1.概要
学校の音楽室へピアニストがやってくる!
2005年から始まり、これまでに延べ600校で実施(2011年度終了時点)、50,000人以上の児童が参加したことになりました。支部・ステーション主催、文化庁派遣の利用、ステップの開催に併せての実施、などと拡がりを見せ、地域社会に密着した音楽教育活動の一環となってきています。
事業名:ピティナ・学校クラスコンサート
目 的:質の高い演奏者を小学校の音楽室へ派遣し、1クラス単位の少人数で、自由に動きながらプロの演奏家と直接に触れ合い、間近で演奏を見聞きし、共演することで、音楽の感動を肌で感じてもらう。
主 催:一般社団法人 全日本ピアノ指導者協会(ピティナ)
会 場:小学校の音楽室
対 象:小学校4年生前後の児童
日 時:平日の午前中、音楽の授業にて1クラスずつ2-3クラス
演 奏:ピアノ(+他楽器)
費 用:なるべく学校のご負担のない形での実施を考えたいと思います。ご相談くださいませ。
※事前のピアノの調律は学校のご負担でお願いしております。
「ピティナ・学校クラスコンサート」は、体育館に全校生徒を集めて実施する芸術鑑賞教室とは違い、演奏者との「距離の近さ」にこだわって実施しています。音楽室で1クラスずつ行うことで、演奏者の息遣い、指の動き、鍵盤や弦の動く様子などを、間近で体感することができるのです。
小学校4年生前後の子どもたちは、特に感受性が高く好奇心が豊かです。目の前の演奏者の動きに驚き、ピアノの響板に触れたりピアノの下にもぐったり、音の振動を体で感じ、ピアノという楽器への興味を新たにします。演奏を聴いた後、授業で習っている歌や校歌を一緒に歌ったり合奏したりする時間を設けています。「何歳からピアノを弾いているのですか?」「何曲ぐらい頭の中に入っているのですか?」「その楽器の値段はいくらなのですか?」子どもたちの自由な質問に、演奏者は一つ一つ丁寧に答えていきます。
「指の動きが、目で追いつけないくらい速くてびっくりした。ピアノを弾くって大変なのだと思った。」「ピアノの中を見たら、部品がいっぱい動いていて驚いた。」「弾いているときピアノに触っていたら、ビリビリした!」などと、子どもたちから新鮮な驚きの声が上がります。演奏者がその場で子どもたちの興味に応じて一緒にコンサートを作り上げていくことも、ピティナ・学校クラスコンサートならではの特徴です。
このような活動にご賛同くださる演奏者、ピアノ指導者、協賛企業、教育委員会など、皆様のお力添えのもとで、全国各地の小学校の音楽室でコンサートを実施しております。「私たちの学校の音楽室にピアニストがやってきた!」この感動を一人でも多くの子どもたちにお届けしたいと考えています。
プログラム内容例(学校ごとにアレンジ)
♪ ショパン『黒鍵』 (ピアノソロ)
♪ シューマン『トロイメライ』 (ピアノソロ)
♪ シュライナー『インマー・クライナー』 (クラリネット&ピアノデュオ)
♪ ハーライン『星に願いを』 (クラリネット&ピアノデュオ)
♪ 『オーラリー』 (リコーダーアンサンブルで生徒と共演)
♪ 校歌合唱 (生徒と共演)
実施のお問合せ
地元の学校でも実施したい!など、お気軽にお問合せください。
※演奏者派遣の都合上、ご希望に添えない場合がございますので予めご了承ください。
一般社団法人 全日本ピアノ指導者協会(ピティナ) 学校クラスコンサート係
〒170-8458 東京都豊島区巣鴨1-15-1
TEL:03-3944-1583 FAX:03-3944-8838 school@piano.or.jp