【実施レポ】第4回楽譜に隠されたヒントを探せ!(轟千尋先生)

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2010/01/15

blog_100115moriya_todoroki.jpg守谷ステップでは1月15日に轟千尋先生をお迎えしました。

4回目である今回のセミナーは、 「音楽の地図を書こう」
という題のもと、調性、形式の図式化を勉強しました。


◆そもそも調性とは何か?
  というお話では以下の3つを学びました。

1. 調性がどんな時に確立するか?確立するための必要な3つの条件
(1)T D
(2)長調か短調か
(3)「主調」があるか
2. 転調と借用の違いは?
長い転調は転調 / 短い転調は借用
3. 調性の性格
調性の性格を決めるのは難しくそれぞれの作曲家で感じかたが違うし、個々の人、
それぞれの感じ方でいいと云うこと。何調はどんな色か想像するのもおもしろいとおもいました。
絵本を見せていただき絵から音を聞くというお話はすばらしいと思いました。
「色で音を聞く」→「調と色」
絵本は子供たちも「想像」「創造」させるきっかけになるのではと思いました。 


◆大切なのは個々の調の性格よりもお互いの関係ということで、五度圏の近親調のお話を
していただきました。
(1)近親調のT.D.Sの関係
   F―C―G
   S―T―D
(2)転調先から主調にもどってくる距離が近いとほっとする感じ。
遠いと疲れた元気のない感じ。
(遠いからといって仲が悪いというのではなく、何回も登場すると近親調になる。)
(3)同主調は近くて遠い
  短調から長調(ピカルディ終止)は近い。
  長調から短調は難しいの話はおもしろいと思いました。

◆最後に曲の構成が解らない時は、形式を図式にする お話をしていただきました。
シューマン作曲のトロイメライを全員で、先生の模範を見て実践しました。

1つの曲を、先生のお話のように見られるようになれたらよいのにと、思いました。
2時間があっというまに過ぎました。
先生、ありがとうございました。次回を楽しみにしています。

(Rep:ピティナ守谷みらいT.Xステーション 日吉明美)


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