などを歴任。2013年より武蔵野音楽大学就職課にてキャリア指導を担当。会計学/キャリアデザイン講師を兼務。日本証券アナリスト協会検定会員。宅建士(試験合格)。著作に『「音楽教室の経営」塾』(第1巻「導入編」、第2巻「実践入門編」)、『目からウロコの就活術』(いずれも音楽之友社刊)、『「音大卒」は武器になる』『「音大卒」の戦い方』(いずれもヤマハミュージックメディア刊)他。音楽之友社HPにて「目からウロコの就活&キャリアQ&A」WEB連載を執筆中。
参加大学より
メッセージ

上野学園大学は、「芸術の街、東京・上野にある音楽大学」です。1904(明治37)年に、建学の精神を「自覚」として創立、今年で創立113年を迎えた長い伝統を誇っています。キャンパスは上野駅から徒歩8分。音楽学部音楽学科に2つのコースがあり、演奏家コースは、学生全員を対象に週120分(年間約30週/4年間)の個人レッスンを行います。植田克己先生、ミハイル・カンディンスキー先生ほか一流の演奏家らを迎え、演奏技術の鍛錬はもとより、一人の演奏家としての生き方も指南しながら、世界に通用する演奏家を育てます。器楽コースは週60分の個人レッスン、演奏者のみならず指導者としての素養も身につけます。卒業生に辻井伸行さん。
当日、会場にお越しの際はぜひ本学ブースにお立ち寄りください。本学教員・現役学生がお待ちしていますので、何でも質問してください。全員にオリジナルデザインの素敵なトートバッグをプレゼントいたします。(入試広報部長/小倉佳之)

キャンパスツアー
ピアノコンチェルト
大学内が見学できるイベント
  • 春のオープンキャンパス(申込不要) 2017年5月28日(日)10:00~15:30(受付:9:30~14:30)
    • 詳細はタイトルをクリックし、本学Webページにてご確認ください。
    問い合わせ先:国立音楽大学 広報センター
    Tel. 042-535-9500 / E-mail.pr@kunitachi.ac.jp
  • ピアノフェスティバル(要申込) 2017年7月23日(日)9:50~17:00予定(受付:9:30開始予定)
    • お申込みの詳細はタイトルをクリックし、本学Webページにてご確認ください。
    お問い合わせ先:国立音楽大学 演奏センター
    Tel. 042-535-9535 / Fax. 042-534-320 / E-mail:workshop@kunitachi.ac.jp
  • 夏期受験準備講習会 2017年8月1日(火)~4日(金)(申込期間:6月6日(火)~7月3日(月)) お問い合わせ先:国立音楽大学 広報センター Tel. 042-535-9500 / E-mail.pr@kunitachi.ac.jp
  • 秋のオープンキャンパス(申込不要) 2017年10月8日(日)
    • 体験レッスンのみ要申込
    問い合わせ先:国立音楽大学 広報センター
    Tel. 042-535-9500 / E-mail:pr@kunitachi.ac.jp
  • 授業公開(要申込) 2017年10月9日(月・祝) 問い合わせ先:国立音楽大学 広報センター
    Tel. 042-535-9500 / E-mail:pr@kunitachi.ac.jp
メッセージ

音大のピアノ科に入学後、それをどう将来につなげていけるか、ということを重要な課題に考えている大学です。ピアノの仕事の領域は多様です。ソロのコンサーティストとして立っていく道、アンサンブルや伴奏ピアニストとしての道、ピアノ教育者の道、或いは教師や学芸員、マネージメント業や、大きく転身して邦楽器奏者やジャズメン、スタジオミュージシャンや作曲業の道もあります。それぞれの道を現実化するために、コース制を設け、支えています。それらを可能にするために必要なものは、何よりも基礎力。一見地味に見えますが、ただ派手なパフォーマンスより、より誠実で確実な力の獲得を目指しています。2年次の古典のソナタの試験は、カット無しの全曲演奏が義務づけられ、大きな成長を意図するものとなっています。バランスの取れた学生たちが集結しており、日々の学修が、穏やかな思いやりに溢れた豊かなものであることも、私たちの大学の誇りです。
(演奏・創作学科 鍵盤楽器専修 教授 花岡千春)

学科と入試の説明
レッスン見学

受験講習会・オープンキャンパス
7/16(日)・7/17(月)に開催。多彩なイベントをご用意しております。

夏期講習会
8/5(土)~8(火)に開催。各種オープンキャンパスや入門講座も同時開催。

メッセージ

昭和音楽大学は音楽を生かして「何か」がしたい、学生さんのためにカリキュラムを編成しています。
ピティナ・ピアノコンペティションの特級グランプリ受賞者をこれまで多数輩出している「ピアノ演奏家コース」。そして、地域から約3,400名の生徒さんが通う付属音楽・バレエ教室においての実習を行う「ピアノ指導者コース」が設置されています。
2017年度から新設された「ピアノミュージッククリエイターコース」は、あらゆる職種に必要とされるネットメディアを重要視したカリキュラムとなっています。
また、複数の実技、多様な分野の学科目を選択できる「音楽教養コース」が大学及び短期大学部に設置されています。

