出演者インタビュー
掲載日級名お名前
2017/3/13特級 [グランプリ] 尾崎 未空さん

ピアノソロとアンサンブルそれぞれの面白さを少しでも味わっていただけたらとても嬉しいです!

1996年生まれ。2008年 エトリンゲン国際青少年ピアノコンクール(ドイツ)第5位。2009年 浜松国際ピアノアカデミーコンクール第3位およびモスト・プロミシング・アーティスト受賞。この年に めぐろパーシモンホールにて初めてのソロ・リサイタル開催。2010年 ピティナ・ピアノコンペティションJr.G級金賞。いしかわミュージックアカデミーIMA音楽賞。2011年e-Pianoジュニアコンペティション(アメリカ)第4位。第5回福田靖子賞選考会優秀賞。2012年 モスクワ国際青少年フレデリック・ショパン・コンクール(ロシア)第3位。2014年 ショパン国際ピアノコンクールin ASIA プロフェッショナル部門アジア大会金賞。ルービンシュタイン国際ピアノコンクール(イスラエル)セミファイナリスト。第40回ピティナ・ピアノコンペティション特級グランプリ、文部科学大臣賞。これまでに東京フィルハーモニー交響楽団、大阪フィルハーモニー交響楽団、東京交響楽団、リトアニア国立交響楽団、ミネソタ管弦楽団、ポーランドクラクフ室内管弦楽団、ポ─ランド・シレジア管弦楽団等と共演。国内外にて多くの演奏会に出演。昭和音楽大学ピアノ演奏家コース3年、同附属ピアノアートアカデミー在籍。江口文子氏に師事。

第1部、第2部出演

演奏曲目
第1部(ピアノソロ)/チャイコフスキー=プレトニョフ編:組曲「くるみ割り人形」
第2部(室内楽)/シューマン:ピアノ五重奏曲 変ホ長調 Op.44 第1楽章

ピアノを始めようと思ったきっかけを教えてください。

4歳のときにピアノを習い始めました。兄が弾いているのをいつも聴いていて私も自然と始めました。みんながピアノを習うものだと思っていたみたいです。

お兄様の影響が強かったのですね。ピアノのどんなところがお好きですか。

ひとつの楽器で表現の可能性がどこまでもつきないところがとても惹かれます。続けていくごとに発見していくことも沢山あるのでとても面白くて好きですし、いろんな喜びを味わうことができるのでずっと弾いていたいなと思います。

いかにピアノに魅力を感じていらっしゃるのかが伝わってきます。レッスンに励むことで成長したと感じることがありましたら教えていただけますか。

前まであまり気づかなかったことですが、ピアノが自分のいいところやあまり上手くいっていないところ、改善のできそうなところなどを教えてくれているのかなと感じることも、この頃少し出てきました。

ピアノから教えてもらうことがあるのですね。レッスンに励む中でつらいと感じたことがありましたら教えていただけますか。

1人で練習しているときや、またはレッスンでおっしゃっていただく言葉から、ふと自分が勉強不足だということを感じることがあります。いろんなことを知るのは好きなのですが、演奏と結びつける難しさを感じたり、単にもっと知らなければいけないことが多いと思うときなどにも大変さを感じたりします。

まだまだ知らなければならないことがあると感じてらっしゃるのですね。先生はどんな方でしょうか。

とても長いこと江口先生にお世話になっていますが、いつも温かく見守って下さっていて心から信頼しています。先生のお話される言葉からはとても不思議な力を感じ、レッスンでは厳しいこともありますが、その魔法のような言葉から今までたくさんの勇気をいただきました。いつも支えて下さっているんだなと感じています。

素敵な先生ですね。特級グランプリを受賞して変わられたことはありますか。

たくさんの機会をいただけていることがとても嬉しく、今までで1番一年間が楽しみな年始を迎えられました。

素晴らしいです。 以前グランプリに輝いたお兄様は未空さんにとってどのような存在でしょうか。

小さいときは家で兄が弾くのをいつも自然と耳にしていたくらいなので何かかけ離れた人というよりもとても身近な存在です。私のこともとても応援してくれていますし、家族としてたくさん支えてくれています。

結果発表のあった表彰式の日はものすごい嵐でしたが、この日もお兄様が駆けつけていらっしゃいましたね。今回の入賞者記念コンサートでは「くるみ割り人形」と「ピアノ五重奏曲 変ホ長調 op,44 第1楽章」を演奏されます。選曲の理由を教えてください。

たくさんの方がいらっしゃるこのコンサートで、会場が温かい雰囲気になればいいなと思いました。「くるみ割り人形」は皆さんに楽しんでいただきたいという気持ちと、私も弾きたい曲だったことで選びました。組曲の7曲が踊りの曲だったりバレエの場面の中の曲だったりと、はっきりした性格を持っていてそれぞれが面白いです。
シューマンのピアノ五重奏もとても弾きたいと思っていた曲でした。アンサンブルとして演奏する5人の持つ各々の音楽がいきる素敵な作品だと思い、またこの曲のもつ力強さや美しさにも惹かれていました。どちらもこの機会に演奏できることがとても嬉しいです。

両曲とも以前から演奏したいとお考えだった曲なのですね。ソロと室内楽を演奏される際、特に注目してほしい箇所はございますか。

ソロ曲は1人で演奏をするので考えや自分の感じていることがよりダイレクトに届くと思いますが、アンサンブルは共演者とのかけ合いや息遣いやお互いの支えがあってできる音楽なので、より音楽が生まれる瞬間を感じることができるのかなと思います。それぞれの面白さを少しでも味わっていただけたらとても嬉しいです。

ソロの演奏はもちろん、夏のコンペティションではなかった室内楽も楽しみにしています。コンサート本番ではどのような気持ちで演奏したいのかお教えください。

コンクールのときに立ったこのホールのステージで、今回は記念コンサートで演奏できることをとても幸せに感じています。その喜びと、いつもそばで支えて下さる人々への感謝を、音楽とともにお伝えする気持ちで演奏したいと思います。

ありがとうございました。最後に今後の目標を教えていただけますか。

これからもいろんな経験や刺激を大事にして、新鮮な気持ちをもって学び続けていきたいです。

Youtube - 決勝での演奏

チケット
  • 2017/03/20(月・祝)
  • 第 1部 13:00~開演/第2部 16:30~開演
  • 【会員・学生】各部(自由席/指定席):3,000円
  • 【一般】各部(自由席/指定席):3,500円
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