「懐メロ」にならない音楽が世代をつなぐ

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2022/08/25 執筆:専務理事 福田成康

ピティナの夏、コンペティションが閉幕しました。

2022年度の特級グランプリは、ベートーヴェンのコンチェルトを演奏した北村明日人さんです。結果を振り返り、全国大会の各会場で聴いたバッハのインベンションやモーツァルトのソナタを思い出しながら「古典」の存在に、あらためて思いを馳せています。

多くの人々が親しむのは、流行りの曲かもしれません。そうした曲のほとんどは、次々に移り変わり、それぞれの世代ごとの「懐メロ」になります。いっぽう歴史を経て定着した古典は時代・世代を超えて、北極星のように皆の目標となります。

ピアノ学習を通じて、もっと一緒に学ぶ場、人を育てる場を作りたい。ピアノ学習を世代や国を越えて人をつなぐメディアにする。古典の存在はそのようなビジョンを見せてくれます。

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