【実施レポ】ピアノ指導に活かせる「コーチング」演習 ~10/28奄美・青木理恵先生~

文字サイズ: |
2006/11/09

061028amami.jpg10月28日に、ピアノ指導者であり、プロのコーチとしてもご活躍の青木先生をお迎えして、講座が開催されました。指導者やご父兄を中心に、演習を交えてのセミナーは、終止笑いに包まれ、和やかな雰囲気の中、あっという間の2時間でした。 

最近、耳にすることが多くなった「コーチング」という言葉。コーチというとスポーツの分野を連想しがちですが、今や、企業・学校・医療、そしてピアノのレッスンにも生かされています。

今回のコーチは母親、あるいは指導者。そしてクライアントは子ども。子ども自身が目標を決めて達成する為に、私たち指導者、そして親は、どのように導いていけばよいのかを、実践を交えながら一緒に考えていきました。

大切なことは、まず目の前のその子自身を認めてあげること。そして、子どもひとりひとりにあった方法で、子ども自身に答えを出させていけるような質問(やる気を出させるような効果的な)によって、色々と相手に気付かせていく。そして、コーチは行動に結びつけながら、ゴールへ一緒に到達できるようサポートしていく、ということを学びました。また、4つのタイプ別の診断をし、その子のタイプにあった言葉がけをしてくことの大切さは、とても参考になりました。

今回の講座は、この時期にとても必要だと思いました。世の中は毎日いじめの暗いニュースが飛び交い、小学生まで自殺者が出るという、悲しい出来事。学校という現場では、先生方も子どもたちの指導において混乱しています。家庭で親として良かれと思って発していた言葉は、聴くことを忘れ、一方的に押し付けていたことに気づかされ、反省いたしました。

このセミナーによって、生徒達の心の中にある宝物が引き出せていけることがわかりました。レッスンでも家庭でもすぐに実践できるコーチングで、親・子ども・指導者の信頼関係をつくり、これを地域、社会へと大きく広げていけたらと思いました。

受講されたほとんどの方が、「もう一度お話を聞きたい」との意見でした。短い時間でしたが、心に残る素晴らしいコーチングセミナーでした。(Report :指宿 晶代)


【GoogleAdsense】
ホーム > ピアノセミナー > ニュース > 02レポート> 【実施レポ】ピアノ指...