出演者インタビュー
掲載日級名お名前
2016/02/05E級鉄村 杏樹さん

憧れの全国大会で大好きな曲を弾ける喜び

てつむらあんじゅ◎1999年7月生まれ。5歳よりヤマハ音楽教室で学び始める。 2013年 第19回宮日音楽コンクール中学生の部 最優秀賞。 2015年 第5回鹿児島国際音楽コンクール(ピアノ部門)第1位受賞。 2015年 第43回宮崎県高等学校独唱・独奏コンクール(ピアノ部門)金賞グランプリ、及び九州大会銀賞受賞。 2015年ピティナコンペティションE級 地区大会にて宮崎県教育長賞、延岡市長賞受賞。全国決勝大会銀賞受賞、及び洗足学園前田賞受賞。 今までにピアノを松村英臣先生 マスタークラスにおいて吉永哲道先生、國谷尊之先生。作曲を西岡瞳先生。 現在、池川礼子先生、赤松林太郎先生、有森博先生に師事。

第1部出演

演奏曲目
スクリャービン:2つの詩曲 Op.32

ピアノを始めたきっかけを教えて下さい。

母がピアノの先生をしていて、3歳の頃にリトミックに興味を持ち始め、手ほどきを受けました。それから、5歳の時に友達に誘われてヤマハのグループレッスンに通い始め、同時にピアノを習い始めたことがきっかけです。

クラシックピアノが身近にあったのですね。

はい、どの作曲家の音楽を聴いていたかは覚えていませんが、小さな時からクラシックに触れていました。

今教わっている先生との出会いやエピソードを教えて下さい。

中学生の時から、池川礼子先生に師事しています。心温かい先生で、とても熱心なご指導を頂いています。先生の門下生たちによる発表会に初めて参加した時、先輩方の演奏に心を打たれました。素敵な憧れとして目に映ったことを覚えています。

コンクールへ初めて出場したきっかけはどのようなものでしたか?

先生に勧められたことが出場のきっかけでした。中学生の頃から毎年出場するようになり、次第に「私もタイトルをとってみたい」と思う様になりました。今年は課題曲を見た時に、私の好きなフォーレの即興曲があったので、更に出場の気持ちが強まりました。小さな時から好きだった曲なので、今回練習していて楽しかったです。

選曲する際には、真っ先にその曲を決められたのでしょうね。その他の曲はどのように決めましたか?

自分が気に入った曲を選び、先生と相談してプログラムを作りました。バロックスタイルでは、例年はバッハを選んでいたので、フランスの作曲家であるクープランに挑戦しようと思いました。

予選通過後、本選へ向けてはどのような練習をしましたか?

ハイドンのソナタでは、管楽器の響きをイメージして練習をしました。本選曲の中で一番ハイドンが大変だったので、実際に交響曲を聴いて響きを作っていきました。アルベニスの組曲では、フラメンコの映像を観たり、アルベニス作曲のギター曲や、私が弾く曲のギター演奏版を聴いたりして、イメージを固めていきました。

本選へ向けて入念な準備をしていったのですね。決勝へ向けてはどのような練習をしましたか?

今回、初めて全国大会への進出が決まったので、行けることに満足していました。更に大好きな曲を決勝でも弾けるので、嬉しく思い、心を込めて練習をしました。本番直前には、全国大会へ出場する同じ門下生たちとホール練習を出来たことも良かったと思います。

本番の演奏はいかがでしたか?

ハイドンは楽しく、アルベニスは上手く弾けたと思います。舞台へ上がる前は緊張をほぐす為、体を動かし、深呼吸をしていたのですが、本番では緊張することなく楽しく弾くことが出来ました。

沢山の努力をしたからこそ楽しく弾けたのですね。入賞を知った時はどのような気持ちでしたか?

ただただ、全国大会の会場で弾けることが嬉しかったので、まるで夢のようで信じられないと思いました。それと、努力は裏切らない、とも思いました。

入賞、本当におめでとうございます。入賞者記念コンサートでは、スクリャービン作曲の「2つの詩曲」を演奏されますが、選曲した理由を教えてください。

先生が選んでくださった候補の中から決めました。この曲は2つの異なる小品から成り立っていて、静かな1曲目と激しい2曲目の対立する感じを出したいと思っています。

それでは、入賞者記念コンサート当日への意気込みを教えて下さい。

今年の夏に行われた、特級ファイナルを聴いてとても感動しました。同じホールで演奏出来るなんて夢のようです。心を込めて演奏したいと思います。

杏樹さんの演奏を心待ちにしています。次の目標に向けて抱負を教えて下さい。

夢だったオーケストラとのコンチェルトを予定しています。それに向けても精一杯頑張りたいと思います。

Youtube - 決勝での演奏

チケット
  • 2016/03/21(月・祝)
  • 第1部 第1部 13:00~開演/2部 17:30~開演
  • 【会員・学生】各部:3,000円 通し券:5,000円
  • 【一般】各部:3,500円 通し券:6,000円
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