ピティナ・CrossGiving

  • この活動は、支援の受付を終了しました。以下は、2015年5月31日時点の記載です。

被災地にピアノを届ける会

実行委員長:庄司 美知子先生(正会員)
CrossGiving登録年度:2011、2012、2013、2015

東日本大震災で被災しピアノを失った学校やご家庭に、今こそピアノを届けたい。

震災から4年が経過した2015年5月30日、仙台と石巻を結ぶ鉄道が再開し、新たな復興への道のりを感じるニュースも続いています。しかし、例えば災害公営住宅は建設が大幅に遅れています。2015年6月13日の河北新報では、石巻の仮設住宅で住民の2割に喘息の疑いがあるという報道がなされました。
そのような複雑な現実の中、「被災地へピアノをとどける会」は音楽に夢を託す子どもたち・若者たちからのお手紙をいただくことがあります。
「中学生の頃からの音大合格の夢が叶いました。」
「当時中学2年生でした。受験直前にピアノをとどけていただき、何とか音高に入学することができました」
「親子で震災の語り部としてコンサートを行い、ご寄付をいただきました。その一部を『とどける会』に寄付します」
寄贈者・寄付者からのご厚意に対して、この方たちが「音楽」をもって報いようと決意していることが何よりも嬉しいことです。多くの支援団体が、2015年時点で既に活動を停止していますが、「とどける会」は細く長く、活動を続けていきます。皆様のあたたかいご支援を賜わりますよう、お願い申し上げます。

代表挨拶
庄司 美知子先生

あるお母様からのお手紙です。
「東日本大震災から4年が過ぎ、私たち家族は未だに仮設生活です。でも前に進まなければなりません。娘が幼稚園の先生になりたい、ピアノの楽しさを伝えたい、と言ってくれました」
ピアノの支援希望は、少しずつですが今も途切れることなく続きます。しかし、支援希望の数に対して、寄付されるピアノの数は足りていません。生活の再建・維持ができても、子どもにピアノを与えるところまでは、という各家庭の現実は、被災地ではまだまだたくさんあります。どうかご支援を頂きますよう、また、われわれの活動の様子を拡散して頂けたら幸いです。

活動報告

寄贈台数:総計446台(2015年8月1日現在)
グランドピアノ…61台
アップライトピアノ…183台
電子ピアノ…148台
電子キーボード…54台

届け先:
保育所・幼稚園38ヶ所、学校(小・中・高・短大等)97ヶ所、個人218ヶ所、その他公共施設等57ヶ所。
都道府県別/宮城県257ヶ所、岩手県98ヶ所、福島県40ヶ所、その他(転居中の首都圏など)13ヶ所。

会計報告(2014年6月1日~2015年5月31日):
収入…7,978,689円(寄付金、寄贈者が負担する運搬費、利息等雑収入)
支出…8,989,426円(ピアノ運搬費、楽器購入費、楽器調整費、コンサート経費、交通費、通信費、事務用品費、雑費等を支出)
残高…1,897,703円(2015年5月31日時点)

この活動は、CrossGivingを通じての支援受付を終了しました。

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