【実施レポ】日本バッハコンクール課題曲セミナー(石井なをみ先生)

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2013/10/14
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2013年10月2日、今回再び石井なをみ先生をお迎えして、
日本バッハコンクール課題曲セミナーが開催されました。

最初にコンクールを始められたきっかけをお話していただきました。
そして、コンクールをすることでレベルが上がって
いくし、いい勉強にもなるということでした。

バッハの演奏では、テンポや何調かによってキャラクターが決まっていくので、
一貫したテンポ、音の粒をそろえる事、
リズムをそろえること、左右違う表現をすること
(バロック
の歌い方で)、16分音符の歌い方等。

それと、縦と横の整理をすること。縦とはハーモニー、リズム、和声感、緊張と弛緩など。
横とはフレーズの歌い方、テ
ーマの弾き方、ダイナミクス、ゼクエンツがどこにあるのか等。
事例をとりあげて細かく、詳しく教えていただきました

そして練習方法は2声の場合は片手で練習できるかもしれないが、3声の場合はそれが
出来ないので3層に分けて練習す
る。右手を弾いて左手を歌ってみる、その反対もしてみる。
練習番号をつけてランダムで弾いてみる。ゆっくり、きちんと丁寧に弾く。
その時、ただ弾くだけでなく目的をもって練
習する。

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昨年のセミナーの復習で
(1)片手の独立(2)構成の分析(3)両手のかみ合わせ、和声感
(4)拍節感 (5)アーテ
ィキュレーションについて
(6)ダイナミクス、強弱の考え

も項目ごとに取り出してお話していただきました。
お話の引き出しがたくさんあり、的確にしかも分かり易く私たちに
丁寧にご説明していただきました。

その後、幼児Aコースから小学5、6年Bコースまで、演奏と良くない事例、ユーモア
あふれるお話でいずれのお話も指
導の在り方として私たち講師が共感したり、気が
付かされた
り、又、知らないことなど石井なをみ先生からたくさん教えていただいて
とても参考になり、受講された方々も良かった
と言われておられました。

今回のバッハコンクールの意義にご賛同いただき、多くの皆様にご参加いただける
ことを楽しみにしております。

ピティナ岡山支部 藤井)


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