ピアノ調律師と考える未来

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2017/01/27
ピアノ調律師と考える未来

ピティナの会員種別に、新たに「調律会員」が設立され、ピアノ調律師の方がピティナの活動により深く関わっていただける第一歩がスタートしました。去る1月19日に、第1回調律会員懇談会を開催し、全国から第一線でご活躍のピアノ調律師の精鋭11名が集結。ピアノ教育の発展について活発な議論がなされ、新たにピアノ調律師ならではの企画も生まれました。懇談会の模様と、今後の調律会員による企画の可能性をレポートし、出来立てホヤホヤのピアノ調律師ワークショップ企画をご案内します。「調律師の方の、こんなお話が聞いてみたい!」といった今後の企画へのご要望も募集していますので、是非あなたの声もお寄せください。


懇談会出席者の声(50音順・敬称略)
岩崎俊
  • 岩崎俊(いわさき たかし)/ 東京都
  • 株式会社山石屋洋琴工房 代表取締役 CEO。スタインウェイ会会員。

スタインウェイに関わり30年になりました。コンサートを中心に調律しており、年間の本番の調律は200本くらいです。ピティナとの関わりは、昨年秋に専務理事と会い、これからの調律師不足について相談させてもらったことがきっかけであり、業界発展のために、何か自分に尽力できることがあれば、前向きに取り組んでいきたいと思っております。

小笠原義文
  • 小笠原義文(おがさわら よしふみ) / 神奈川県
  • (株)大村楽器店嘱託調律師。2級ピアノ調律技能士, 一般社団法人日本ピアノ調律師協会会員, ヤマハコンサートチューナー, スタインウェイ会会員。

ピティナ・ホームページの充実ぶりは以前より注目しており、また大村楽器で行うサロンコンサート出演者も、優秀な方はピティナで実績を出されていていることが多く、ピティナだったら良いお付き合いが出来るのではないかと思い、入会に至りました。生徒の多く集まるピアノの先生も、ホームページやブログなどを積極的に取り入れられているので、自分もSNSやホームページの活用などに興味を持ち始めています。

小田島 智
  • 小田島 智(おだしま さとる) / 宮城県
  • 小田島ピアノ調律所代表。1級ピアノ調律技能士, 一般社団法人日本ピアノ調律師協会会員, スタインウェイ会会員。

今日はこういう立ち上げの場に来られてワクワクしています。個人的には「作曲家がなぜその調で作曲したのか?」に興味があり古典調律も実践しております。2台以上ピアノをお持ちの先生宅で1台を古典調律することで体験していただき、レッスンに活用していただいています。使用されていないアップライトピアノ等の有効活用に繋がればという思いもあります。日本ピアノ調律師協会東北支部支部長として調律師協会会員とピティナとの連携をお手伝いしたいと思っています。

金辺幹男
  • 金辺幹男(かなべ みきお) / 岡山県
  • 株式会社ヤマハミュージックリテイリング倉敷店調律師。1級ピアノ調律技能士, 一般社団法人日本ピアノ調律師協会会員, ヤマハコンサートチューナー, スタインウェイ会会員。

年齢、立場的に、近年より色々な協会の御世話係をするようになってきました。日本ピアノ調律師協会の本部理事・スタインウェイ会の評議委員を務めています。調律師協会の方は研修担当なので、今後はピティナのセミナーとも連携できればと考えており、ピアノ指導者の方にも参加いただけるものとして、調律師自身も先生方から刺激を受けて、お互いに良い研修の機会となるようなものを作っていきたいと思っています。

木村和人
  • 木村和人(きむら かずと) / 愛知県
  • キムラピアノ工房代表。2級ピアノ調律技能士, 一般社団法人日本ピアノ調律師協会会員, スタインウェイ会会員, べーゼンドルファーコンサートチューナー、カワイMPS。

ピティナ新名古屋支部の水村浩一先生に学生時代からお世話になっており、お手伝いをする中で、ピティナとの関わりが出来ました。楽器を500点くらい所有しており、将来は博物館を作るのが夢でしたが、なかなか建物の用意が難しいので、移動楽器博物館として、ピアノの先生のお宅や、広い会場など、あちこちに楽器を運んで解説するような活動を行っています。チェンバロ体験などを通して、ピアノ演奏に活かしていただけるような活動をしていきたいと思っています。 菅野恵理子さんの書籍を愛読しており、リベラルアーツの重要さを感じています。

