【実施レポ】美しい音作りのための打鍵法~久留米・佐々木恵子先生~

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2006/03/06

3月6日(月)、久留米ステーション主催のセミナーが木下楽器店にて開催されました。講師は前日ステップにてアドバイザーとしていらした佐々木恵子先生。「美しい音作りのための打鍵法~基本的な脱力奏法について~」のセミナーには42名もの受講者が集まりました。

「音そのもので表現される芸術」である音楽において、一番重要なのは「音」作り。美しく感じられる音を作るためにはどうしたらいいか、をテーマにお話をいただきました。

美しい音を出すにはまずはすべての基本である「脱力」という感覚を身に着けることが大事、と佐々木恵子先生。コンニャク体操を始めとする様々な動きのほか、手の重さを感じさせるためにはかりに手を乗せる、という実践法も教えてくださいました。

脱力と共に重要である「指先の支え」という視点からは、実際に生徒の効果も出ているという、「関節補強のテーピング」をご紹介。指の支えが不十分な小さい生徒にも、テーピングをすることで指の形などを意識させることができるとのこと。そのほか、マムシ治しのテーピングが印象的でした。

帰ったらすぐにレッスン室で実践できるような具体的な指導法に、受講者も大変勉強になった、と収穫を得た一日でした。

◇受講者のアンケートより◇
「テーピングはすぐに実践したいと思います。」
「日ごろの動作などでスタッカートの感覚を伝えてくださって、分かりやすかったです。」
「音そのものに対する意識を私自身が考えさせられました。」
「今まで自分が学んできたことを、より再確認できた。」「さっそく体操をレッスンに取り入れて実践しています。よく通った音が出て、変化がすぐに分かりました。」
「生徒にどのような表現や言葉で伝えればいいか悩んでいたが、段階を使った指導法はとてもわかりやすいと思いました。」


佐々木先生のパワフルなお話にあっという間の2時間でした。
(Report代筆:山浦 華世)


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