ソロ部門・デュオ部門

出演者インタビュー
掲載日級名お名前
2016/02/12C級中瀬 智哉くん

曲の背景を大切に 聴き手に伝わる演奏をしたい

なかせともや◎2006年1月生まれ。6歳より金子勝子先生に師事。ピティナ・ピアノコンペティション全国決勝大会において2014年B級銅賞、2015年C級金賞。ショパン国際ピアノコンクールinASIA アジア大会において2015年小学3・4年生部門金賞・ソリスト賞。2016年コンチェルトAB部門金賞・コンチェルト賞。

第2部出演

演奏曲目
ショパン:ノクターン 第20番 嬰ハ短調 遺作

ピアノを始めたきっかけを教えて下さい。

ピアノの先生をしている母の影響で、音楽は常に生活や遊びの中にありました。0歳の時、クラシック音楽番組でピアノ協奏曲が流れると、テーブルにつかまり立ちし、ピアノを弾くまねをしたり、拍手と共に盛り上がるのが好きでした。ショパンのアルバムは特にお気に入りだったらしく、音楽を聴くと喜んでいたそうです。母のレッスン風景を見た僕が「僕にもレッスンをしてほしい」と言ったところ、「4才になったらね」と言われ、その約束通り、4才の誕生日から母にピアノを習い始めました。

小さな頃から様々なクラシック音楽に触れていたのですね。今、師事されている先生との出会いはどのようなものでしたか?

僕が6才の頃に牛田智大さんの演奏をテレビで拝聴し、12才とは思えない演奏に感動し、それ以来牛田さんが憧れの存在となりました。その牛田さんの先生に1度レッスンを受けたいと思い、思い切って小学1年生の時にレッスンをお願いしたことが金子勝子先生との出会いでした。レッスンの時は富山から先生のご自宅のある東京へ通っています。今年は予選から全国大会までを東京で受けたので、先生のご自宅に泊りがけでレッスンをしていただきました。先生は、お忙しいご予定の中、どんなに疲れていてもピアノを聴いて下さり、熱心で愛情あふれるご指導をしてくださいました。金子先生とお食事をしたり、ご一緒に過ごさせていただく中で、ぼくもがんばって「先生に喜んでいただきたい!」という気持ちが強くなっていきました。

先生と強い信頼関係があるのですね。初めてピティナに出場されたきっかけはどの様なものでしたか?

年長の時に初めて出場しました。発表会などステージで演奏することが好きだったので、コンクールへ出場することもステージの勉強になると思ったのがきっかけでした。それからはコンクールへ出場することが「僕の楽しみ」です。全国のピアノのお友達に会えることも、課題曲を予想することも毎年楽しみにしています。

毎年コンクール出場を視野に励まれているのですね。今年の課題曲はどのように選曲されたのですか?

チマローザのソナタは、赤松林太郎さんの演奏を聴かせていただき、美しい右手のデュエットの響きに憧れて選曲しました。エリーゼのためには、以前からずっと弾きたかったので、課題曲を見てすぐに弾くことを決めました。シューマンの愛しい5月 お前はまたやってきたは、初めて出逢った曲でしたが、優しく美しいメロディーに一耳惚れして、心の中に物語が見えた、思い入れの強い曲です。ギロックのダイアナの泉・魔女の猫は、曲のイメージがすぐに浮かび、ダイアナの泉の水面がキラキラ光る様子や、魔女の猫のダイナミックさを表現してみたいと思い決めました。

好きという気持ちを大切にして選曲されるのですね。本選へ向けてはどのような練習をされましたか。

ベートーヴェンらしい音・表現の仕方やテンポ感、古典美を追求しました。シューマンではシューマンのクララへの想いを自分なりに考え、優しく話せるように練習しました。その曲らしさをどのように表現するか、また音色の変化も目標にしていました。

普段から曲については色々考えて練習されるのですか?

はい。まず譜読みをすると「どうして」が出てきて、それを母と考えることが楽しみです。レッスンやセミナー、本などで勉強すると「そうだったんだ!」と驚くことばかりですが、その発見が新鮮であればあるほど、また想いがでてきます。

では全国大会へ向けてはどのような準備をされましたか?

4曲弾かせて頂くので、それぞれの時代について考える時間が多かったです。レッスンでの内容に加え、2回のステップ・予選・本選で審査していただきました先生方の講評を参考に、徹底的に勉強し直しました。自分の思っている通りには伝わらないことがあると知り、独りよがりの演奏では無く、聴いて頂く方1人1人にしっかり伝わる演奏をしようと思いました。それから、金子先生にホールリハーサルを多くして頂き、ホールでの音の響きや伝わり方なども勉強させていただきました。本番はずっと憧れていたヤマハホールで演奏出来ることが嬉しく、とても良い響きを感じながら僕なりに語りかけることができたと思います。

入賞を知った時はどのような気持ちでしたか?

全国大会で演奏させていただけることだけでも嬉しかったのですが、僕の番号と名前が呼ばれた時はびっくりして、嬉しさで胸がいっぱいになりました。登壇する時には、心の中で「先生、やったよ」と思っていました。

金賞受賞、本当におめでとうございます。入賞者記念コンサートではショパンのノクターン20番を演奏されますが、当日に向けての意気込みを聞かせて下さい。

素晴らしいコンサートに出演させていただきありがとうございます。僕は金子先生に出逢いピアノを歌い奏でる楽しさと喜びを知りました。先生をはじめ、応援してくださるすべての方へ感謝の気持ちをこの曲に込めて、精一杯演奏させていただきたいと思います。

次の目標への抱負を教えて下さい。

今年は初めてコンチェルトにも挑戦するので、わくわくしています。来年度もまたピティナにもチャレンジしたいです。一つ一つの演奏の機会を大切に、大好きなピアノと共に成長していけますよう、努力していきたいと思います。

Youtube - 決勝での演奏

チケット
  • 2016/03/21(月・祝)
  • 第1部 第1部 13:00~開演/2部 17:30~開演
  • 【会員・学生】各部:3,000円 通し券:5,000円
  • 【一般】各部:3,500円 通し券:6,000円
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