「参加」とあわせて検討したい『家族会員』~コンクールの申込みが始まる前に!

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2019/03/07
「参加」とあわせて検討したい『家族会員』~コンクールの申込みが始まる前に!

コンペティション課題曲も発表され、4月1日にはいよいよ申込みがスタートします。
申込みが始まる前に、是非「ご家族」での参加回数を考え『家族会員』での入会をご検討ください。

参加料の割引だけではなく、今年はコンペ参加要項付録「学習ノート」をお子さんの人数分無料で入手できるという特典も! もちろん、これからのご入会の方にもコンペ参加要項をお届けします。(4月末ご入会の方まで)

年会費 6,000円(初年度は別途、入会金3,000円)
入会資格 ピアノを学習しているお子様の保護者の方。当該年度内に18歳以上となる方。
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参加料割引

兄弟で年間6回以上参加している場合。

Aくん(小1)・Bちゃん(小3)

AくんとBちゃんは毎年コンペティションに2回ずつ参加し、ステップには1回ずつ参加。
本選に進出する年もあるので、2人で6回以上の申込をしている。

家族にピティナ会員がいないので、毎回指導者割引(一般参加料より1,000円割引)を使用して参加している。

この場合、保護者の方が「家族会員」に入会した場合、兄弟の全てのステージが会員割引(一般参加料より2,000円割引)になりお得です。

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その他、たくさんの「特典」
  • コンペ参加要項の優先送付
  • ステップ参加要項の優先送付
  • コンペ結果特集号(定価購入の場合1,440円)の送付
  • 会報誌「OurMusic」通常号の送付
  • 当協会主催イベントの各種割引(会員本人のみ)
  • 外部企業による各種割引、優待

交流会開催レポート

2018年6月8日、東音ホール(東京・巣鴨 ピティナ本部事務局内)にて、家族会員交流会を初めて開催しました。当日は、ゲスト講師として角野美智子先生にお越しいただき、ピアノを習うお子さんをお持ちの10名の家族会員の方にご参加いただきました。ピアノを習う子どもに寄り添い、親としてどのようにサポートすべきか、日頃の悩みを共有し合ったり、それに対して角野先生からアドバイスをいただいたり、充実した時間となりました。交流会の様子をレポートします。

ゲスト講師:角野美智子先生
桐朋学園大学ピアノ科卒業後、ボストンのニューイングランド音楽大学大学院に留学。今までに木村徹、森安芳樹、渡邊康雄、ヤコブ・マキシンの各氏に師事。現在、幼児から大人まで、音大受験生、ピアノ教師など幅広く指導にあたっている。2000年よりピティナピアノ指導者賞を連続受賞。2004年、2005年、2010年、2011年、2013年、2014年、2015年、2016年には特別指導者賞も併せて受賞。今までに門下生103名がピティナ全国決勝大会に出場。その他、ピアノオーディション全国大会出場、千葉音楽コンクール最優秀賞6名、ショパン国際ピアノコンクール・イン・アジア金賞など、毎年多数の入賞者を輩出している。一般社団法人全日本ピアノ指導者協会(ピティナ)正会員・ピティナコンクール審査員・ステップアドバイザー。角野美智子ピアノ教室主宰。chibaきらめきステーション代表。角野隼斗さん、未来さん、お2人のピアニストを育てられたお母様。
★ミニ講演
「ピアノと子育て」~母としてピアノ指導者として~
楽しみながらピアノと親しむ

私には、22歳の息子と19歳の娘がおり、2人ともピアノを弾いています。子どもが小さい頃は、「どうしたら子どもが楽しめるのか」を考え、とにかく楽しみながらピアノで遊ぶ(練習する)、という日々を過ごしていました。例えば、上の息子は理系分野に興味があったので、数字を使って「ここの部分は○○万円!」といったお買いものゲーム感覚で練習したり、下の娘は文系なので、物語を作って曲に親しんだりと、子どもの個性に合わせて、その子の興味があることとピアノの練習要素を繋げて、色々な楽しい遊びを考えていました。

サポーターとしての親の役目

思春期になると、生徒の保護者の方からもよく相談を受けますが、「ピアノか勉強か」といった、進路を含めた大きな選択を迫られる場面も出てくるかと思います。私の経験からも思うことは、そういった時に、「親はサポーターに徹する」ということです。子どもは、自分が決めたことは想像以上の集中力で努力しますが、親の言うとおりに「やらされている」場合には、なかなか力を出し切れない、モチベーションも上がらない、というケースが多いように思います。
子ども自身が「こちらの道に進みたい」「これをやりたい」と主張した時には、親は子どもを信じて、子どもが納得するまでその頑張りを見守り応援する、子どもの敷くレールに後ろから付いていく、くらいの距離感の方が親子関係が上手くいくのではないか、と思っています。 私自身は、子育ても終わりに近づいており、寂しい気持ちもありますが、私たちは親として、我が子の一番のサポーターであり続けたいものですね。

交流会での質問(A.角野先生からのアドバイス)
幼児に感情をこめて演奏することを伝えるのが難しいです。
小さな子どもは、自分が知っているものに興味を持ちやすいので、よく知っている曲を歌ってみたり、生活の中であるものと結びつけたりすると、良いと思います。ピアノを習わせている親から見ると、「ピアノはお勉強」と考えてしまいがちになりますが、「先生がこう言っていたでしょう!!」と上から押さえつけてしまうのは良くありません。まずは子どもが楽しめるもの、興味を持てるもので楽しい刺激を与え、子ども自身がワクワクできると主体性が出てきて、演奏にも現れてくると思います。
例えば、メトロノームで色々なテンポで練習させたい時、サイコロを振って、1が出たら各駅停車(ゆっくり)、3が出たら快速(少し速く)、6が出たら新幹線(とても速い)、などと、子どもが楽しみながら練習する遊びも出来ますね。
本番のステージで緊張してしまい、なかなか練習通りに弾くことができません(中学生)。
小さい頃は平気だったけど、中学生くらいになると、本番で緊張しがちになることもありますよね。せっかく頑張って練習してきたのに、本番でそれを表現することが出来なかったら、可愛そうなことですね。これを克服するには、ステージの回数をこなすこと、自信をつけることだと思います。とりわけコンクールの舞台は緊張も大きくなるかもしれませんが、ステップなどを活用して、どんどんステージ経験を積んでいくと、本番に慣れることができますし、回数が多くなると、それだけひとつの舞台に対する恐れや緊張が薄まり、過剰な失敗への恐怖が和らいでいくのではないかと思います。お母さんが日頃から「ここが良かったよ」と褒めて、自信をつけてあげるのも大切ですね。ついつい、「ここがもう少し」と出来ない部分に目を向けがちになってしまいますが、出来る部分を認めて伸ばすことが、自信につながると思います。
譜読みが済むと本人の中で完成となり、曲の追求をなかなかしようとしません。
まず、本人が演奏による「違い」が分かるということが大事です。例えば、同じ曲のCDを複数聴かせて、どう違うのか、を聴き分けたり、ピアニストを当てっこクイズしたりするのも楽しみながら演奏の違いに触れられると思います。私の子どもが小さい頃は、コンクールごっこをして遊んでいました。1番の人、2番の人、と順番に1人何役もして弾いていくのですが、自分の順番の時には、一番良いと思う演奏で弾いたり、自分以外の順番の時には、少し演奏を変えたりして(笑)。違いの分かる耳を作る、耳を肥やすということが大切だと思います。

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