栗林 聡
  • 栗林 聡(くりばやし さとし) / 新潟県
  • 株式会社わたじん新潟店次長。2級ピアノ調律技能士, 一般社団法人日本ピアノ調律師協会会員, ヤマハコンサートチューナー, スタインウェイ会会員, ベーゼンドルファー。

6年ほど前からピティナ新潟支部事務局を引き継ぎ、ピティナとお付き合いするようになってから、ピアノの先生方との仕事のやり方が変わってきたように思います。ピティナを通して、一方的ではなく、先生方と一緒に同じ方向を見て協力関係が築けるのではないかと感じています。ピアノ販売や調律を、今後このピティナ調律会員を含めて、どのように変わっていく可能性があるのか、勉強していきたいと思っています。

小林泰浩
  • 小林泰浩(こばやし やすひろ) / 埼玉県
  • Y.K PIANO FACTORY代表。1級ピアノ調律技能士, 一般社団法人日本ピアノ調律師協会会員。

個人経営の調律師ですが新品、中古ピアノを展示するショールームと修理工房を持っています。ピアノの先生方のお宅で、ピアノ構造などについてお話しする機会もありますが、先生方とお付き合いする中で、活き活きしている先生は、ピティナ会員が多いなという印象を持っていました。ピティナに入会することで、自分も一緒に活き活きと活動していきたいと思っています。

棚橋清重
  • 棚橋清重(たなはし きよしげ) / 東京都
  • 宮地楽器マネージャー。ヤマハ認定コンサートピアノ技術者, スタインウェイ会会員。

ピティナが調律会員を立ち上げるということで期待しているところです。調律師の皆さんと、今後の展望について前向きな話が出来ればと思っています。弊社には技術者が40名弱おり、ヤマハ、ベーゼンドルファーのディーラーであり、楽器店というハード・ソフトで持っているものをいかにお客様に上手く伝えていくか、今年はそこの部分を重点的に進めていきたいと考えています。調律会員の皆様と共にレベルアップしていきたいと思っております。

名取孝浩
  • 名取孝浩(なとり たかひろ) / 埼玉県
  • ナトリピアノ代表。アメリカPTG RPT会員, 一般社団法人日本ピアノ調律師協会会員, ベーゼンドルファー認定技術者。

工房に多くのクラシックピアノを所有しており、現在は、小川典子さんと一緒に、平行弦のピアノを使ってレコーディングしているところです。調律師の所属する協会やメーカーなどの垣根がとれてこそ、ピティナに入会する意味があると思っていますので、是非皆さんと前向きな議論、試みが出来ればと願っています。約10前からアメリカの調律師の団体にも所属しており、アメリカでは約半数が兼業調律師です。日本では、将来的にみると調律師の数が減少傾向なので、女性調律師が日本でも兼業で活躍できるように、次の世代の下支えをしていきたいと思っています。

宮尾正樹
  • 宮尾正樹(みやお まさき) / 広島県
  • 株式会社ヤマハミュージックリテイリング広島店調律師。1級ピアノ調律技能士, 一般社団法人日本ピアノ調律師協会会員, ヤマハコンサートチューナー, スタインウェイ会会員。

10年ほど前より、ピティナのコンペ会場の調律で、ピティナに関わるようになりました。終日コンペ会場に立ち会うと、参加者の方の演奏を聴くことができ、何度も参加される方は名前を覚え、指導者の方と顔見知りにもなれて、現在の仕事に繋がっている部分が大きいと感じていますので、ピティナの活動を通じて、更にこのような関係、活動を拡大出来ればと思っています。

宮城賢太
  • 宮城賢太(みやぎ けんた) / 東京都
  • ピアノ調律センター・エムパレス代表。スタインウェイ会会員。

ピアノの先生方とは、一緒に何か生み出す関係になればと思い、自主事業として合同発表会を行っています。日頃お客様より、ピアノの先生を紹介して欲しいという依頼をよく受けますので、これからはピティナの教室紹介をお勧めするなど、ピティナの情報を積極的に活用していきたいと思っています。


