糀場富美子先生が芥川作曲賞を受賞

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2006/08/28

 評議員の糀場富美子先生が、新進作曲家を対象にした第16回芥川作曲賞の選考演奏会(サントリーホール)を経て、芥川作曲賞に選ばれた。受賞作品は、「未風化の七つの横顔~ピアノとオーケストラのために」(2005年初演)。戦後60年、広島・長崎における原爆の記憶が日々風化していく中で、「未だ風化していない、いや風化させてはならない」という思いが、タイトルに込められている。憤りや怒り、悲しみ、祈りの気持ちを、ピアノを語り部として7つの楽章で表現したという。

 今回最終選考に残ったのは、全33作品中3作品。糀場先生作品は「無駄がなく、美しくありつつも、過度なセンチメンタリズムに流されることもない」と高い評価を受けた。

 糀場先生はお子様が二十歳になった時、『これから自分の為に時間を使いたい』と告げたという。「これからは、現在の年齢マイナス20歳だと思って頑張りたい。ピティナの先生方の中にも、お子さんを育てながら頑張っていらっしゃる方も多いと思います。諦めず「継続は力なり」という言葉を信じて、お互い頑張りましょう!」と、熱いエールを送って下さった。


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