【実施レポ】コンクールを目指すための指づくり~横浜・黒河好子先生

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2006/05/09

060509yokohama.jpg 5月9日(火)、ヤマハ横浜店にて、黒河好子先生による「コンクールを勝ち抜くために知っておくべきこと」というテーマの講座が行われました。
 グランドピアノ(フルコン)の特性と、音楽のエネルギー(動・静)について。これをふまえ、全身の筋肉の機能(役割)とそれを具体的にどう演奏に活かせるのかを、医学的根拠と物理的根拠の両面から、黒河先生ご自身の演奏を交えながらお話くださいました。

・ピアノの特徴・・・座り方?重心のかけ方
受講者の一人をモデルに、2種類の立ち方をしてもらい、後ろからの強い衝撃に対し、重心をどう使うかで、衝撃への影響の差を実験。グランドピアノを弾くという行為は、弾いている人間の10倍の力が楽器にかかっているので、「座り方を生徒さんに気をつけてもらう」程度の注意ではなく、座り方で体の重心のかけ方=鍵盤へのアプローチが根本的に違うことを、改めて実感いたしました。
・打鍵と離鍵
生徒への指導の際、書いてある音符をどう弾くか・・・ということに視点が向きがちですが、「音符と音符のすき間」=離鍵をどうするか、すなわち離鍵こそ、次の音への筋肉の準備期間であり、そこに気付かないことには100回練習しても、それは「音楽」には結びつかないということを、再認識しました。
 今回の講座は女性仕様に(男性とは筋肉の質、重さが全く異なるため)、指の特性、関節、筋肉、腕、足、顔の各部分に至るまで、細かくお手本を示しながらのお話もくださいました。
また、『ピアノの先生方は、「リズム感がない・・・」とおっしゃいますが、リズム感はありますよ。日本人は"拍感"がないのです。それは、言語のイントネーションの影響なので、欧米のような円運動をトレーニングする必要があるのです』というお話をもありました。
 分からないことは医学書から調べてたしかめているという先生の、身体の仕組みを理解した上でのお話はとても分かりやすく、細かいテクニック(中にはウラ技も!)をたくさん教えていただき、内容の濃い2時間半の講座でした。
(Report:西畑久美子) 


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