懇談会での声
ピアノ指導者×調律師の可能性
  • 調律師協会の研修会は、全国11支部で行っており、従来は調律師協会の会員向けであったが、今後はピアノの先生方にも参加してもらえるものに出来れば良いのではないか。整音や整調といった、ピアノの調整に関わる内容も、是非ピアノの先生に聞いて欲しい。
  • ピアノ指導者が、例えば調律師がセミナーを行うとすると、どのようなことを知りたいと思われているのか、リサーチをしてみたい。
  • 電子ピアノとアコースティックピアノの違いについて、等という話は、生徒さん向けにも楽器店で実施したことがある。
  • より具体的な話の方が伝わりやすく、調律体験は特に反応が良かった。調律体験可能な環境さえあれば、コンペ参加者などにもピアノの内部や調律に興味を持ってもらうきっかけになるのでは。
  • バスを借りて、工場やショールーム見学などの企画は?
  • 自宅の工房にお客様や先生をお呼びして、説明することもある。
  • 普段の調律が終わった後時間を少し使って、ピアノ構造などについて話をすることがある。
  • 例えばコンペ会場のロビーで、調律会員が待機し、ピアノについての悩みや相談に乗るピアノクリニックのようなことが出来たら良いのではないか。ちょっとした悩みにこたえられる「ピアノアドバイザー」のような役割は必要だと思う。
  • コンサートのリハーサル、調律風景などを見学できるような企画も考えられそう。とにかくまずは色々とやってみるのが良いのではないか。
ピアノ調律師紹介について
  • 【ピティナより】ピアノ教室紹介のような調律師紹介サービスを導入予定で、調律料金の価格競争ではなく、優秀で貢献度の高い調律師をきちんと評価できるような仕組みとしたい。ピティナ支部・ステーション事務局の運営、調律資格、調律師協会への所属、ピティナイベントでの調律実績、セミナー講師実績などをポイント化し、ポイントの高い方から上にソート表示されるようにと考えている。
  • 調律料金は検索一覧には出さず、個別ページのみに記載するくらいが良さそう。
  • 20代、30代の調律師数が少ないので、調律師の継続や、将来的な育成に繋がるものにも出来れば良いのではないか。
  • 紹介の仲介については、ピアノ教室紹介ではどのように運用されているのか?
ピティナより回答

在宅の電話応対スタッフ8名で対応しているが、事務局側が恣意的に特定の先生を紹介しないよう、基本的にはお客様が依頼したい先生を選ぶ仕組みとなっている。調律師紹介でも同様に配慮したい。


ピアノ調律師ワークショップ —活きた音を学び、体験する—

現役のピアノ調律師から、ピアノの構造、調律などについて、学んでみませんか。普段の調律ではなかなか聞けない話や、実際に楽器に触れる体験などを通して、ピアノ指導や演奏に活かせるポイントを得られる機会です。調律師の工房で実施する「工房型」、楽器店やホールなどで実施する「会場型」、将来的には先生のお宅に出張して行う「出張型」を企画しています。(ピティナ・セミナーレポート対象講座です)

◆ワークショップ
工房型
講師 宮城 賢太
日時 2017年3月28日(火)
※3/28は定員に達したため締め切りました
2017年4月12日(水) 10:00-12:30
※4/12は定員に達したため締め切りました
会場 ピアノ調律センター・エムパレス(東京都練馬区)
定員 9名
受講料 ピティナ会員:3,000円、一般:3,500円
▽詳細
内容
  • コンサート用ピアノを弾きこなす為のヒント。自宅のピアノとの違いとは?
  • 正しいピアノの管理方法と、お手入れの仕方
  • 調律体験
講師プロフィール

ピアノ調律センター・エムパレスのピアノ調律師。
国立音楽大学ピアノ調律科卒業、スタインウェイ会会員。
ピアノ発表会やリサイタルの企画も行う、フリーランスの調律師。

工房について

中古ピアノの販売、修理を行う小さな調律所。

工房型
講師 小林泰浩
日時 2017年4月4日(火) 10:00-12:00
会場 Y.K PIANO FACTORY(埼玉県さいたま市)
定員 10名
受講料 ピティナ会員:3,000円、一般:3,500円
▽詳細
内容

