「関ジャニのモーツァルト音楽王決定戦!」一般公募がスタート初代王の坂本真由美先生(演奏会員)のインタビュー掲載

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2017/02/17
「関ジャニのモーツァルト音楽王
決定戦!」一般公募! 初代王であった、坂本真由美先生(演奏会員)のインタビュー掲載

坂本真由美(演奏会員)さんが初代王に輝いた、人気番組「関ジャニ∞のTheモーツァルト音楽王No.1決定戦」(テレビ朝日)が、次回出演者の公募を開始しました。

 

テレビ番組でのピアノ演奏、普段とは違った世界にもチャレンジした、坂本真由美さんにインタビューいたしました。


インタビュー
坂本真由美(演奏会員)
「モーツァルト音楽王No.1決定戦」の番組に出演されたきっかけを教えて下さい。

テレビ朝日様からお声掛けをいただいたのがきっかけです。
前年までドイツを拠点に演奏活動をしていたので、こういった企画に参加することもなかなか難しかったのですが、丁度日本での活動に重心を移し始めた時期でうまくスケジュールも整い、参加させていただくことになりました。

番組では、演奏中の「音ミス」に集中されます・・。その緊張感はいかがでしたか?

コンクールでの緊迫感やリサイタルでの表現とも全く違った感覚で、正直なところかなり戸惑いました。
演奏家は決まり切った演奏をしているわけではなくて、その瞬間の表現や聴衆との対話の中で、そこにしかない音楽を創っていきます。だから本当は「音ミス」なんてものは存在しないのかもしれません。
モーツァルト王の企画は、とにかく提示された音符を並べられたとおりに弾くこと、指示されたテンポ通りに弾くこと、何も足さず何も引かないことが求められます。普段の演奏で求められるいわゆるテクニックとも違って不思議な感覚でした。そんな中で、音を一つずつ追うだけではなく、なんとか表現したいという葛藤もあり、モーツァルト王の難しさはそういうところにあるのかもしれません。

ところで、この企画に参加させていただいて意外な発見もありました。自分が弾いているつもりで実際に聴衆にも届いている音のほかに、実に多くの音にならない音に「触れている」のです。言葉にならないいくつもの思いに触れながら、何かを伝えたくてやっと言葉にする。演奏は誰かとお話をするのとよく似ていますね。

ピアノの人以外に、一般の方にも注目されている番組です。こうしたところから音楽ファンが広がっていく、ということについてどうお考えですか?

コンサートホールでのクラシックの演奏会にはなかなか敷居が高くて行きにくいという方も多いかもしれません。
この番組を通して少しでもクラシックに興味を持っていただくことができると良いですね。 番組をご覧いただくと、当たり前のことではありますが、出演者一人ひとりに個性があって演奏の間に見せてくれる表情も皆違うのがわかると思います。コンサートホールで聴く生の演奏もそれと同じで、一人ひとり個性があってとても素敵です。CDを聴くだけでは決して味わえない世界があるので、モーツァルト王をご覧いただくのをきっかけに、是非演奏会にも足を運んでいただければなと思います。

これから挑戦される方へのアドバイスをお願いします。

参加者を公募するということは、プロの演奏家と番組で対決することもできるかもしれません。とてもいい経験になると思うので是非頑張ってください。
特にこれというアドバイスも思いつかないのですが、強いて挙げるとすればやはり練習するということでしょうか。一度立ち止まって冷静に考えてみると、なんとなく勢いで弾いてごまかしていた部分を見つけることができるかもしれません。


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