出演者インタビュー
掲載日級名お名前
2016/01/22C級安井 七海さん

ステージに立つことが好き 曲の表情を大切に挑んだ全国大会

やすいななみ◎2003年11月生まれ。6歳よりピアノを始める。ピティナピアノコンペティション全国決勝大会にて2013年連弾初級A入選、2015年C級金賞。中国ユース音楽コンクールにて2013年小学3、4年生の部本選優秀賞、2014年小学5、6年生の部本選優秀賞。2015年第5回日本バッハコンクール全国大会5、6年生B金賞及びベスト賞。ピアノを西佳子先生に師事。ソルフェージュを三上恭子先生に師事。

第1部出演

演奏曲目
ショパン:変奏曲 イ長調「パガニーニの思い出」

ピアノを始めたきっかけを教えてください。

両親は、私が生まれた時からピアノを習わせたいと考えていました。赤ちゃんの頃、どんなに泣いていても、母が歌うとピタリと泣き止んだそうです。2歳頃には、お腹から大きな声を出して歌っていたそうで、幼い頃から音楽が好きだった様です。1歳から6歳までリトミックを習い、広島へ引っ越したのを機にピアノを始めました。

幼い頃から音楽に親しまれてきたのですね。リトミックをやっていて良かったと思うことはありますか。

からだ全体で音楽を感じることができたので、自然に、楽しく、より音楽を好きになれたと思います。

では、今師事されている先生とはいつ、どのようにして出会ったのでしょうか。

小学校3年生のときに、とても熱心な先生だと知人に勧められ、師事することになりました。色々な曲を初見で素敵に演奏する先生を見て、私も先生みたいになりたいなと思いました。

初めてピティナを受けたきっかけは何でしょうか。

もともとステージで演奏するのが好きだったので、小学校1年生のときに、初めて受けてみました。素敵な盾を頂けて、とても嬉しかったのをよく覚えています。それ以来、 毎年受けています。ソロ以外に、4年生からは連弾、そして今年は2台ピアノにも挑戦しました。

毎年参加していただき、ありがとうございます。安井さんは、コンペと同様、ステップも毎年受けていらっしゃいますね。ステップでは、どのような目標をもって臨まれているのでしょうか。

コンクールや発表会のリハーサルとして受けることもありますし、練習曲のアドバイスをいただくために受けることもあります。

コンペとステップ、それぞれの長所を活かして受けていらっしゃるのですね。今年度のコンペの課題曲は、どのように選びましたか。

自分で楽譜を見たり、音源を聴いたり、この曲ならどのように演奏するかをイメージしながら選んでいきました。J. S. バッハ《インヴェンション》第2番は、2月のバッハコンクールでも弾いていて、私自身好きな曲でもあるので選びました。バルトークの《ソナチネ》とモーツァルト《ソナタ》は音源を聴いて気に入った曲です。どちらの曲もメロディーや中間部が好きです。シューマン《いとしい五月、お前はまたやってきた》は、ロマン派の曲の中で一番私に合っている曲だから、と先生が勧めてくださいました。

ご自身で主体的に曲を選ばれたのですね。予選通過後、どのように練習をされましたか。

モーツァルトは確かな拍子感を、シューマンは音色の変化を意識しました。また、ステップでいただいた講評を見直したり、アナリーゼ楽譜を読んだりしながら練習しました。ステップでの講評には、「このフレーズには作曲家のどのような思いが込められているのか」といったアドバイスがあって、曲について深く考えたり、調べたりするきっかけになりました。

ステップの講評やアナリーゼ楽譜も活用していただき、嬉しく思います。決勝大会に向けてはいかがでしょうか。

とにかく必死に練習しました! 本選で弾いた2曲には自分で納得できない部分がいくつかあったので、特に本選曲を中心に練習しました。モーツァルトはテンポの揺れをなくすことやミスを減らすこと、シューマンは長いフレーズで歌うことと、音色に変化をつけて表情を豊かにすることを心がけました。予選曲は、できないところを部分的に練習するようにしていました。

本選曲に重点を置きながら、4曲を練習されたのですね。決勝大会で入賞を知ったとき、どのようなお気持ちでしたか。

本番では少しミスもありましたが、全体としては思うように弾くことができたので自分でも達成感がありました。演奏を聴いていた祖父母や友達も「良かったよ」と声をかけてくれました。入賞を知ったときは、「やったぁ!」と飛び上がりたい程嬉しかったです。

金賞受賞、おめでとうございます! 入賞者記念コンサートでは、ショパン《パガニーニの思い出》を演奏してくださいますね。なぜこの曲にしようと決めたのでしょうか。

先生にショパンの曲を弾きたいと伝えたところ、この曲を勧めてくださいました。自分でもCDを聴いて、とても素敵な曲だと思いました。テーマがどんどん変奏されていき、高音がたくさんあるところやオクターヴ以上の跳躍がある箇所も気に入っています。

この曲を好きだという気持ちが伝わってきます。入賞者記念コンサート当日への意気込みを教えてください。

本番で高音がキラキラ鳴るように、そして自分らしく楽しく演奏できるよう、今練習を重ねています。また、コンクールの後、引っ越しをするので、西先生をはじめ、広島でお世話になった方々に感謝の気持ちを込めて、演奏したいと思います。

入賞者記念コンサートでの演奏、楽しみにしています。では今後の抱負を聞かせてください。

いろいろな曲に挑戦して、大好きなピアノに今まで以上に真剣に取り組んでいきたいです。そして、再び全国決勝大会のステージに立てたら嬉しいです。

Youtube - 決勝での演奏

チケット
  • 2016/03/21(月・祝)
  • 第1部 第1部 13:00~開演/2部 17:30~開演
  • 【会員・学生】各部:3,000円 通し券:5,000円
  • 【一般】各部:3,500円 通し券:6,000円
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