日頃のレッスンで生徒さんや親御さんからピアノのことについて質問されて困ったことや、ご自身が疑問に思っている事・不安に思っている事などはありませんか?
工房にあるピアノを使い、今さらとは思いますが、構造・調律などピアノについて基本のことを学んで頂き、さらにどういった作業で音色やタッチが変わるのか実際の作業を見て、ご希望の方には体験をしていただきます。 「今さら聞けないピアノのこと」どんな事でも納得いくまでご質問ください。

  • みんなで調律をしてみよう
  • 切れたピアノ線を自分で直そう
  • ハンマーに針を刺してみよう
  • ピアノにとって良い環境と悪い環境
  • きちんと調整されたピアノとそうでないピアノの簡単な見分け方
  • 講師プロフィール

    小林泰浩昭和40年埼玉県川口市の音楽教室を営む家に産まれる
    昭和58年調律師見習生として都内の工房に就職
    昭和62年千葉県のピアノ工房に調律師として就職
    昭和63年埼玉県の小林楽器に就職
    平成14年一般社団法人日本ピアノ調律師協会会員、国際ピアノ製造技師調律師協会会員
    平成24年独立 Y.K PIANO FACTORY設立
    平成24年二級ピアノ調律技能士
    平成25年一級ピアノ調律技能士
    平成25年PTGアメリカピアノ技術者協会アソシエートメンバー
    ピアノ調律技術を学び始めて34年になりますが、日々勉強と思い、今なお研修会やセミナーに積極的に参加しております。
    そしてそこでつかんだものをすぐにお客様のピアノにフィードバックする、その繰り返しで技術の引き出しをどんどん増やし、多種のピアノ・多様なお客様の御要望に応えられるよう日々研鑽を積んでおります。理論ではなく数多くの実践で勝負する叩き上げ職人と自負しております。

    工房について

    自社工房に於いて、長年培ってきた修理・調整の技術を生かし、一台一台納得いくピアノに仕上げております。
    主に30年から50年前のピアノをリニューアルしておりますが歴史あるピアノの修復、オーバーホールも行っております。

出張型
講師 木村 和人(木村チェンバ郎)
日時 2017年4月13日(木)10:00-12:00
会場 ピアノスタジオあるむ(愛知県名古屋市)
定員 10名
受講料 ピティナ会員:3,000円、一般:3,500円
▽詳細
内容

チェンバロ製作家クリストフォリが、1700年頃ピアノの原型であるクラヴィチェンバロ・コル・ピアノ・エ・フォルテを発明しました。
現在のピアノの必須条件、離脱装置、捕獲装置、これも彼の発明でした。
そして、レペティションレバー・・・。
全てがピアノ演奏を大きく支える装置でした。
チェンバロ・クラヴィコード・ピアノ他を使って検証したいと思います。
※クリストフォリの発明はノーベル賞もの!

講師プロフィール

木村チェンバ郎(楽器史家、ピアノ調律師)
1986年中部ピアノ技術専修学校研究科卒業後、調律師として楽器店に6年間勤務する。1992年より母校にて指導。その間、イタリア、ドイツ、中国など出かける機会に恵まれ、楽器収集、調査を行う。1998年独立。ピアノ調律、修理を中心にチェンバロをはじめとする古典楽器、民族楽器の修理、製作、製造史の研究を行う。2011年、英国エジンバラ大学にて古楽器、バグパイプの調査を行い、総領事公邸では、民族楽器の紹介を行う。現在では、ギロック協会、あいち子ども芸術大学(宗次ホール)、ふじのくに子ども芸術大学(静岡県島田市)の他、各地の学校や音楽教室などにて、'チェンバ郎の移動楽器博物館を開催し好評を得ている。
ピティナ、(一社)日本ピアノ調律師協会、国際ピアノ製造技師調律師協会、日本チェンバロ協会、日本リードオルガン協会各会員。中部楽器技術専門学校講師。
キムラピアノ工房代表

工房型
講師 岩崎 俊
日時 2017年5月23日(火)10:00-12:00
※定員に達したため締め切りました
会場 株式会社山石屋洋琴工房(東京都狛江市)
定員 5名
受講料 ピティナ会員:3,000円、一般:3,500円
▽詳細
内容