5月~7月の毎週日曜日に全国33都市で受験講習会を行います。本学教員による実技個人レッスンのほか、楽典・ソルフェージュ科目を受講できます。
また小田急線・新百合ヶ丘駅に位置する本学キャンパスにおいて開催される講習会・オープンキャンパスも是非お越し下さい。

① オープンキャンパス予定
4月29日(土・祝)、5月21日(日)、6月11日(日)、7月9日(日)、7月23日(日)、8月5日(土)、8月27日(日)、9月17日(日)、10月22日(日)
音楽学部教員による体験授業、体験レッスン、学科コース説明、受験相談等を実施します。
◆ 音楽学部ホームページ

② 全国各地で出張体験レッスンを実施します。
◆ 詳細、お申込は ホームページから

メッセージ
聖徳ブランドのアンサンブル~音楽力が人間力になる~

聖徳大学音楽学部では、特に最近「アンサンブル」が合言葉のようになっています。それは私たちが「相手の音を聴きながら自分を主張して全体の折り合いをつけていくことは、音楽だけでなく、人間関係の基本である」と考えるからです。
演奏学科では専門の教員が、室内楽やオーケストラ、重唱やオペラの授業で時間をかけて指導します。また音楽総合学科でもグループ活動や実習を通してコミュニケーション力を磨きます。
音楽力がそのまま人間力になる、それが聖徳ブランドのアンサンブルです。
(聖徳大学音楽学部 学部長 高橋大海)

メッセージ

洗足学園音楽大学は、音楽の既成概念にとらわれない学校づくりを目指しています。クラシックからジャズ、ロック・ポップス、バレエなど17のコースから選択可能。とはいえ、学ぶ目的や将来の目標は人それぞれ。カリキュラムは、レッスンのみ必修科目で、他は学生が100科目以上ある専門選択科目(全コース共通)から自由に選択できます。例えばクラシックを学んでいる学生がジャズやロック・ポップス、邦楽を学ぶことも可能。様々な音楽に触れることで刺激を受け、音楽的創造力を高めます。「何を選んでよいか分からない」という場合はアカデミック・アドバイザーが履修をサポート。平成29年度からはワールドミュージックコース、ダンスコースも新設されます。(執筆:入試センター 長谷川正樹)

メッセージ

2017年に創立110周年を迎えた東京音楽大学は、今年度から日本の音楽大学初の、音楽と英語によるリベラルアーツを2つの柱とする「ミュージック・リベラルアーツ専攻」を開設し、学生たちの新たな意欲を刺激していきます。また、東京音楽大学の新たな飛躍と教育研究のさらなる充実・発展に向けて、2019年4月より、中目黒・代官山エリアに新キャンパスを開校します。本学はこれを機に高大一貫教育を強化するため、付属高校を池袋キャンパスに移します。
東京音楽大学は、熱いエネルギーを擁する大学です。音楽と真摯に向き合う学生たちのエネルギー、それに対峙しさらなるエネルギーを以て指導にあたる教員、そしてそれらを全面的に力強くバックアップする職員たち。それはまさに東京音楽大学ならではの世界であり、そして我々が目指す方向は一致しています。だからこそ本学にはパワーがみなぎっているのです。
( 東京音楽大学 学長 野島 稔 )

A館100周年記念ホール
中目黒・代官山 新キャンパス(予定)
メッセージ
~平成30年 東邦は学園創立80周年を迎えます~

東邦音楽大学は、学生一人ひとりの人格、音楽レベルを尊重しながら、個々のしっかりとした目標設定の中での「One to One」の指導を大切にしています。音楽を学ぶ上で適切な人数と考える定員100名、入学した学生全員が演奏や勉学のチャンスを平等に持ち、日々成長して行いける大学です。そして3年次で学生全員が少人数ずつで訪れる「東邦ウィーンアカデミー(TOHOウィーンキャンパス)」への短期留学もその一環です。モーツァルト、ベートーヴェン等多くの偉大な作曲家たちが活躍した街「ウィーン」、クラシック音楽と共に発展した絵画や建築が現在も息づくこの街で音楽を学び生活を体験する事は、全ての学生にとって、クラシックの原点に触れる最も有意義な時空となります。宿泊施設を持ったこの研修所にしっかり腰を据えて講義、文化体験、そしてウィーンフィルやウィーン国立音楽大学の著名な演奏家や教授によるレッスン等充実した研鑽を積んだ学生たちは、音楽的にも大きく飛躍し、国際感覚を身に付けた音楽人へと成長します。 トピックス:平成29年度より「Konzertfach(演奏専攻)」並びに「教職実践専攻」がスタートしました。(東邦音楽大学 声楽教授 入試広報企画センター長 市山惠一)

大学(川越キャンパス全景)
東邦ウィーンアカデミー中庭より
お申込みはこちら ※申込締切日 2017年7月8日(当初のご案内より延長しました)
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