全国各地から終結したリトルピアニストのステージ

第34回、ピティナ・ピアノコンペティション
A2級(未就学児部門)の全国地区予選・
地区本選を通過してきた、
リトル・ピアニストが集結!
2010年にオープンしたばかりの
"アコースティック楽器に最適なコンサートホール"
である銀座ヤマハホールにて、
皆様へ披露演奏会をおこないます。

2010.8.22(日)14:00開演予定
銀座ヤマハホールアクセス

入場料:会員・学生 1,500円/一般 2,000円

※コンペティション全国決勝大会4日間共通券対応
※未就学児無料、小学生以上要チケット購入

出演者:第34回 ピティナ・ピアノコンペティション
A2級(未就学児部門)地区本選上位入賞者

当日のプログラムはこちら

出演者とゲストによるコラボレーション・ステージ

パーカッション・アンサンブル・グループ 
クラール 2005年冬に結成。メンバー全員が洗足学園音楽大学打楽器コース卒業生。クラシックからポップスに至る打楽器全般の演奏の他、作・編曲、スティールパン、タップダンスなど様々な分野において活躍している多種多才なメンバーによって構成されている。
[公式サイト]http://klarhome.web.fc2.com/


宮崎世利子先生(国立音大卒業。当協会正会員。)

◆ 幼児期のコンペ経験は、親子の共通体験
幼児期の生活というのは、何事もなければ叱られることもなく、有り余る時間の中で楽しく日々が過ぎていきます。そこにコンクールという試練が間に挟まると、少なからず平凡な日常に波風が立つわけですが、それを一緒に乗り越え、時には泣きながら練習して「こんな苦しい思いして、よく頑張ったね」と親子で共感する、そういった共通体験は、親子の絆をより深めます。コンクールは子ども自身の成長の場であると同時に、親の成長、子育ての場でもあると私は思います。

◆ 学校教育を終えた後の長い人生を見据えて
コンクールを「受かった、落ちた」の短いスパンで見ていても何にもなりません。今の子どもたちは、学校や塾での勉強、習い事に大忙しですが、学校教育に関して言うと、大学まで通ったとして22歳。そこから残りの人生、社会人として働いて定年まで約40年の間、何を支えに暮らしていくでしょう?自分の人生を考えた時、幼い頃にコンペティションで培った「努力した」「辛いことを乗り越えた」という経験が生きてきます。もともとピアノという楽器は、楽器自体の特性もあって、小さいうちからコツコツ、気の遠くなるような練習を積み重ねなければ、なかなか「ピアノを楽しめるようになる」まで習得できません。小さい時に何かひとつ打ち込んできちんとやっていたら、それが長い人生の中で心の支えになります。素敵な、生きがいのある事を見つけるのは至難の業です。「学校教育が終わってから始まる本来の人生」をどれだけ豊かにしていくかということに目を向け、幼児期のコンクールの使い方をもう一度見直し、「どういう人間を形成し、どういう人生にしていくか」私たち大人がサポートしていくべきではないでしょうか?


宮島秀代先生(愛知バスティン研究会員。2009年コンペティション特別指導者賞受賞。)

◆ コンクールを受けるから上手になる
子どもの精神力はすごいもので、彼らは目標があるとそれに向かってどんどん伸びていきます。以前、ある親御さんに「コンペは受けないけれども、受ける子と同じように課題曲をやって、同じ指導をして欲しい。」と言われたことがありました。同じように指導をした結果、やはりコンペティションを受けた子どもの方が、ぐんぐん上達しました。子ども達は最初はドレスが来たい、ご褒美に遊園地で遊べる、といったかわいらしい動機でコンペティションに向かいますが、徐々に、舞台に立つ、人前できちんとしたものを弾くという目標を持ちはじめます。ピアノの上手な子がコンペティションを受けるのではなく、コンペティションを受けるからピアノが上手になる、私はそう思います。

◆ コンクールを通して子どもの姿を見つめる
「自分の子どもが頑張って、こんなに嬉しい思いをしたのは初めて。私は自分の親をこんなに感動させたことがあっただろうか?喜ばせてくれてありがとうと子どもに言いました。」これは、コンクールに無関心だったお父さんが、コンペティションの舞台で、お子さんの演奏を初めて見て仰った言葉です。私自身、「あんな小さな体で堂々と舞台に立てるのはすごい。」といつも感じます。舞台というのは、子どもが自分の努力を発揮するだけでなく、家族や周りの人が子どもの姿を見つめなおす、認めてあげられる場でもあると私は思います。コンクールを終えた後、子どもたちは精神的にたくましくなります。コンクールを受けるようになって落ち着いた、遊びとピアノ・勉強の切り替えができるようになったなど、コンクールで育った小さな戦士たちは、これから来る人生の困難にも立ち向かっていくだろうと思います。やってみないと得られないもの、分からない事があります。まずはチャレンジしてみることからはじめることが大切だと思います。

主催:社団法人全日本ピアノ指導者協会(略称ピティナ) 協力:ヤマハ株式会社、ヤマハホール
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