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346号（2019夏号）

2019年7月31日発行

表紙の人　佐々木邦雄先生&佐々木恵子先生 佐々木邦雄:東京藝術大学作曲科卒。ケーエスミュージック主宰、PTNA正会員及びメディア委員会副委員長・指導者育成委員。過去 (財)ヤマハ音楽振興会本部や東芝EMI・ユーキャンにて教材開発&録音、尚美学園&聖徳大学の講師、東京音大&洗足音大では単発講座を担当。
佐々木恵子:東京藝大付属高を経て同大学ピアノ科卒業。毎日学生音楽コンクール中学生の部全国第1位、これまで千葉大学・東京音大講師から現在洗足学園音大講師。PTNAでは特別指導者賞4回を含む指導者賞を毎年受賞。現在PTNA正会員&評議員・指導者育成委員、ケーエスミュージック主宰。
P.45　表紙の人インタビューより 私達とピティナさんとの出会いは約23年前、東音ホールでの「ソルフェージュ講座」でした。ヤマハのPEN本部スタッフとして全国講座をしていた私（邦雄）は、その約1年程前に大病で入院していました。無事退院し頭髪も復活し体力も戻りつつあった矢先の講座前日に、38.8度の急な発熱！「もしや病気の再発では・・・」と思うと同時に「何とか講座はやり遂げよう！」と、家内の恵子先生の付添いで巣鴨へ出発。今思い返せばその時、講座会場の後方には現在ピティナを支えている重鎮の方々がズラリと並んで座っていたのです。当時面識がほとんどなかったのが幸いでした。知っていたら足が震えて講座はできなかったと思います。《知らぬが仏》とはこのことですね。

先日テレビで放映されたロイヤルコンセルトヘボウ管弦楽団の公演で、F.リストのピアノ協奏曲を演奏するエフゲニー・キーシンの姿に私は釘付けになった。指揮者やオーケストラには時々目配せするだけで、身体で全ての音を完璧に表現しながらオーケストラを牽引し、ひたむきにピアノを弾いていた。

p.48

特別リポート
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