« 前の記事  | 

AI時代のピアノ指導の新たな可能性

文字サイズ: |
2025/05/22 執筆:専務理事 福田成康

日々進化するAI技術は、ピアノ指導のありかたも大きく変える可能性があります。

既にAIを活用する先生方へのインタビューからは様々な可能性を感じました。多忙な先生方にとって、レッスン準備や教材作成の時間短縮は大きな恩恵です。また、動画からの演奏分析など、AIならではの客観的視点が指導の幅を広げつつある様子もうかがえました。

興味深いのは、AIを使う過程で「人間にしかできないこと」の価値が再認識されていることです。生徒との信頼関係構築や、言葉を超えたコミュニケーション、個性を引き出す感性は、AIでは決して代替できない指導者の強みです。

教育格差の解消という明るい展望も見えてきました。地域や環境に関わらず、質の高い音楽教育へのアクセスが広がることは、ピティナの理念にも通じます。

AIという新たな協力者と「2人3脚」で歩みながら、人間だからこそできる温かな指導の価値を再発見したいと思います。

【GoogleAdsense】
ホーム > 今週のコラム > ニュース > > AI時代のピアノ指導...