2019

出演者インタビュー(E級:澤田 幸希さん)

第2部
13.澤田 幸希/E級[金賞]
当日の演奏曲目
  • サン=サーンス:第5協奏曲のフィナーレによるトッカータ Op.111-6
飛び級で深まった作品理解
Q:飛び級での金賞、たくさんの方に支えられての受賞だったと思います。思い出す言葉、エピ ソードがありましたらお教えください。

金賞で名前を呼ばれた時は、言葉にできない喜びがこみ上げるとともに、どんな時も熱心にご指導してくださった先生の優しい笑顔が目に浮かびました。表彰台から先生の姿を見つけた際は、支えていただいたこの夏の日々を思い出し、思わず涙ぐみそうになりました。
E級は僕にとって2階級の飛び級なので大きな挑戦でしたが、より良い音楽を目指して努力した日々は、大変な中にもやり甲斐と充実感を感じるものでした。日々の練習が、単調な流れ作業になってしまわないように、出会った作品には愛着を持つこと、そして作曲家には敬意を持つことを大切にして練習に取り組んでいます。ピアノを弾くことも大切な練習ですが、作曲家の人生を知り、それぞれの作品が作られた当時の時代背景や政治的背景にも目を向けることが、作品に対しての深い理解に繋がると感じています。
Q:最近のマイブーム

ウィーン国立音楽大学で褒賞コンサートに出演させていただくことになったので、出発に備えてウィーンの歴史と音楽について調べるのが最近のマイブームです。
「音楽の都」と呼ばれるウィーンですが、なぜ作曲家たちはウィーンに集まったのか、なぜウィーンでなければいけなかったのかについて僕は調べています。それについてウィーン楽友協会資料館の館長さんの講演資料では、ハプスブルク家、カトリック教会、啓蒙思想との深い繋がりに触れており、やはりクラシック音楽は政治・宗教・思想との繋がりが強いことを改めて感じました。
ピアノで広がった世界

Q:ピアノを習ってよかったと感じることはありますか?

僕がピアノを習ってよかったと感じることは2つあります。
まず1つ目ですが、ピアノを毎日練習する習慣は、「練習を続けたら弾けるようになった!」という達成感を繰り返し味わうことができました。弾けるようになるためには、もちろん日々の地道な努力が必要です。しかし、努力の末にできるようになった喜びを知っていると、多少難しいことでもすぐに投げ出さずに、見通しを持って目標に取り組むことができるようになりました。ピアノで培ったこの力は、勉強やスポーツをする上でも大変役に立っていることを感じます。

次に2つ目ですが、ピアノを通して、普段の学校生活とは別の場所にも居場所ができ、住んでいる地域や年齢に関係なく、様々な人との出会いがあったことに感謝しています。ピアノを習っていなかったら出会えなかっただろう人、訪れることの無かっただろう場所、経験できなかっただろうことを、僕はたくさん経験させてもらいました。色々な人がいて、色々な考え方があって、世界はなんて広くて面白いのだろう。ピアノを通じてそんなことを考えました。それらの経験は、僕の視野や世界観を大きく広げてくれました。
 
1年の全ての出来事と出会いに感謝して
Q:入賞者記念コンサートへの意気込み
このような素晴らしい舞台で演奏できますことを心から嬉しく思います。サン=サーンスのトッカータは、1899年に作曲された「6つの練習曲」の中の1曲でエチュードになりますが、華やかな曲なので単独で演奏されることも多い作品です。「第5協奏曲のフィナーレによるトッカータ」の副題がついているので、時折そのモチーフが登場します。広い音域の アルペジオや跳躍、両手交互の和音連打などの技巧がふんだんにちりばめられているので、試行錯誤しながら練習しています。
この1年の全ての出来事と出会いに感謝しながら頑張りますので、どうぞよろしくお願いします。
全国大会の演奏

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