自分が特級グランプリということが、少し前までは夢なんじゃないか、寝て起きて違っていたらどうしようと思うことがありました。ですが、今後のスケジュールなどをメールでやりとりしている中で、だんだんと実感が持てるようになって、より一層、頑張らないと！という気持ちでいます。チャイコフスキーのピアノ協奏曲1番でオーケストラと共演できたことも、一生の思い出です。

最近、年長の次男がピアノを始めた。定休日は次男のピアノ担当が回ってくる。どーれーみーうん！こんな程度の曲なのに何回でも間違える。「喉乾いた」だの「暑い」だのが始まる。教えるというよりなんとか盛り上げて座らせているような感覚だ。その合間も三男が「僕も！」と絵本を持ってよじ登ってくる。たった30分くらいの練習なのにどっと疲れる。小さい子を教える先生たち、そして子どもにピアノを習わせているお母さんたちはこんなに大変なのか―。