演奏者も調律師も、鍵盤に触れた瞬間、音が出る瞬間にピアノの可能性を感じ取ることが重要です。
どうすればその瞬間、理想的に響きを引き出すことが出来るのか。限界近くまで仕上げられた一般的なグランドピアノで試みます。

講師プロフィール

山口県下関市出身。
1985年からキネブチピアノにおいてスタインウェイ、ベーゼンドルファーの調整技術や、ピアノのオーバーホールの技術を学び、NHK放送センター,桐朋学園,レコーディングスタジオでの調律業務を行う。
1985年頃よりコンサートやレコーディングのための調律、演奏家、学生との「ピアノの構造と調整技術を理解する為の研究会」への協力、武蔵野市教育委員会主催の「音楽鑑賞の夕ベ」「市民音楽講座」などの企画に参加。
ビクターエンターテイメントのレコーディングセッションに参加し、1998年アメリカテネシー州ナッシュビル、1999年韓国ソウルに渡る。
1999年には国際交流基金よりベトナム、ハノイに派遣され、現地技術者の育成に協力する。
2009,2011,2012年には山下洋輔氏に同行し、コンサート調律のためにベトナム、ハノイに渡る。
この他、既製のピアノの機能を向上させるためにピアノメカニズムの設計やピアノの改造修理の研究を行い、その成果として新しいピアノアクションのアタッチメント、R-bit®を 開発し特許を取得。
2011年ピアノのタッチと響きを簡易に調節するアタッチメントSolidus®とSonavel®を開発し、特許を取得する。NHK放送センターに納品。
現在、特許3864316のほか合計 3件、実用新案 3130084を保有する。
2013年から現在までローランド(株)のデジタルピアノの開発の監修をしており、自身の作成した調律データを主サンプルとするデジタルピアノの為のiアプリ、アンドロイド用アプリ「Piano Designer」がローランド(株)HPより世界公開されている。
現在、株式会社山石屋洋琴工房 代表取締役 CEO
スタインウェイ-ハンブルクでの研修を終了しスタインウェイ会D会員。会員番号 0067-D
2011年まで約 20年間にわたり、スタインウェイ特約店(元総代理店)松尾楽器商会の委託技術者を務める。 2011年4月に松尾楽器商会の委託契約を満了するが、引き続きサントリーホール大ホール、東京オペラシティ、東京文化会館や各主要ホールより出入りを許されている。
2009年にNHKBS-hiで放送されていた宮川彬良氏「どれみふぁワンダーランド」の「匠の技」コーナーに調律師としてゲスト出演する。
技術を提供する主なアーティスト、団体は(五十音順)岩崎淑、岡田博美、斎藤雅広、宮川彬良、向井山朋子、山下洋輔各氏、読売日本交響楽団。
草津夏期国際音楽アカデミー、都立総合芸術高等学校のスタインウェイ専任技術者を担当。

工房について

グランドピアノを主体とした研究・実験・オーバーホールのための工房です。具体的には、アクションやピアノ本体の設計変更《redesign》を施したオーバーホールの研究、弊社が開発し特許を所有する、タッチや鳴りを改善するアタッチメントR-bit®、Solidus®、Sonavel®の研究などを行っています。


◆セミナー
会場型
第1回 指導者のための ピアノ構造セミナー
講師 棚橋 清重 ほか 宮地楽器所属のピティナ調律会員
日時 2017年3月2日(木)、2017年3月3日(金)
10:30-12:00
会場 宮地楽器小金井店 さくらホール(東京)
定員 各日定員30名
受講料 一般:1,500円(税込)
※前売券は左記金額より\500 割引となります。
▽詳細
内容

♪ ピアノの歴史と作曲家との関わり
♪ 電子ピアノ・アップライトピアノ・グランドピアノの違い

・構造の違い ・ペダルの違い ・表現力の違い
・タッチ感の違い ・音の聞こえ方の違い
・音色の幅の違い ・音量の幅の違い

ピアノ構造セミナー プログラム

  • 宮地楽器調律師オリジナルのテキストもご用意しております。

今後の企画へのご要望募集

「調律師の方の、こんなお話が聞いてみたい!」
「ピアノのこういう部分について知りたい!」
など、調律師から学んでみたいこと、また調律師に期待することなど、今後の企画へのご要望がございましたら、是非お気軽にお寄せください。


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