崎谷明弘さん(学生会員)がハエン賞国際ピアノコンクール(スペイン)で優勝・聴衆賞

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2014/05/03

崎谷明弘さん(当協会学生会員、2005ピティナ特級銀賞)が、スペインで行われていた第56回ハエン賞国際ピアノコンクールで優勝、合わせて聴衆賞・スペイン音楽特別賞を受賞しました。

崎谷さんは高校卒業後、パリ国立高等音楽院に留学してジャック・ルヴィエ氏に師事。現在は、東京芸術大学大学院に在籍して、迫昭嘉氏に師事しながら、活発な演奏活動を行っています。

日本人の優勝は、師匠の迫昭嘉氏ら数名のみ。1998年の青柳晋氏(現・東京芸大准教授)以来16年ぶりの快挙となりました。

崎谷明弘(ハエン国際ピアノコンクール)
Photo (C)Jose Maria Ortega "Sitoh" / Diputacion de Jaen

◆崎谷さんのコメント
「このような歴史ある大きなコンクールで優勝することが出来、感無量で、まだ実感が湧いてきません。先生や大学、家族、友人、そして生徒達の温かいサポートに心から感謝しています。自分が今ここに立っていられるのは、彼らの力のおかげです。また、楽器会社さんやレコード会社さんの惜しみない支援にも感謝の言葉が見つかりません。

尊敬する先生と同じ舞台で同じ賞を頂けたこともとても名誉に思います。まだ自分はまだ師匠の足下にも及びませんが、将来音楽業界に恩返しが出来るように頑張って参りたいと思います。

これからは日本はもちろん、世界に通用するピアニストを目指し、活動して行きたいと思います。また次代につなげられるように、教育活動も勉強します。
この度は本当にありがとうございました。」

◆コンクールでの演奏曲
第1次予選 バッハ:平均律第2巻第14番、リスト:ラ・カンパネラ、ラフマニノフ:練習曲「音の絵」Op.39-9、メシアン:聖母の眼差し

第2次予選 ベートーヴェン:ソナタ第11番、グラナドス:わら人形、Alejandro Roman:"Gaiena, diez paisajes jienenses"(共通新曲課題)

第3次予選 ブラームス:ソナタ第3番、ドビュッシー:版画、デュティーユ:コラールと変奏

本選 ベートーヴェン:ピアノ協奏曲第5番「皇帝」

◆コンクール公式サイト
Concurso Internacional de Piano Premio 'Jaen'

◆崎谷明弘(さきや・あきひろ)
6歳よりピアノを始める。ヤマハマスターコース、県立西宮高校音楽科を修了後、渡仏し、国立パリ高等音楽院にて入学時から卒業時まで満場一致の首席の成績を修める。ピティナ・ピアノコンペティションにおいてD級金賞・特級銀賞、福田靖子賞選考会優秀賞第一席(第2位)、日本音楽コンクール第3位をはじめとする国内コンクールに上位入賞、全日本学生音楽コンクール、カラブリア国際ピアノコンクール、リヨン国際ピアノコンクールで優勝を果たし、2013年には第59回ブゾーニ国際ピアノコンクールにて1位なしの第3位に入賞する。近年は欧州と日本を中心に精力的な演奏活動を展開。大阪交響楽団、日本フィルハーモニー交響楽団、ハイドンオーケストラ等と競演多数。現在東京藝術大学修士課程在籍。これまでに渡辺純子、鳥居知行、クラウディオ・ソアレス、荒木美佳、ジャック・ルヴィエ、迫昭嘉の各氏に師事。1988年10月16日生、神戸市出身、千葉県千葉市在住。


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